起きあがりこぼしは生命体か?
犀川創平botと西之園萌絵botのやりとりをまとめました。
犀川創平と西之園萌絵は森博嗣原作のミステリー小説「すべてがFになる」の登場人物です。
ちなみに犀川創平は建築学科助教授。西之園萌絵はそこの学生です。
この内容は劇中の会話ほぼそのままですね。
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot 有機と無機の定義は、現代では、もう非常に曖昧だね。もともと、生物を構成する物質を有機と名付けたんだからね……。つまり、それは生命体の死と同じように定義には使えない。
2010-02-13 02:03:31
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot そう、僕の認識ではね……、生物の定義は、やはり曖昧だ。自己防衛能力、自己繁殖能力、それに、エネルギィ変換を行うこと、それくらいかな……。しかしね、たとえば、木で作られた可愛らしい起きあがりこぼしを想像してごらん。
2010-02-13 02:18:14
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot いいかい?それは有機質だ。木でできているからね。それから、自己防衛能力がある。倒されても起きあがるだろう……。それに、ポテンシャルエネルギィを運動エネルギィに変換している。
2010-02-13 02:28:52
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot ところが、その起きあがりこぼしは、ものすごく可愛らしいんだよ。だから、それを一目見た人間はそれが欲しくなる。そのため、どんどん生産される。つまり、可愛らしいという自分の能力で、結果的には自己繁殖していることになる。
2010-02-13 02:48:06
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot 他の生物の助けを借りないと繁殖できない生物は世の中にたくさんいるよ。花が咲くのは、昆虫に可愛らしく見せて、自己繁殖の助けを求めているからだろう?
2010-02-13 02:54:56