熊本県にあったんだ……
三十六歌仙のひとりである能因法師。小倉百人一首ではこの歌が選ばれています。
- 嵐吹く 三室の山の 紅葉葉は 竜田の川の にしきなりけり
熊本県宇城市不知火町に歌碑があるという情報を得たので、行ってみることにしました。
場所が分からない……
宇城市のサイトによると、宇城市不知火町小曽部という地区に歌碑があると書かれていたのですが、全く看板や案内のようなものがありません。おおよその場所に目星を付けて歩いてみるものの見当たらず、地元の住民に聞いてみても知らない人ばかり。
こういうときに頼りになるのが年配の方々です。農作業をしていたおじいちゃんに尋ねると、ようやく場所を聞き出すことに成功しました。
しかし、場所が分からずにうろうろ……仕方なく農作業をしていた別のおじいちゃんに聞くと、ご好意によってすぐ近くまで道案内していただけることになりました。ありがとうございましたっ!
行く手を阻むもの
「ここは私有地じゃないの?」と思うような狭い道の先に、能因法師の歌碑がありました。しかし、行く手を阻むのはたくさんの蜘蛛の巣……ここに人が立ち入っていないことがよく分かります。
能因法師の歌碑
歌碑は残念ながら、文字をあまり認識できないような状態になっていました。かろうじて「能因法師」の文字は読めましたが。また、一度折れたような形跡がありました。
感想
地元民でも知らな人がいる歌碑……僕のようにわざわざ訪れる人は年間でどれくらいいるんでしょうね。もし、自分も行ってみようと思われた方は、地元の年配の方々に尋ねることをオススメします。自力で行くのは無理です……