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追悼 山崎豊子さん「インタビュー『沈まぬ太陽』を心に持って」 http://t.co/YQ1XeJ5CyH 『大地の子』を書きあげてから主人公の陸一心さんが私の胸の中に座ってしまって何も考えられなくなっていました。自分の気持ちを何とか動かさなければとアフリカへ行くことにしたのです
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山崎豊子さん:私は未知の国に行くときは、時間をムダにしないように、その国をよく知っている人を探すことにしています。そのとき後に小説の主人公の恩地元さんの原型ともいうべき人に出会いました。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:穏やかで何をたずねても造けいが深く、ご自身の見識を持っておられ、単なるアフリカ通ではないことが感じられました。あれこれお聞きしていると、元航空会社の社員としての経歴を、ポツリポツリと話してくださいました。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:まさに現代の「流刑の徒」だと思いました。航空会社の労働組合委員長として、「空の安全」を守るために利益優先の会社とたたかい懲罰人事で10年間も中東、アフリカへ左遷させられ、国内の組合員も一般社員から隔離され、差別される。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:仲間も言います。「僕らは仕事が終われば家族がおり、友人と語れる。あなたは365日、24時間孤独ではないか」。でも、自分が節を曲げたらこの組合はだめになる、「空の安全」は守れなくなるという思いがあるのですね。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:彼は「私が辞めたら悲しむ仲間がいる。その一方で丸の内の本社で祝杯をあげる会社や第二組合の人間がいると思うと辞められなかった」とおっしゃいました。彼には不条理は許さないという激しい怒りがありますね。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:会社側や御用組合がしいる不条理を受け入れることは精神的奴隷にほかなりません。やはり、不条理を拒否する意志の力と人間としての誇りが彼にはあったのだと思います。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:小説には書きませんでしたけれど、彼が10年にわたる左遷から日本に帰られたときに、組合員の方々の家を訪ねて回ったそうです。「私についてきたために職場で差別を受け、ご家族にもご苦労をおかけしました」と。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:テヘラン空港で日本へ帰る奥様が二人の子どもの手を引いて搭乗機に向かっていきます。彼はアフリカへ向かう飛行機に乗る。そのときに「声をかけたけれど、妻は振り返らなかった。その後ろ姿を見ながら泣きました」と話してくださいました http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:私はこの場面を小説に書くとき、泣きながら書きました。奥様に会って、「なぜ振り返らなかったのですか」と聞きました。「振り返ったら崩れます」と奥様はおっしゃいました。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:会社はこんなことまでしていいのでしょうか。私は、このことを知って、航空会社がどんなに取材を妨害したり、誹謗中傷してこようと、最後までこの作品を書きあげなければいけないと思いました。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:あの会社は、あれだけのことをして、反省もしないで「組合側にたった一方的なでっちあげの小説だ」という怪文書を流し、一部のマスコミが掲載しています。どこまでも低次元な会社で怒りを通りこして今はあきれはてています。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:最初、その航空会社の各職場を取材してから、それぞれの部署の担当役員のお話しをうかがいたいと申し入れますと、広報部長から「役員には責任があるから会わせられません」と突っぱねられました。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:取材は航空会社のOBの良心派と社内にいる良心派の協力で進めることになり地をはうような取材となりました。社内の人はよく協力してくださいました。もし私とコンタクトをとっていることが会社にわかると進退にかかわるかもしれません http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:整備、パイロット、運航、営業、計画等々と、職種は多岐にわたっていますから取材は大変でした。『大地の子』も大変だったのですがあの時は広い大地の中でここという場所を見つければ、あとはずっとそこを掘り下げていけばよかったのです http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:でも今回は多方面にわたっていたので、今でも夢でうなされるのは、原稿を書いている姿ではなくて、取材しているときなんです。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:名誉毀損で訴えられないようにするために、神経を尖らせて細心の注意をし、業者の納品書や領収書なども全部コピーして持っていなければいけなかった。小説を書くエネルギーもたいへんでしたが、本来なら不必要なエネルギーも消費しました http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:心に残ったのは、墜落する機内で妻子に書きのこした河口博次さんの遺書です。家族に対する深い愛情と人間の尊厳に満ちた言葉を、あの状況の中で書き残したことに感銘しました。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:じつは奥様にお願いして手帳を見せていただきました。横書きにぐっと大きく書いた上下左右に揺れている文字を見たときには涙が止まらなかったですね。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:遺体検視の取材も大変でしたが群馬県の医師会と歯科医師会の先生方が協力してくださって無惨な遺体検視の実相を書くことができました。未公開の写真を見せていただきましたが『白い巨塔』の取材の時に見た手術の比ではありませんでしたね http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:「カネ、カネ、モノ、モノといって、日本はいま精神的不毛地帯になりつつあることを警告したい」と、私が『不毛地帯』という作品で書いたのは21年前です。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:ところが、『会長室篇』を書いていて、21年前と日本は何も変わっていないと思い、ゾッとして、不気味な恐ろしさを感じました。それでも、私は警告し続けたいと思います。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:私は戦中派です。原稿に向かうとき、私の心にあるのは学徒動員のことです。男子は特攻機に乗って雲の向こうに死んでいき、私たち女子学生は全員、大学2年で軍需工場へ動員されました。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:そして、飛行機工場に動員された友人はB29に爆撃されて死亡しました。そのなかで生き残ったものとして、なまなかな生き方はできない。なまなかなものは書けないという思いがいつもあります。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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山崎豊子さん:寂しいのは使命感を持った友人が少なくなっていくことですね。『華麗なる一族』など私の作品を映画化してくださった山本薩夫監督が生きてらっしゃったら、『沈まぬ太陽』も映画にしてくださったのではないかと思いますね。 http://t.co/YQ1XeJ5CyH
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