河野洋平インタビューから、中曽根以降の日本政治の現代史を考える
[[http://www.rafjp.org/program-archive/040-3/#summary]]
''ラジオフォーラム・第40回放送アーカイブ
ゲスト 河野洋平さん(政治家,元自民党総裁)
パーソナリティ 湯浅誠(社会活動家)
テーマ “ハト派”政治家は今の政治状況をどう見るのか''
政党間の駆け引きに目を奪われるあまり、私たちは実はじっくりとひとりの政治家を見つめていないのかもしれない。そんな思いから、湯浅が取材を申し込み、インタビューが実現した。
■官邸主導は不健康な状態
新自由クラブの発足させるなど、国民に政権の選択肢を提供することが役割だとする河野さん。現在の政治状況について「パワーポリティクスが認められ許されているような状況。しかし民主主義はイコール多数決というほど単純ではなく、合意を形成することが重要。決められる政治がいいんだ、と騙されてはいけない」。
官邸主導で、政党がだらしない。これは健康的な状態ではないと、河野さんは危機感を示す。
■少数者の意見が反映されない小選挙区制度
『生活と自治』の記事は先の参院選前。その中で河野さんは「今も政界にいたらどうだったろうか悩む」と答えていた。「共感できる政党がどこにもない。小選挙区の下では、各党の主張がマニフェストという形で、単純化して表に出てくる」と、選挙制度の問題点に言及。
小選挙区では各選挙区で当選者はひとり。死票をどう救うために併設された比例代表制だが、重複立候補が可能なため小選挙区での落選者も復活当選が可能となり、比例代表単独の候補者は当選が難しくなる。「最近では議員定数削減まで取り沙汰される。これは比例代表制の本来の意味がわかっておらず、安易に切りやすいところから切ろうとする。絶望的な状況だ」と指摘する。
正直、河野洋平氏が「ラジオフォーラム」で語ってる事は、認識が甘すぎるように思う。 パワーポリティクスに善意が勝てるほど、パワーポリティクスは甘くないです。 パワーポリティクスを変えられるのは、パワーポリティクスか、若しくは日本の全崩壊しかない。その位、強者は周到に制度を弄ってる。
2013-10-14 00:38:21つまりは、あらゆる権謀策術を使って政府の上層部に辿り着いた上で、考えの近い者で政権を独占し、行政からも政界からも旧権力を徹底粛清して排除するより、パワーポリティクスをかざす者とそれによる被害を排除するしかない。 それが、世界の歴史から見て唯一の解決策でしかないと私は思ってる。
2013-10-14 00:40:56保守主義を自称してるのが、結局極右で、改革を自称してるのも極右。 それが、国政でも地方政治でも蔓延してるというね。 極右は、破壊的な改革と旧態依然とした価値観の落ち着けを同時にやってきてる。 それと同時に極右以外の排除を遂行してる。これは、森政権以降の日本の現状。
2013-10-14 00:42:54だから、左の側から、強固で冷酷な排除の論理を行使できる独裁者が出てきて、今までの排除の論理を行使してきた極右を排除してからでないと、排除の論理から対話の論理に転換することは不可能。 これはパラドクスだが、日本の全崩壊以外では揺らがしようのない現実でもあると思う。
2013-10-14 00:45:20まぁ、鳩山由紀夫氏の甘かったところは(そして内閣に参加していた社民党もその甘さを共有していたが)、 「排除の論理を行使した先にしか排除の論理をやめさせらない」事を理解できていなかったこと。
2013-10-14 00:47:14官僚だろうがなんだろうが、強権で排除しないと相手の方が金もメディアも掴んだままなんだから、相手がすぐにひっくり返して、今度は自分の基盤をより強固にするために、より強い排除の論理や政策の先鋭化を行うよりなくなる。 ロシアの歴史から私はそれを見出し、個人的に警告したが一笑に付されてる
2013-10-14 00:48:32だってさぁ、日本の政治だって、中曽根政権以降は露骨に「力の政治」にシフトしたじゃないの。 田原総一朗がアレだけのしたのだって、そういうパワーポリティクスに国を作り変えようという強固な意志の後押しがあったからでしょ。
2013-10-14 00:52:36彼や何名かのマスコミ人を媒介した世論操作が、パワーポリティクス以外は政治じゃない。と言うある種の錯誤を国民全般に植えつけた。 多くの国民はそのマスコミに踊らされるか、選択肢を見失って集団的アパシーに陥るかした。
2013-10-14 00:54:18官僚や大資本家など権力者連中のパワーポリティクス指向は明確に見えるのだけど、彼らの見ている先に何かしらの国家ビジョンがあるかというと、多分んなの無いんですよね。下級公務員やその辺の成金と同じ「楽して小銭を稼ぎたい」という意志しか見えない。311後それは更に鮮明になったと思います。
