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安易な中道路線は、中庸なんかじゃない・・・@kenichiromogi presents

まとめました。
政治 社会 マスコミ 佐藤優 藤原紀香 ジャーナリズム 茂木健一郎 秘密保護法 世間 テレビ 新聞
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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第1063回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、このところふらふら思っていたこと。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(1)秘密保護法という法律が、国会で審議されようとしているらしい。ぼくには、正直、よくわからない。何がよくわからないというと、国家というものはどうせそのようなものだと思っているから、それに反対するとか、賛成するとか、特定のスタンスを持つ気持ちにならない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(2)ここ数年、国際社会の動きは、まさに、たとえ民主主義国家においても、その中枢には後ろ暗い何かがあることが明らかになってきたということだろう。ウィキリークスが暴露した米軍のイラクでの民間人射撃もそう、その情報を提供したマニング氏(チェルシーという女性になった)の扱いもそう。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(3)ウィキリークスのアサンジ氏の扱いを見れば、スェーデン政府も、イギリス政府も、どちらにせよろくでもないわけで、それは、最近のスノーデン氏の扱いでも明らかになった。だから、そもそも国家というものに対して幻想など持ちようがない。いい国家も、悪い国家も、ない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(4)ただ、だからといってアナーキズム(無政府主義)に走るのも愚かである。国家はどうせろくなものではないんだから、必要悪として、だましだまし使っていくしかない。だからこそ権力者を縛る憲法があるわけだし、ホッブスは、そんな国家がどうできたかを社会契約論で説明する。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(5)そんなわけで、私は秘密保護法についてはシニカルな態度である。おそらく、国内の問題というよりも、アメリカとの連携などで、外圧がかかっているものと推定する。だから、成立させるしかないのだろう。まあ、あまり暴走しないように、ほどほどにやってほしいと思うだけである。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(6)それはさて置き、有名な女優のFさんが秘密保護法に反対する意見を表明されたのは、立派なことだった。個人が自分の意見を言えないようでは、まともな社会とは言えない。ところが、そのあとのマスコミの扱い方が、とても印象的だったので、そのことを今朝は記したいと思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(7)マスコミのトーンは、簡単に言えば、「Fさんの所属事務所が困惑している」みたいなものだった。秘密保護法の是非も、勇気あるFさんの行為にも触れない。これは、日本のメディアが、自分たちをどのような場所においているかを明確に表している。自分たちは、「世間」だと思っているのだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(8)日本のメディアは、一般に、ある見識を持って論を張る、ということをしない。異なる見識の人同士が議論を闘わせる(いわゆるOp-Ed)というポジションもとらない。「Fさんも、あんな波立たせるようなこと言って、事務所も迷惑よねえ」みたいな、想像された「世間」を代弁するのだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
せそ(9)新聞の社会面も、テレビのワイドショーも、「まったくねえ」「困ったもんですねえ」みたいな「世間」を代表していると思っている。だから、エッジが立っていない。日本の社会から「世間」が消え、むしろ、社会の実態が「Op-Ed」的に変わりつつある今、これらのメディアも没落している。

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