またもや思い付き
小野小町(小野泉水公園)、清原元輔(清原神社)に続き、小倉百人一首の歌人に縁のある地「猿丸大夫の墓」に行くことにしました。
場所は、熊本県上益城郡山都町(旧蘇陽町)。白川水源や高森峠の近くです。
しばらく車を走らせていると目的地周辺に到着しました。
「猿丸」という地域
到着したのは「猿丸」という地域。どこに墓があるのか分からず道も狭かったので、空いている場所に停車をして歩いてみることにしました。
おじいちゃんに道を尋ねてみた
民家におじいちゃんがいたので話しかけてみました。
僕「すみません、このあたりに猿丸大夫のお墓があるって聞いたんですけど」
※「あるばってん……どういう理由で来たとね?」
僕「えーっと、僕は百人一首をやっていて興味を持ったんで来ました」
※「そがんね、その道ばそんまま行ったら左側に看板の見ゆっけん、そっから登っていったらあるばい」
……みたいな会話だったと思います。そのあと、自分が停車している場所が大丈夫かや、地名についてなどを軽く話して、お礼を行って墓へと向かうことにしました。
看板発見!
おじいちゃんが なかまに くわわった!
少し登ったところで看板の写真を撮っていたところ、僕が来た道の方から見たことのある顔が……先ほど道を尋ねたおじいちゃんがやって来ました。
もしかして停車した場所がまずかったのかな……などと考えながら挨拶をすると、「久しぶりに登ってみようかね」とのこと。どうやら、道案内してくれるようでした。
看板
看板の裏側には、2つの歌が書かれていました。
- なる神の音をも高き宿人の 世を猿丸の奥津城ぞこれ
- 奥山に紅葉ふみわけなくしかの 声きくときぞ秋は悲しき
前者の歌は初めて聞いたのですが、猿丸大夫の歌のようです。後者は小倉百人一首にも選ばれている歌です。