2013-10-14 00:56:35民主党がそのアパシーのはけ口にされて、期待されて政権に付いた後に獅子身中の虫である花斉会や凌雲会に寝返られ、彼らがマスコミやその背後の霞ヶ関主流派と結託して、改革の流れを潰した訳だ。 これによって、集団的アパシーがひどくなり、去年今年の棄権の増加→自民圧勝につながっている訳だ。
2013-10-14 00:56:48だから、日本人の集団的アパシーを起こさないためには、政界再編を承知の上で、鳩山由紀夫や社民党が、党内も霞ヶ関も、ましてや自公政権の関係者も徹底的に粛清する必要があった。 「力こそ正義」の情勢で、対話とか説得とか言う方がどうかしてるんだよ。一度力を使って排除してからじゃないと無理よ
2013-10-14 00:58:43パワーポリティクス自体は実は害悪では無いのだけれど、ビジョンが無い者がそれをやると、個人の金儲けの都合だけで国家全体が迷走してとても危険です。これに対抗するのはやはりパワーポリティスクしか無いのだけれど、そういう国民の生活寄りのパワーポリティクスは萌芽の段階で潰されてしまう。
2013-10-14 01:00:15で、結局これですよねえ。RT @Artanejp だから日本人の集団的アパシーを起こさないためには、政界再編を承知の上で、鳩山由紀夫や社民党が、党内も霞ヶ関も、ましてや自公政権の関係者も徹底的に粛清する必要があった。 「力こそ正義」の情勢で、対話とか説得とか言う方がどうかしてる…
2013-10-14 01:02:48戦前なら血盟団のような、別の極右がなんとか排除して国政を正常化しようとした(実力不足だったが)。 ところが、今はそれすらない。RT @tezukakaz 官僚や大資本家など権力者連中のパワーポリティクス指向は明確に見えるのだけど、(略)「楽して小銭を稼ぎたい」という意志しか見えな
2013-10-14 01:03:13付け加えておくと、マトモなビジョンのある者こそが強権を振るって次の者への道を切りひらくよりないのに、その意識も覚悟も彼らにはないという。RT @tezukakaz で、結局これですよねえ。RT @Artanejp だから日本人の集団的アパシーを起こさないためには、政界再編を(略
2013-10-14 01:05:28嗚呼、鳩山政権があー言う形でひっくり返されて、バル菅が空気読みすぎてグズグズにしたけど、まぁそれでも311前から頑張ってはいた(と今は評価できると思う)けど、 それすら311後の政争でアンシャンレジュームがマスコミと結託して引きずり下ろして党内統制を強めた訳で。
2013-10-14 01:07:51@Artanejp 本来力を振るうべき立場の者にビビリが多いのが我が国の悪しき伝統で、結局戦前も犬養毅が隠居後に引っ張り出される羽目になり、殺されることでみんな諦めちゃったわけです。
2013-10-14 01:08:20@Artanejp 本来力を振るうべき立場の者にビビリが多いのが我が国の悪しき伝統で、結局戦前も犬養毅が隠居後に引っ張り出される羽目になり、殺されることでみんな諦めちゃったわけです。
2013-10-14 01:08:20次に繋げられたとしたら、精々バル菅政権の時までだったように思う。 311は突然だったから仕方ないけど、そこまでの菅には「次」に対するビジョンがなかったからね。アンシャンレジュームを甘やかしていた。 311後にビジョンを思い出してあがいたけど、政治闘争に敗北したという感じだね。
2013-10-14 01:09:43@Artanejp 菅の場合には、ビジョンに目覚めた後も、結局ビジョンの実行と自分の小銭だったら、迷わず後者を選ぶ悪癖がありましたからね。あれでは誰もついてこないです。
2013-10-14 01:10:57@Artanejp 菅の場合には、ビジョンに目覚めた後も、結局ビジョンの実行と自分の小銭だったら、迷わず後者を選ぶ悪癖がありましたからね。あれでは誰もついてこないです。
2013-10-14 01:10:57そうなんですよね。私が政権の中枢に行けるほどのスキルと能力と健康さがあったならば…と砂を噛む思いであります。RT @tezukakaz @Artanejp 本来力を振るうべき立場の者にビビリが多いのが我が国の悪しき伝統で、結局戦前も犬養毅が隠居後に引っ張り出され(略
2013-10-14 01:11:41正直、「平成血盟団」の出現を望んでしまうような怖い側面を私は自分自身に見出してしまう。 果たしてそれ以外のやり方で、この(私利私欲や宗教的盲信で現実が見えなくなっている)パワーポリティクスに取り憑かれた人々の連鎖から、日本の政治や社会を救うことが出来るのだろうか?と。
2013-10-14 01:19:47※JR北海道の事故と、中曽根改革での国鉄分割民営化について少々