
伊豆大島元町斜面崩壊のメカニズム推論
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HayakawaYukio
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いましばらく逆順で並べます。


「伊豆大島ラハール災害についてのメモ」をトゥギャりました。 http://t.co/BHu9CmR2Vk
2013-10-24 17:34:09
パオーンが撮った写真にテフラ層位の解釈を入れました。やはり古いラハールがある。安永の噴火Y1.0より後。場所もつけます。 http://t.co/lg3nxrArtF
2013-10-24 16:09:57


さきほどの京大防災研写真の解釈を補助線入れてもう少しわかりやすく書くと、この黄色い破線から上の厚さ1.5mくらいのテフラ/砂質ローム(レス)互層が崩れ落ちた。黄色い破線より下はY5.2スコリア丘の上面で、崩落の剥離面。 http://t.co/VpwYL1l5RX
2013-10-22 21:54:04
テフラ層位の判定は比較的近くの露頭を撮影したこの文献の写真5と見比べてもらえば理解してもらえると思う。この写真5の露頭はY5.2スコリア丘から少し離れているので、Y5.2スコリアは薄い。https://t.co/XXS7gplmpx
2013-10-22 21:38:19
続)また、このパイピングホールの解釈には疑問。よく見ると透水性の悪いはずの砂質ローム中に空いている。これは地表付近の砂質ローム中に張った植物の根の跡だと思う。
2013-10-22 21:26:07
そうです。スコリア層は写真でみる限り固結が良さそうにみえる。RT @HayakawaYukio: @usa_hakase Y5.2がスコリア丘だから、スコリア丘は崩壊せずに、その表面が剥がれた解釈ですね。
2013-10-22 21:23:18
続)崩壊面をなすY5.2が粗いスコリアであることが見てとれる。このことからY5.2スコリア丘の上位にあった火山灰(灰色)と砂質ローム(褐色)の互層がすべて崩れ落ちたことがわかる。
2013-10-22 21:19:24
2013年10月16日未明の伊豆大島における斜面崩壊に関する緊急調査報告(その2)(京大防災研)http://t.co/awOPRdf1D6 は重要。源頭部の露頭写真あり。写真1にテフラ層位を判定して書き込んだ。 http://t.co/mDxH4FZvS9
2013-10-22 21:16:57
伊豆大島ラハール災害のなぞ2:元町の東斜面の無数が崩壊したが、2時半ごろに集中したのはなぜだろうか。大雨のピークは1時から5時までで時間雨量100ミリが4時間続いた。
2013-10-22 19:18:09
なぞを解く2:南側は取水面積が広いので、大雨のために大量の地表水が一時的に発生した。斜面崩壊によって発生した土砂流は、山腹斜面を広がって流れて表土を巻き込み、土砂の量を雪だるま式に増やした。この二つの理由によって、南側は北側と真ん中よりも到達距離を延ばして海まで達した。
2013-10-22 18:07:47
なぞを解く:14世紀の噴火で元町溶岩が既存の谷に沿って流れて平らに埋めた。台風26号の大雨で斜面が崩れ、土砂がその斜面を広がって下った。それによって元町溶岩を覆う表土が浸食されていっしょになって流れ下った。こうやって量を増やした土砂一団が、足を延ばして海岸まで達した。
2013-10-22 17:22:03
なぞを解くための観察:土砂の流路は3本ある。北側と真ん中の流路は既存の谷を流れているが、南側だけが山腹斜面を広く流れ下っている。そこにはそもそも谷地形が存在しない。
2013-10-22 17:15:46
伊豆大島ラハール災害のなぞ:崩壊した斜面の面積が大きいわけではない南側の土砂流がなぜこれほど足を延ばして多数の人家を押しつぶしたのか。
2013-10-22 17:13:39
青と橙は、斜面崩壊で生産された土砂が谷の中を流れているが、赤は山腹斜面を幅広く流れ下っている。そもそもそこには谷と呼ぶべき地形がない。 http://t.co/tBhVkWGJA8
2013-10-22 17:06:00
尾根の乗り越えがなかったとした場合の判読図。 http://t.co/Ou5tDZtmEj 斜面崩壊とそれによって発生した土石流が3組認められる。南側の土石流が多くの人家を飲み込んで海岸まで達したが、その斜面崩壊の面積が広かったわけではない。
2013-10-22 14:29:57