難治性うつ病はなぜ難治性なのか

北海道大学講師井上猛先生
7
aikider @sayoarashi

難治性うつ病はなぜ難治性なのか 北海道大学講師井上猛先生

2013-10-05 19:37:02
aikider @sayoarashi

作用機序の異なる2種類以上の抗鬱薬を十分量、十分期間(4週間以上)、十分に改善しない大うつ病性障害

2013-10-05 19:37:57
aikider @sayoarashi

抗うつ薬治療への治療反応性に基づいたうつ病のStage分類

2013-10-05 19:38:59
aikider @sayoarashi

Stage0抗うつ薬治療を受けたことがないStage11種類の抗鬱薬に非反応Stage22種類のことなる薬理作用の抗鬱薬に非反応Stage3・・・

2013-10-05 19:40:17
aikider @sayoarashi

Stage1以降のプレ難治性うつ病に対するエビデンスレベル

2013-10-05 19:41:03
aikider @sayoarashi

非定型、ミルタザピン、ミアンセリン、ω3脂肪酸の追加:A,A-

2013-10-05 19:41:44
aikider @sayoarashi

SSRIからブプロピオン、ベンラファキシン、ミルタザピンへの変更、SSRIからSSRIへの変更

2013-10-05 19:42:23
aikider @sayoarashi

レベル2以上では累積寛解率は頭打ちになる

2013-10-05 19:45:16
aikider @sayoarashi

SSRIが不十分であった場合、別のSSRIに切り替えることは有効な戦略でありうる

2013-10-05 19:46:06
aikider @sayoarashi

FLVやPXTを最高用量、6週間以上投与しても反応のない群で、他のSSRIに変更することで効果が得られた群があった

2013-10-05 19:47:54
aikider @sayoarashi

ラットの脳内透析実験では、一般にSSRIでドパミンは上昇しないが、セルトラリンではドパミンの上昇もあった。

2013-10-05 19:48:45
aikider @sayoarashi

難治性うつ病の要因と双極性障害の関連

2013-10-05 19:49:21
aikider @sayoarashi

難治性うつ病の要因・双極性障害との誤診、精神病性うつ病、メランコリー、非メランコリー、二次性うつ病、器質性疾患、不十分な治療・定義、不十分なアドヒアランス

2013-10-05 19:51:23
aikider @sayoarashi

難治性うつ病の臨床特徴(欧州研究):難治性と非難治性の比較

2013-10-05 19:51:58
aikider @sayoarashi

不安障害の併存、現在の自殺の危険性、2回以上の入院、メランコリー、最初の抗うつ薬へ非反応

2013-10-05 19:52:31
aikider @sayoarashi

難治性うつ病の長期転帰(北大):7年間+4年間の追跡調査

2013-10-05 19:53:43
aikider @sayoarashi

1995年の診断:単極21例、双極5例

2013-10-05 19:55:22
aikider @sayoarashi

最終観察時の診断:単極15例

2013-10-05 19:55:42
aikider @sayoarashi

当初単極と診断されたうちの6例が双極性障害へ移行。気分障害以外への診断変更はなかった。

2013-10-05 19:56:17
aikider @sayoarashi

難治性単極性うつ病の59%は誤診であり、実際は双極性うつ病であった。難治性単極性うつ病の38%は双極性障害であった

2013-10-05 19:57:18
aikider @sayoarashi

台湾のコホート研究で、治療困難例では非治療困難例よりも双極性障害への診断変更が多かった。

2013-10-05 19:58:24
aikider @sayoarashi

単極性難治性うつ病でリチウム増強効果が有効であった症例では双極性障害が多かった。

2013-10-05 19:58:40
aikider @sayoarashi

潜在性双極性うつ病と単極性難治性うつ病の比較:親族の双極性障害、リチウムの反応性の2つのみが予測因子

2013-10-05 20:00:20