『努力する人間になってはいけない』高橋健太郎さんの感想

高橋健太郎さんが、芦田宏直先生の新刊『努力する人間になってはいけない』についてつぶやいた内容をまとめました。
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kentarotakahashi @kentarotakahash

『努力する人間になってはいけない』、ついに第十章まで読んでしまった。吉本隆明読んだことがないのに。

2013-10-12 22:57:49
芦田宏直 @jai_an

ご感想を(笑) RT @kentarotakahash: 『努力する人間になってはいけない』、ついに第十章まで読んでしまった。吉本隆明読んだことがないのに。

2013-10-12 23:10:55
kentarotakahashi @kentarotakahash

何の本だか分からない、奇妙な本だ。芦田宏直という人そのものような本。何が書いてあるかではなくて、どのように書いてあるか、において。だから、詩集のように、どこから読んでもいい。というより、本当にこれは詩集なのかもしれない。というようなことを思った。『努力する人間になってはいけない』

2013-10-12 23:21:49
kentarotakahashi @kentarotakahash

最後の索引が圧巻。筆者以外にこんな索引を使う人がいるのだろうか?と思いつつも、ここに視覚化されている思考の糸が、少しづつ絡み付いてくるのを感じる。えーとですね、私の経験からして、芦田宏直という人に絡まれることほど面白いことはありません。『努力する人間になってはいけない』

2013-10-12 23:29:59
kentarotakahashi @kentarotakahash

目玉であるはずの「新人論」のところが難しい。哲学の素養がないせいだが、ただ、自分に引きつけて、考えざるを得ないテーマではあった。というのは、僕は音楽家より音楽に興味がある、もっと言えば、音楽より音響に興味がある、と公言してきた音楽評論家だから。『努力する人間になってはいけない』

2013-10-12 23:34:55
芦田宏直 @jai_an

難しい理由は簡単(笑)。音楽と音楽家との"関係" を扱っているからです。RT @kentarotakahash: …「新人論」のところが難しい…ただ…考えざるを得ないテーマではあった。というのは、僕は音楽家より音楽に興味がある、もっと言えば、音楽より音響に興味がある、と…

2013-10-12 23:40:20
kentarotakahashi @kentarotakahash

ところが、ある一点においては、それが逆転することには、以前から気がついていた。音楽家への興味が薄いから、一人の音楽家をコンプリートしたりする志向も薄い。それよりも、何だか分からない新人の音楽と出会うこと。そこにばかり興味を傾けているのが僕である。『努力する人間になってはいけない』

2013-10-12 23:44:00
kentarotakahashi @kentarotakahash

新人への興味とは音楽家への興味に他ならない。なんだ、一番興味があるのは、やっぱり、音楽家じゃないかと。『努力する人間になってはいけない』

2013-10-12 23:46:53
芦田宏直 @jai_an

人と作品とはその関係が最も遠くなったときに、最も近接するのです。 RT @kentarotakahash: ところが、ある一点においては、それが逆転することには、以前から気がついていた。音楽家への興味が薄いから、一人の音楽家をコンプリートしたりする志向も薄い。それよりも、何だか…

2013-10-12 23:47:12
芦田宏直 @jai_an

(笑) RT @kentarotakahash: 新人への興味とは音楽家への興味に他ならない。なんだ、一番興味があるのは、やっぱり、音楽家じゃないかと。『努力する人間になってはいけない』

2013-10-12 23:48:40
kentarotakahashi @kentarotakahash

何も情報が無いような状態で、新人の音楽に耳を傾ける時、そこでは全てが「なぜ?」だったりする。なぜ、こんな音楽家がいるのか? なぜ、自分はそれに出会ったのか? その「なぜ?」に向かっていくのが好きで、僕は音楽を聞き続けているところがある。『努力する人間になってはいけない』

2013-10-12 23:50:45
芦田宏直 @jai_an

健太郎さん、〈新人〉の不思議に見事、シンクロ。

2013-10-12 23:52:34
kentarotakahashi @kentarotakahash

こっから先は今日はもう難しいな。

2013-10-13 00:00:09
kentarotakahashi @kentarotakahash

難しいなあ。QT @jai_an 人と作品とはその関係が最も遠くなったときに、最も近接するのです。 RT @kentarotakahash: ところが、ある一点においては、それが逆転することには、以前から気がついていた。

2013-10-13 00:03:28
kentarotakahashi @kentarotakahash

芦田先生の本については、一年間くらい寝かしてから書こうと思ってたのよ。すぐに感想を述べるなんて、教えに反する。

2013-10-13 00:05:16
芦田宏直 @jai_an

まだまだ黙ってお待ちしております。私の小コメントは無視していただいて結構です。 RT @kentarotakahash: 芦田先生の本については、一年間くらい寝かしてから書こうと思ってたのよ。すぐに感想を述べるなんて、教えに反する。

2013-10-13 00:09:22
kentarotakahashi @kentarotakahash

新人の処女作を、これは古典である、と言うことができるのが、優れた評論家である。

2013-10-13 00:16:36
芦田宏直 @jai_an

それはきちんと書いたつもりですが、春先に新人論第二弾を出します。 RT @kentarotakahash: 難しいなあ。QT @jai_an 人と作品とはその関係が最も遠くなったときに、最も近接するのです。 RT @kentarotakahash: ところが、ある一点においては…

2013-10-13 00:20:23
kentarotakahashi @kentarotakahash

古典として残るかどうかは、後の世の中が決めるにもかかわらず。

2013-10-13 00:20:31
kentarotakahashi @kentarotakahash

もう一度、読みます。QT @jai_an それはきちんと書いたつもりですが、春先に新人論第二弾を出します。 RT @kentarotakahash: 難しいなあ。QT @jai_an 人と作品とはその関係が最も遠くなったときに、最も近接するのです。

2013-10-13 00:21:14
kentarotakahashi @kentarotakahash

これの補足。たいていの評論家はそんな度胸はないので、言わない。言ってしまう評論家はたいてい、後の世が異なる評価を作品に与えるので、信頼を失って消える > 新人の処女作を、これは古典である、と言うことができるのが、優れた評論家である。

2013-10-13 00:34:49
芦田宏直 @jai_an

サンキューです。でも、著作というものは、自分でもわからないものを書けるようになったら一流だと思っていつも書いています(笑)。誰かが絶対、私以上に解説してくれるはずだと。古典とはその結果にすぎない。この解説は決して心理主義ではない。 @kentarotakahash: もう一度…

2013-10-13 00:35:33
kentarotakahashi @kentarotakahash

時ともに、聞こえ方がポジティヴな意味で変わっていく音楽が、古典/クラシックと呼ばれるのではないか、とも思う。(2012年5月12日のツイート。以下、続く)

2013-10-13 00:43:00
芦田宏直 @jai_an

ついに、私の文章を代わりに書く人が出てきた。手を合わせて拝みたい気分だ。刊行してよかった。三年苦戦した第9章の甲斐あり。RT @kentarotakahash: 新人の処女作を、これは古典である、と言うことができるのが、優れた評論家である。

2013-10-13 00:43:16