9/17 #同題ssBSR まとめ お題「花売り」

同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

9/17～9/20(22:00) 　今回のお題は『花売り』 　提案者は鈴鹿@しかさんさんですさんです。ありがとうございます。　#同題ssBSR

葵 @aoi_YKM

【転生パロ長市】「アレンジをお願いします。友達の誕生日なの」「畏まりました。色のご指定はございますか？織田、市様」白と桃の、と言いかけてふと気付く…名前を名乗ったかしら。顔を上げれば白花が一輪。「嬉しい…市、お花屋さんになりたいと思っていたの、長政様！」/花売り #同題ssBSR

葵 @aoi_YKM

【転生パロ長市】夕暮れ時、慌てて来店した女性を見た瞬間に気が付いた。「アレンジをお願いします。友達の誕生日なの」「畏まりました。色のご指定はございますか？織田、市様」浮かんだ名前を呼びながら、彼女に約束の花を差し出す。そうだ、その顔が見たかったのだ、市！/花売り #同題ssBSR

高塚@パグ歴→初代ハチ→二代目空→三代目こいし。 @takatuka_masiro

佐かす/「おねえさん幾ら…ってお前かよ」情報収集の為裏道に咲き乱れていた花達の中から適当な一輪に声をかけるも見知った顔と臭いで肩を落とす。「…幾らで買いたい？」一仕事を終え精神が昂っているのか艶やかに笑んでいるかすがの髪や身体に紅い花弁が舞っていた。/花売り #同題ssBSR

名無し @aiueokstnhmyron

【第五天魔王】敵兵が口から血を吐き倒れていく。目立った外傷の無い彼らの死体はまるで悪霊にでも取り殺されたかのようだ。ぽたりぽたりと彼女が歩くと赤が落ちる。地面に落ちた血痕はまるで赤い花のようだ。だがそれは彼女には見えない。彼女の視界には暗闇しか無い。<花売り> #同題ssBSR

四ヶ所 @4kasho

【信長と女】「上総介さま、貴方さまだけでもお逃げを！」―叫ぶ女を担ぎあげたのは、信長の気紛れだったのかもしれない。ただ、その透けるような肌が赤い飛沫で汚れている様が気に入らなかった。女は信長の腕の中でなおも喚いている。「黙れ、余の許可なく散る事は許さぬ」/花売り #同題ssBSR

イグアナくん @nkgmbs

【孫鶴】「生憎だがその花は売り物ではない」銃弾におののき、盛り前の蕾を手折ろうとした無法者は散り散りに逃げていく。「大事ないか」「ねえさまぁ……っ」背中からひしと抱きつく細腕を無邪気だと苦笑する天鳳は、海花の蕾も薄く色づき綻びが近いことにまだ気づかず。〈花売り〉 #同題ssBSR

白山りき@bsr用 @rikis_b

【小政】花を買ってくれませんか。小十郎と二人お忍びで歩いているとこうして稀にすり寄ってくる女ども。悪いな、コイツはすでにオレをお買い上げなんだ。態と蓮っ葉にそう言って追い払うと、小十郎がしかめ面だ。いいだろ、別にある意味間違っちゃいねぇんだからよ。<花売り>#同題ssBSR

白山りき@bsr用 @rikis_b

【佐幸】花を買ってくれませんか。主に話しかけた女を捕まえ締め上げる。見せつけるような胸の谷間に手を突っ込めば予想通りのくないが挟まっていて。だが「破廉恥だぞ佐助！」「ぐはっ！」…逃げたくのいちは部下に追わせたが、さてこの危険な職業をどう説明しようかねぇ。<花売り>#同題ssBSR

総＝そた@なりなり @sota_narinari

【成就】「ちょいと、お兄さん？安くしとくからさぁ、買っておくれよぉ」甘ったるい声音が響く独特の雰囲気と香りがある場に自身が居る事に、やはり違和感を覚える。周りの声を聞かずに見ずに、真っ直ぐと目当ての者を探し出す。……居た。翠の着物の者が。/花売り #同題ssBSR

