「原発事故と科学的方法」読んだ人の感想等
- jun_makino
- 8549
- 0
- 10
- 17
アマゾンの予約をキャンセルして楽天に注文し直し、今日届いた話題の書。>「原発事故と科学的方法」牧野淳一郎 http://t.co/cXl3obSLbo
2013-10-07 19:29:48@nutv3V ちょっと冒頭を読んで驚いたのは、牧野先生はJCO臨界事故の時にも、今回の福島のように放射能の拡散予測を出していたこと。そして政府が情報を出し渋るのも、JCOの前例から完全に想定内だったらしい。
2013-10-07 19:48:00@nutv3V 逆に言えば(自分を含めて)多くの国民は、いかにJOCの事故を教訓にできていなかったということだろうな…。
2013-10-07 19:48:44@nutv3V そう言えば思い出したが、当時フランス人の先生が「JOCの臨界事故の時、自分のところには国際電話で安否を気遣う問い合わせが多かったのに、NHKでさえ事故の詳しい報道をやらず手品ショーを放送していた。一体日本はどうなっているのか?!」と怒っていたな。
2013-10-07 19:53:11@nutv3V 当時の自分はメディアを疑うことが全くできなかったので、その憤りにもあまり共感できていなかった。それは苦い思い出として記憶に残っている。
2013-10-07 20:02:08@nutv3V ところで一部で話題にされているツイートの引用の件だが、ざっと見たところ、牧野先生は自分のデータベース(日記)を主に使っていて、それらのツイートはその(ごく)一部という感じ。つまりしっかり引用としての主従関係は出来ているから著作権違反(?)にはならないだろう。
2013-10-07 20:07:51原発事故と科学的方法 (牧野 淳一郎)が届いたので読了。 シミュレーションで予想できていたことに対して安全マージンを削るのは、姉歯建築みたいだなと。 とにかく、自分の頭で考えることの大切さを学ぶ。
2013-10-07 23:57:08「原発事故と科学的方法」よみおわった。うん、やっぱり自分で考えないとならんね。自分も当時どっちかというと「大丈夫だという意見を信じたかった」みたいな気持ちが強かったのでね。
2013-10-08 01:26:171. 牧野さんの 本を 2冊 購入したので、何か まとまりのないことを つぶやいてみるかな。 1つは 理学書だし、もう 1つは 出版社の 惹句だと「思考の書」らしいので、きちんとした 評価が 必要ですけど ...
2013-10-08 16:35:092. 1冊目は『パソコン物理実地指導』1999年の 刊行。 書名に パソコンと 名乗ってるけど、UN*X 系の OS を 使ってる 読者が 対象のようだ。 出版元の 共立出版は、聖典 "プログラミング言語 C" を 出してるしね。
2013-10-08 16:46:333. "指導" は、赤木先生 (女性ですね) と 学生 A の 対話で 進められます。 汎用の 計算ソフトウェアを 使用せずに、C プログラミングを 組み立てていくのは、ちょっと 珍しい。 他には、芹沢正三著『C による初等整数論』くらいかな。
2013-10-08 16:55:573. 2冊目は『原発事故と科学的方法』。 悪の出版社による 惹句が「原発再稼働と 健康被害推定をめぐる 実践的な 思考の書」← すごい ! テーマが "日野本" とも 重なってるし。
2013-10-08 17:15:584. 事故直後、ツイッターによる 研究者たちの さまざまな 評価を 導入部に 置き、展開部では、惹句に 記された 2つの 問題について 検討が すすめられていきます。
2013-10-08 17:25:065. 読み進めると、影浦さんも その 過小評価を 指摘した Ben Monreal の スライドに 触れた 箇所が ありますね。 驚いて すぐに その 誤りを メイリングリストに 投稿したと。
2013-10-08 17:42:126. 牧野さんは 最初、事故の 規模を 推定するため 武谷三男編『原子力発電』の 記載を 参考にしています (これも 悪の出版社だ !)。
2013-10-08 17:45:477。ぼくも 持ってたけど 見つからないので、代わりに『原子力発電の安全性』を 参考にして 放出された 核種を 推定してみた (今、考えると 過小評価だったかも ... ) http://t.co/EuSvfLaypC
2013-10-08 17:56:41@jun_makino 全文読みました。引用が正当な理由を[1]から[5]に整理したので、ご報告します。[5.2]は冗談です。
2013-10-09 10:07:56@jun_makino 引用が正当である理由: [1] 本書は、実際の事故の過小評価に含まれる「誤解」を健全な科学的方法で解き明かす手法の伝授を目的としているから、実際の過小評価の例を引用することは、本著作に必須である。(続)
2013-10-09 10:08:46@jun_makino 引用が正当である理由: [2] 引用部分は明瞭に区別しており、著者も明記している。 [3] 引用した内容のほとんどは出版時点においてインターネット上に公開されており、何人も無料でアクセス可能な情報である。(続)
2013-10-09 10:09:35@jun_makino 引用が正当である理由: [4] この著作は一般向けの体裁を取っているが、牧野の「将来予測のための科学史研究」の一部をなしており、本著作で、特に物理学者の発言を引用することは牧野の科学史の研究上、必須である。
2013-10-09 10:10:35@jun_makino 引用が正当である理由: [5.1] 著作権法32条1項の解釈で、「主従関係」の必要性を述べた最高裁判例がある。 引用を主とし、著者の記述が従ではいけない、というものである。この点、------
2013-10-09 10:11:33@jun_makino [5.2] 著者の頭脳にひそむ人工知能マキーノは、時にアホなもののアホさをあぶり出し人工知能の高性能さを示さずにはいられなくなるという暴走の恐れがあり、論述のための引用ではなく、笑いをとるための引用が主となってしまう可能性もあった。(続)
2013-10-09 10:12:55@jun_makino [5.3] しかし、本著作は、巨大システムへの不信、科学的方法への確信、そして、深い人間愛が主題であって、引用部分は論旨明確化のための事実の記録にすぎない。 以上です。(会議ほどほどに)研究がんばってください。
2013-10-09 10:14:45@jun_makino 『原発事故と科学的方法』を購入して読み始めました。地震直後から福島原発のトラブル発生、そして事故へと進む焦燥感を思い出しました。関西の神戸に住んでいても恐怖を覚えましたから、あの事故は絶対きちんと検証しなければなりませんね。
2013-10-09 21:04:43