- BCS_Wolken
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氷山空母ハボクック。彼女は鋼鉄の咆哮シリーズの超兵器の中でも特別な存在よ。なにせ、"実際に計画されていた"超兵器なんですもの。
2013-10-17 23:14:51さて、史実におけるハボクック計画の始まりは英国首相チャーチルのお風呂場でしたの。彼の入浴中にルイス・マウントパッテン伯爵が乱入、これを見てくれ!と言って一欠片の氷塊を湯船に投げ込んだのですわ。
2013-10-17 23:21:58その氷塊こそが「パイクリート」。水と木材パルプを混合した特殊なその氷は、通常の氷より遥かに強く、艦船の構造材にも使えると言われたの。
2013-10-17 23:23:33パイクリートといえど氷は氷。損傷時には海水を利用して修理するということもできた一方、時間経過で溶けることは避けられませんでしたわ。もちろん、艦全体を冷却して、艦を維持することが考えられたのだけど…。
2013-10-17 23:27:031943年8月17日。試験的に用意されたパイクリート片に拳銃を撃ち込んだところ、なんとか耐えたの。なお跳弾した弾は近くのアメリカ軍将校の足に当たったもよう。 http://t.co/PxpL78MxqJ
2013-10-17 23:29:43マウントパッテン将軍は後にこう語った。 「部屋の外にいた者はアメリカとイギリスのチームスタッフが険悪な雰囲気となりついに撃ち合いを始めたのだと思った。」 http://t.co/YAmXQ1x5g8
2013-10-17 23:30:57その後、1943年に7000万ドルの予算と8000人の人員を8か月間にわたって投入し、小型のパイクリート製実験船が制作されるなどされたわ。
2013-10-17 23:32:47英軍は最終的にパイクリートで重爆をも運用可能な超巨大空母を建造するつもりで居たの。氷のブロックをつなげて行けばどんな大きな船でも作れる、とね。 http://t.co/cJxB8zi7kI
2013-10-17 23:39:07しかし、試算の結果、パイクリートを使っても同じ大きさの空母を普通に作ったのとコストがたいして変わらないと判明、非効率だとされて計画は頓挫。歴史の闇に消えたわ。
2013-10-17 23:40:39さて、鋼鉄の咆哮におけるハボクックだけど。「2」以降の作品に登場しているわ。異様に固く、大きく、また戦艦並みの火力を持ち、火炎放射器に弱いという点はどの作品においても共通しているわ。 http://t.co/YV6yPg7zfb
2013-10-17 23:45:22「WSG2」においては天候操作能力を獲得、周囲の気温を急激に下げ、雪を降らせている…恐らく、気温の高い地域で活動するための能力でしょうね。 http://t.co/5glY0skVJ9
2013-10-17 23:46:57初代以外の作品にはだいたい出ている彼女は、史実での知名度とそのインパクトもあって、鋼鉄の咆哮を知らない人でも聞いたことあるくらいの有名艦といえば、そうですわね。
2013-10-17 23:50:16