ほのぼの紫赤bot 紫原くんお誕生日企画２０１３(その２)

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氷「誕生日おめでとう」紫「ソレ今週ずっと言うつもり～？」劉「今年は来ないアルか？」福「ああ、そういや去年は赤司が来たんだっけ」岡「平日に来るのは難しいじゃろ」氷「去年も一瞬で帰ったからね」紫「今年も電話かかってきたから別にいいし」福「今日は部活も早く終わったから、どっか行くか」

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紫「福ちん、オレに気ぃ使ってんのー？」福「はぁ？違ぇ「アツシ」 紫「なーに？室ちん」氷「赤司君だ」紫「…はぁ。室ちん、前髪あげてよく見たほうがいーよ。いくらオレでも騙されてねーし。だって、ここ秋田だよ～ ……？…ん？って、…あれ？……赤ちんだ」

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紫「…室ちん、オレついに幽霊が見えるよーになったみたい」氷「赤司君は死んでないから生き霊じゃないかな」福「いや、どう見てもナマの赤司だろ…アレ」劉「生きてるアルか」岡「いや、本物の赤司より少し大きい気がするのう」劉「赤司はもっと小さいアル」福「お前ら赤司に聞かれてたら怒られるぞ」

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紫「どーしよう…」福「早くいかないと消えるかも知れないぞ」紫「え！？」氷「オレ達は先に帰ってるから、赤司君に会っておいで」紫「アレ、ホントに赤ちん？」氷「ふふ、赤司君だろ。秋田まで来てくれたんだ、上手にエスコートして格好いいところを見せないとね」紫「…う、うん！(エスコート？)」

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紫「赤ちん！」赤「敦、」紫「赤ちん？」赤「…？はい」紫「赤ちんだー…」赤「ふふ、そうだよ。少し遅れてしまったけど…誕生日おめでとう、敦」紫「…っ、ありがとー。…へへ、なんかヘンな感じ～。今年は来ないと思ってた」赤「平日は敦も忙しいだろう」紫「えー、赤ちんが来るなら休むのにー」

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赤「敦を休ませない為に休日に来た。あと、今日は敦に言いたいことも沢山あるからね」紫「言いたいことって…オレ、怒られる？」赤「え？」紫「赤ちんから送って貰ったお菓子、もー半分くらい食べちゃったし。それで室ちん達にも怒られたし。あ、でも！どれも大事に大事に味わって食べたんだよ～」

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赤「…」紫「ごめんね？」赤「あはは、それは確かに食べ過ぎだな。でも違うよ、僕は怒りに来たんじゃない」紫「そーなの？良かった～」赤「今日の予定は？」紫「特になし〜」赤「じゃあ僕に、敦の時間を少しだけくれない？」紫「うん、喜んで〜。でも、もっと分かりやすい誘い方がいーなー」赤「…な」

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紫「誕生日特権でしょ〜？可愛く言って〜」赤「…ぼ、僕と一緒に遊んで？」紫「ふふ、赤ちんかっわい〜。オレと一緒に遊ぼ」赤「はぁ…行きたいところはある？」紫「あ、オレ駄菓子屋行きたーい。赤ちんに貰ったのと混ぜたらおいしーやつがあるんだよね～」赤「じゃあ駄菓子屋に行こうか」紫「うん！」

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紫「あ。(エスコートするんだった)」赤「どうかした？」紫「いや、(てかエスコートってなに？)…うーん？…ねー赤ちん。エスコートってなに？」赤「エスコートという言葉は幅広く使われているけど、そもそもの意味は要人や女性が外出する際の護衛、ってところかな」紫「へーなるほど～。護衛かぁ」

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赤「それがどうかしたのか？」紫「んーん。室ちんが言ってたから気になっただけ～」赤「氷室君はエスコートするのが上手そうだ」紫「エレガントヤンキーだからね～」赤「えっ」紫「あ！赤ちん、２m先右斜め前に石が落ちてるよ」赤「え？…ああ。つまづいて転ばないようにね」紫「うん、気をつける～」

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赤「転んだらその鞄の中に入ってるお菓子が割れてしまうよ」紫「うん。つまづかないように…って違うし！今日はオレが赤ちんを護衛するから！」赤「…」紫「…なにその顔～。そんなに驚くこと？」赤「いや、…ふふ、敦と居ると本当に楽しいなって思っただけだ」紫「もーオレは真剣なのにー」

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赤「僕は護衛されに来たんじゃなくて、敦と一緒に過ごす為に来たんだけど」紫「…じゃあ、いつものままでいい？」赤「勿論。それに今日は敦が主役だから、僕が敦をエスコートしないと」紫「オレも護衛いらなーい。敵がきてもキリタン・ソードでやっつけるし」赤「ああ、ネ○ガーか」紫「ごうしゃく！」

