- hadukino_tc
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最近はこちらでも活動中。
↓そのほかこんなのも。
↓こっからいつもの
閉じた瞼の奥で小さな星が一つ瞬いた。見逃すまいとして目を凝らしたはずみに、無数の光がちらつき始めた。相変わらず暗闇に迷っていた。君が起こしにきたが、僕のためではなかった。自分の安らぎを守るためだった。取りこぼしたものが重なったと判った。だから今夜は夢を見るまい。 #twpoem
2013-09-01 01:09:31雨除けの高架下で夜の子供達が夢と妄想の狭間を遊び倒す。大人達が咎める目を向けるのは居場所を奪われたからなのか。そこに出来た隙間ですら遊び場。いつか線を感じるようになるまで。線を越えるまで、越えられなくなるまで。高架下に飲み屋を探すようになるまで。 #twpoem
2013-09-08 19:58:58一人きり 埋もれて行く 朽ちて行く娯楽に 割り込んで来た 客への不快感 入り組んだ立体交差 共鳴する不協和音 今日も 大事なふりをした つまらない事に もがいて昇る しがみつき 他に何も 要らないふりをした 見透かされなければ それで良かった #twpoem
2013-09-10 15:01:30わかるわー であり あるある であり 同情とかじゃなくて ただ聞いてほしい とかであり ようは 共感してほしい のであれば 取り敢えず 頷いてみせると 何も分かっていない と詰られる ってのは あるよね? #ボーダー・ポエッツ #twpoem
2013-09-12 07:45:14浮腫んだ左腕が朝を告げる 警戒警報級 予報が呼び掛ける空は 諦めの色 広がる雨足に追われ 奪われた連休を 恨む音がこだまする 寝付けないという我が子は 気づけば二度寝に入っていた ウラギリモノメ 今日を決めかねている 明日も決まらない 人生みたいだ 未来を悩む #twpoem
2013-09-15 07:09:16嵐に心をざわめかせる義理はない。窓に叩きつける雨が激しい抗議を示す。起きない君。淡々と語られる気象情報。運休情報。壁と情報に囲まれているからか、部屋は穏やかな空気が停滞している。雨足の代わりに安心が強まれよと空に毒づいた。 #twpoem
2013-09-16 06:08:26ビル清掃に向かうお婆さんの団体が姦しい車内。幾つになっても女子。でも50歳以下はお兄さんらしい。「今度入ったあのお兄さん要領悪くってさあ」「あらー」朝から元気だね。僕は眠りたいんだけどね。朝の陽射しが眩しい、通勤電車の何時もの光景。 #通勤詩ましょ #twpoem
2013-09-18 07:32:58否応無く選んだ選択は諦めと共に覚悟を強要する。その先にある疲弊は自分のためではない死を強要する。回避不可能な崩壊は一蓮托生を強要する。大半は我先に逃げ出すだろうな。手足が麻痺したこの身では逃れられないだろう。痛みと哀しみが出来るだけ少ないといいのだけれど。
2013-09-19 14:50:01大した願いもなかった。流されていれば良かった。だからと言って愛着がないわけでもなかった。いや、面と向かって嫌いだと言われたんだっけ。今では無関心で。とっくに理由もなくしてしまっていた。欲望。足りないままにしていたもの。今更どうにもならないだろうに。
2013-09-19 15:05:02詩仙醉い明月を撈い損ねたという。デジカメで気軽に記録を残せる今でも、手を伸ばして掴んでみたい気になる不思議。揺らぎと、像が焦点を結ぶ狭間で手招きするものが、千年を過ぎても待っている #twpoem http://t.co/AFLuBoI8XA
2013-09-20 00:59:37夜中に体を揺すられて目覚めると肩に月明かりがかかっていた。ベランダに出ると十牛図が冷やかに街を見下ろしていた。見つけたのか、得たのか、馴らしたのか、忘れたのか。問いかけても答えは返ってこない。 #twpoem http://t.co/FZ4izzfRKz
2013-09-20 07:46:50優しさを求め与えられるのが当然で相手には心の陰りを撒き散らす。愛が枯渇した関係があちこちで軋んでいる。もっと刺激が強い応援歌を求めて自身を鼓舞しようとする。立ち向かうべき現実は山積みになっているが目を背けて。こうふくを決めるまで。 #twpoem
2013-09-24 19:59:43いつものばしょでいつものようにいるだけでいい いつのまにかかえってきていて いつからいなくなっていたのかなんてわすれてしまう ずっとそばにいたみたいにいつものしぐさで 空白なんでなかったかのように 手放した風船のように #twpoem
2013-09-27 07:30:38手放した風船のように きままでいられたわけでもなかった 重たくなった様々なものを ふわりとも捨てられず 飲み込めもせず 昼下がりの奇妙な青空を背に 旅に出てみたいだけだった 情けない姿で戻ってきたら 困った顔するかな 笑い飛ばしてくれるだろうか いつものように #twpoem
2013-09-27 15:41:19いいね、とか お気に入り、とか シェア されるものじゃないんだ こんなのは。 吐き出してしまいたい 情動を、ただ 書き連ねて みんな 同じことをして。 つけるなら 「あっ」 ってボタンでいい ほしいものは 勝手に想像すればいい。 #twpoem
2013-09-28 18:09:31電車からたまに見える小さな朝焼け 窓枠を外せば空一面に広がっているのだろう せめて記憶に残そうとして 毎回失敗する 自由でないことを思い出して 車内を染める黄金色は 誰かの希望の色かもしれないし 慰めの色かもしれなかった #通勤詩ましょ #twpoem
2013-10-03 06:50:19夕焼けを見る間も無く 薄闇と疲労感が漂う電車に揺られて 昔の住居をしきりに思い出す 帰り着けば安らぎが 明日には新しい何かが 希望的観測を幾度も繰り返した ささやかな幸せだけを頼りにしていた #通勤詩ましょ #twpoem
2013-10-03 19:58:38眼を見張るような風景を言葉に綴り、同じ感銘を読み手に与えられたら、その言葉は原風景に並ぶ説得力を持っていると言えるのかもしれない。全く違う情景を読み手に思いおこさせたら、言葉は原風景を越えた表現力を持っていると言っていいのだろう。読み手に刺激を与える言葉が紡げる様になりたいと思う
2013-10-03 21:23:45君のことを考えなくて済むようになり随分と経った。勝手な言い分で一人で怒って受け止めることをやめてすっ飛んでった不愉快な塊。止まっていた時間に一筋の深い傷をつけて明日の一つを示した。でも目指すならもっとほかの未来だった。より納得できる結末を描き出すまで。 #twpoem
2013-10-04 23:33:05