総＝そた@なりなり @sota_narinari

【成就】毎夜、ご苦労な事よ。煙管を口から離し、煙と共に息を吐く。長い前髪を垂らし、大股で近付く男に妖艶な笑みを浮かべる。我を買い、交わらぬ奇妙な男に口元を抑えて細く白い手で招いた。今宵はどんな遊びで楽しませてくれるのやら。我を組み敷いたら貴様の負けぞ―/花売り #同題ssBSR

総＝そた@なりなり @sota_narinari

【成就】駅近くの花屋にその者が居る。銀髪に長身で色素の薄い端正な顔に無愛想、接客業もとい花屋に似つかわしくない雰囲気の男。その存在に目を留める。すぐさま、歩きながら眼鏡をくいっと押し上げた。すると、こちらに気付き、小さく笑みをくれる。これが我の日課だ。/花売り #同題ssBSR

えすのじ @_uradonko

【親就】「よくお花を売りに来るあの娘…昨日あるお方が花を買い占めたそうよ」「それって…」「そういう事でしょう。しかもお相手が、珍しい髪の色で隻眼だとか…」庭の塀の向こうから響く噂話。四半刻もすれば真意を携えた間諜が来るであろうに、この、焼けつく焦燥は何か／花売り #同題ssBSR

えすのじ @_uradonko

【親就】溢れる花と香りに囲まれて男はやって来た。「町で売ってた花があんまりにも見事でよ」宿まで届けるというので断って駄賃を奮発したら驚いて帰っていった、と笑う姿がハタと止まり「…心配した？」「何の話だ」香りを嗅ぐ様に顔を埋める「竜胆、とは嫌味か」「さぁな／花売り #同題ssBSR

祀之 @shino_1009

【秀半】小菊に竜胆、季節の花を籠に入れ売り歩く娘の声に秀吉の足が止まる。「秀吉？」「いや何でもない」表情を変えたのは半兵衛の方だった。(まだ忘れられないんだね……僕もだよ秀吉…)過去、秀吉の近くに花のように弱く、だが彼の進む道を理解した娘がいたことを。<花売り> #同題ssBSR

喨々 @asagiparty00

「桜って言えば…千本桜！吉野の千本桜は最高っス！」「千本桜と言えば、上田城の千本桜でござる！」「えー！でも【義経千本桜】って吉野っスよー！」「ぐっ…」幸村が黙り込む。「まーまー ！桜が綺麗ならどちらでも良いじゃない！」慶次は二人に桜吹雪を振りかけた。＜花売り＞#同題ssBSR

森居 @ub_morry

【親就】夜の街には春を鬻ぐ女達が提灯を下げて点々と立っている。彼女らと酔客の交渉を聞き流し帰路を歩んでいた元親は、知った顔を見た気がして振り返った。目が合ったのは提灯を手にした鋭い目つきの少年。その気が無いと知るやすっと笑みの消えた顔がまた、似ている。/花売り #同題ssBSR

くちなわちゃん @ETetSS

【伊達いつ】逆剥けの手を隠し眉尻を下げる少女。｢おら､姫さんとは違うから､良いんだべ｣めんこくねえけど｡きれいでねえけど｡成る程春と銭とを引き換える乙女達とは異なるが、花より腹に溜まる恵みを育む小さな体が｢姫さん｣を迎えて然るべき侍には愛おしいのだった。/花売り #同題ssBSR

閑井嵩 @syusizu

【忠勝】己に必要なのは、戦場で決して傷つかぬ躰。決して敵を寄せ付けぬ名槍。其以外は不要なはず。だが｢はい、忠勝さま｣花売りの少女から渡された小さな花。｢いつも守ってくれてありがとう｣その手を包み込むように受け取って、ありがとう、と声なき声で呟いた。<花売り> #同題ssBSR