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赤「なんだこの体に悪そうな物体は」紫「梅のジャム〜。なんでも合うんだよー。赤ちんが送ってくれたせんべいに塗って食べたらちょーうまい。あとこのラーメンの中に入れてもおいしーんだよ〜」赤「へぇ、万能なんだな」紫「組み合わせる系だと、まいう棒の穴にカルパス入れて食べるのも好き〜」

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赤「発想力が凄い」紫「甘い物も食べたいな〜。オレ、誕生日ケーキ食べるの忘れてたし」赤「珍しいね」紫「ラーメンが美味しかったって言ったら次の日うどんを食べに行くことになって、そこもちょーうまくてさー。で、昨日もうどん食べに行ったから忘れちゃってた。毎日食べたいくらいうどんおいし〜」

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赤「陽泉では麺類が流行ってるのか？」紫「うん。でもオレの中ではずっと駄菓子屋巡りが１番のブーム。そういや昔、赤ちんと駄菓子屋行ったよねー」赤「ああ、中学の頃に行ったね」紫「オレ、あの日すっげー楽しかったんだ～」赤「僕も楽しかったよ、色々新鮮だった」紫「あーあ。戻りたいなー」

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赤「秋田も楽しいじゃないか」紫「あー…違うくて。中学に戻りたい。ってより、赤ちんがここに居たらもっと楽しいのにって思ったの。赤ちんが居たら中学でも高校でも、秋田でも京都でも、どこでもオレは楽しいから。戻りたいじゃなくて、近くにいて欲しい、だね～」赤「…！あ、敦…、僕は」

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紫「ん？あ～、無理なことくらい分かってるから気にしなくていーよ。オレねー、お願いしたから」赤「お願い？」紫「実は七夕の時に日本が縮みますよーにってお願いしたんだよね。それが叶ったら近くにいれるよ～。…なんて、馬鹿みたいだと思った？」赤「ううん。僕もその願いが叶えばいいなと思った」

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紫「えへへー良かった～。来年は赤ちんが好きな人と上手くいきますよーにってお願いするねー」赤「自分の為の願い事をするべきだよ」紫「オレは赤ちんが幸せなのが１番だし」赤「僕だって敦には幸せになってもらいたいんだけどな」紫「赤ちん、いま幸せ～？」赤「ああ、毎日幸せだよ。敦は幸せ？」

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紫「オレも幸せ～。大事なモノが増えて焦って皆に迷惑かけたこともあったけど、大事なモノが増えるって幸せなんだなーって最近分かった」赤「ふふ、良かった。でも少し寂しいな」紫「オレ、赤ちんが寂しいって言ったらいつでも電話する！」赤「はは、ありがとう。じゃあ沢山言って困らせてみようかな」

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紫「…そんなこと言って、赤ちんは全然『寂しい』とか言わないじゃん。オレ、冗談じゃなくて本気だし。だから…困らせるくらいオレに頼っていーよ」赤「頼もしいな。きっと僕は敦に勝てない」紫「ふふーん」赤「そうだ。ケーキを食べに行こうか」紫「ケーキ？」

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赤「さっき、今年はまだ誕生日ケーキを食べていないって言っていただろう？ご馳走するよ」紫「え、いいの？ケーキ食べたーい。あー…でもオレここら辺の店、駄菓子屋以外分かんないんだよねー」赤「大丈夫だよ。あの通りを曲がったところにケーキ屋がある」紫「なんでそんなこと分かるの！？超能力？」

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赤「来る時に読んでいた雑誌に載ってたんだよ」紫「……うわぁ…オレも赤ちんには一生勝てない気がしてきた～」赤「褒めるべきは雑誌の記者だ」紫「その記事を読んでる赤ちんも凄いよ」赤「機内は退屈だからね。たまたま買った雑誌が秋田特集で良かった」紫「偶然って凄いね〜」赤「ああ、凄い偶然だ」

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紫「おー。ケーキ屋って言うからもっと可愛い店なのかと思ったけど、カッコいい店だね～」赤「ここなら男だけで入っても悪目立ちしないしね」紫「赤ちんが女装してくれたら可愛いとこでも入れるよー」赤「ただの罰ゲームじゃないか」紫「んー可愛いと思うんだけどな～」赤「女装は敦のほうが似合うよ」

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紫「赤ちん、中学の文化祭思い出してたでしょー。やめてよ」赤「さぁ？僕は素直に思ったことを言っただけだよ。ほら、早くケーキを選ばないと」紫「はいはーい。…ねー赤ちん」赤「ん？」紫「赤ちんはそのままでも可愛いよ」赤「…！？なっ、なんだ急に」紫「いや～ちゃんと自覚してもらわないと～」

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紫「ん～～～、うまーい」赤「これも食べる？」紫「ショートケーキの苺って貴重だよ！？」赤「誕生日だからね」紫「おぉー太っ腹～。ふっふーん。あ、オレあとブルーベリーのタルトとモンブランとチーズケーキとチョコレートケーキも食べたーい」赤「ふふ、どうぞ」紫「わーい」