東浩紀さんによる思想地図β4‐2についてのつぶやき（2013.10.15） #genron #BETA

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

久しぶりにぐっすり寝て起きた！　爽やかな日。『福島第一原発観光地化計画』の編集はついに終わった。B5版フルカラー192ページ、1900円＋税。11月7日先行発売。11月10日ごろに友の会会員に到着。一般販売は11月15日開始！！　 http://t.co/glIe4TyH9j

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東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ついに18名しか参加者いなくなってますが、明日は月1回のこの講座です。テーマは「福島第一原発観光地化計画の哲学」。あとたぶん重大発表もします。　→　「「一般意志2.0」とその後２」第２回 http://t.co/VCruhjEIVe

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ぼくのゲンロンスクール、最近集客力なくなってきているので、ここでいったん閉じて仕切り直すことになると思います。明日が（とりあえずの）最終回だと思っていただければ。ぼくのこの10年ほどを振り返る話をします。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

福島第一観光地化計画、出版はまだ先ですが、書籍編集も終わり、ぼくのなかではいったん蹴りがつきました。震災後の2年半、走り続けたものがいったんゴールに辿りついた感じです。そのような話をできればと思っています。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ぼくの昔からの読者は、あまりゲンロンカフェに来ていないと思うんです。けれど、明日は昔からの読者に向けて話します。福島第一原発観光地化計画は、書籍の出版後いろいろな展開があると思うけれど、その裏にはぼくの個人的な思いがあって、それを話します。だから昔からの読者に来て欲しいですね。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

福島第一原発観光地化計画、ここまで辿り着くのすごく大変でした。資金集めも取材のアレンジも書籍の編集もなにもかも、数人のチームでやり遂げた。観光地化計画の是非はともかく、あまりこういう例はないと思います。でもその分、疲労も大きい。しばらくはゆっくり休みたいです。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

福島第一原発観光地化計画は、書籍出版後は次のステージに入ると思います。現実の行政や企業を動かす段階。でも僕はそこではもうあまり役立てないかも、と冷静に思います。きっとそういうのは津田さんや開沼さんにバトンタッチしたほうがいいのでしょう。そういう寂しさもあります。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

肝心の『福島第一原発観光地化計画』本が出ていないのだから、フォロワーのみなさんからすればなに言ってんだって感じでしょうし、実際これからこそ営業をがんばらなければいけないのですが、正直には以上のような気持ちです。ここはチェルノブイリ本のときとぜんぜん違いますね。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

チェルノブイリ本のときは「いいものができた！がんばろう！」みたいなハイテンションだったのだけど、今回は「全力尽くして真っ白。あとはみんなに任せる……」みたいな気持ちです。別に内容に自信がないわけではないし、実際チェルノブイリ本より売れる（売りやすい）と思うけど……とにかく疲れた。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

震災後2年半、ぼくはずっと批評家とか文学者ってこの震災を前になにをすべきかと問うてきたのだけど——そしてその過程で友人を失いもしたけれど——、このフクイチ本は個人的にはその回答です。読者がその是非をどう判断するかはわかりませんが、これがぼくはこの2年半考え続けて来たことの答え。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

福島第一原発観光地化計画は、ぼくにとっては「文学」のプロジェクトです。こういうことを言うと「結局空想ですか」とか誤解するひともいるかもしれないけど、それは本質的な意味でそうなのです。こう言ってもわからないひとはわからないかもしれない。でも、もうそういう誤解もどうでもいいや……

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

文学と政治、想像力と現実はどう切り結ぶべきかというのは、年内に東京創元社から出る予定の評論本のテーマでもあります。というか、それはずっとぼくのテーマでした。だから観光地化計画は、20年前のデビュー以来ぼくが一貫して考えてきたことの結晶でもあります。明日はそんな話をしますね。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

こういう話、少しでもわかってくれるひとが増えたらいいな。。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

宗教の定義によるのではないでしょうか。RT @Otomomichel そこには何か「宗教的」なものも関わっていますか？ QT @hazuma 文学と政治、想像力と現実はどう切り結ぶべきかというのは、年内に東京創元社から出る予定の

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ぼくは、自分はすごく宗教的な人間だと思っています。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ぼくはそもそも世俗に疎く、経営やマーケティングとかジャーナリズムとか向かない、でも震災後は世俗に関わることこそが文学者（宗教者）の使命だと思って必死でそういうことをがんばってきた、しかしいよいよ疲れた、というのがここで述べていることの本質です。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

バータイムはあります。閉店までいますよ。RT @getana_aug 明日めっちゃ行きたいのに予定が。。。バータイムはないのかな… RT @hazuma だから観光地化計画は、20年前のデビュー以来ぼくが一貫して考えてきたことの結晶でもあります。明日はそんな話をしまｓｙ

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

お待ちしてます。RT @getana_aug おぉ!! それではそこから覗きにいかせてもらう可能性が。 RT @hazuma: バータイムはあります。閉店までいますよ。RT @getana_aug 明日めっちゃ行きたいのに予定が。。。バータイムはないのかな…

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

あ、あと言い忘れていましたが、たぶん國分功一郎さんの『来るべき民主主義』の話もします。『一般意志2.0』とどう繋がるか、という話。いい本でした。@lethal_notion

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ちゃんと読んだし、まじでおもしろかったです。『一般意志2.0』も立法ではなく行政の話にすればよかった。RT @lethal_notion おお、東さん、さりげなく言及していただきありがとうございます！！！！！ @hazuma あ、あと言い忘れていましたが、たぶん國分功一郎さん

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

というか、ぼくはそもそも行政の改革にしか関心がなく、立法府とか選挙とかじつのところどうでもいいと思っており、そのことを自覚しないまま『一般意志2.0』を書いてしまったのがあの本の弱点だったのだと、國分さんの本を読んでわかりました。感謝です。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

一般意志2.0システムは選挙の代替物ではなくパブリックコメントの代替物なのだから、あの本は一貫して行政の話しかしてないんですよね。ルソー的な人民主権は行政への普段の介入でのみ実現されるって話よ。最初からそう宣言すればよかったんだけど、そこが問題であることそのものに気づかなかった！

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

わかりません。ただ一般に、なにも知識がないひとを前提に話すと結局なにも言いたいこと言えなくなるので、そういうことは気にするのやめます。RT @linacana 東さんの以前のことはあまり存じ上げない最近のファンですが、今日のお話はそんな私でも理解できますでしょうか。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

東本と國分本を組み合わせると、来るべき民主主義は、代議制民主主義の改革などには取り組まず、行政への不断の介入を可能にする一般意志2.0システムの実装によってこそ可能になるという結論になるかと思います。行政への介入入こそが政治であって、選挙というお祭りはどうでもいい。

東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

というわけで、ぼくのなかで國分さんとの論争は終わった（笑）。今日はそんな話もするよー。