★きょうのTDC年鑑: まとめ

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑（カバーデザイン）：ヨーロッパ古書のレイアウトイメージで、フォントは現代ふういろいろにぎやかでいくぞ。と思って詰め始めたら･･･なんだか服部一成さんっぽいデザインになってきはじめてない？　･･･路線変更だ！ http://twitpic.com/2vqddn

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★きょうのTDC年鑑（カバーデザイン）：で、大変更。いろいろフォントはやめてクセのないプレーンなフォントだけにして、大きさが変わっても同じ太さでどうだ？･･･なんだか新鮮かも！　小林章さんの作った Frutiger Neue。 http://twitpic.com/2vqf7d

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★きょうのTDC年鑑（カバーデザイン）：今回は、わかりやすさを狙いたいので日本語入りも試してみます。欧文が現代的プレーンなので、和文は古くさくしてみるぞ。･･･（続く）

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★きょうのTDC年鑑：東京の「京」の字。明治初期に京都と差別化するために多く使われた一本線の多い「京」。ベースのお手本には藤田さんの作った筑紫オールド明朝R（青）、縦ラインは気持ちゆらゆらボリュームUP（赤）。どうかな。 http://twitpic.com/2vqpii

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★きょうのTDC年鑑：昭和初期に活躍したカナモジカイ「ツル５ゴウ」をスキャニング並べ。ミキイサムさん作？　日本語をカタカナだけにするという野望で作られただけあってよく考えられ読みやすい。小書きはない。「〜」は名詞のつなぎ記号。 http://twitpic.com/2vqt61

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★きょうのTDC年鑑：日本語が明治ふう＋昭和初期ふう、となると･･･なんだか大正ふうな日本語もほしくなってきた。･･･これから「クラブ」を大正期ふうに作ってみることに。（朝までにできるかな？）では、仕事にもどりまーす。

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑：大正時代の広告にあったような文字。当時は音引きや濁音がベースラインにのってるものが多かったなぁ。･･･でも、広告文字ふうなためか、ちょっと強すぎじゃん！　･･･どうしよう？？？（続く）　 http://twitpic.com/2vr4u1

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★きょうのTDC年鑑：大正期の「クラブ」に昭和後期ふうの処理加えました。ナンバーは鳥海修さんによる平成期の游教科書体・横書用の「21」。ルビにソフトゴシックをむりやり太らせた漢数字「二十一」。和文タイトルロゴ、だいたいこんな！ http://twitpic.com/2vrkkx

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★きょうのTDC年鑑：起きて見てみたら、どうも「クラブ」のアウトラインシャドー文字が似合ってない。なのでもとに戻す。「21」をオプティカルにして「クラブ」と同じ太さになるようにサイズを大きくしてみる。 http://twitpic.com/2vw22w

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★きょうのTDC年鑑：「ＴＤＣって何の略？」ときかれてもいつもあいまいになってしまう。なので今回はわかりやすく和文いり。おおざっぱ神経質な欧文レイアウトを殺さないように、和文は地券紙に白オペークでひっそり印刷。その後ニスびき。 http://twitpic.com/2vxcgc

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★きょうのTDC年鑑：カバー表４〜そで部。出版社名まちがっちゃったのでいろいろ構成直し。出版社名長すぎ（改行禁止が辛い！）。表４の「（トウキョウ）」の文字だけは「５号・ツル」の改良版「９ポ・スミレ」。昭和初期カナモジ会の文字。 http://twitpic.com/2vxdt0

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★きょうのTDC年鑑：さて帯のデザイン。帯の文字もカバーと同じように、大きさにかかわらず全ての線の太さは揃うようにしてみる。･･･でも、日本語って画数が多いから小さい文字が入んない。･･･ダメじゃん！　おふろに入ってこよっと。 http://twitpic.com/2way03

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★きょうのTDC年鑑：帯。カバー文字の太さ２ミリ文字のほかに、線の太さ０.３５ミリの文字も帯用に追加。･･･これで文字サイズが２ミリのものだっていけちゃうぞ。方針が決まった･･･かな。･･･色はどうするか？ http://twitpic.com/2we1fx

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祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑：大きさが変わっても太さは変かわらないかテスト。和文は字游工房・鳥海修さん＋の游ゴシック、欧文はライノタイプの小林章さん＋のFrutigerNeue （110%拡大）。もと写研で一緒に働いてたおふたり合体！ http://twitpic.com/2weer5

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祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑：そういえばカバー表１のベースにさせていただいたフォントワークス・筑紫オールドの藤田重信さんも、小林さん、鳥海さんと同じ時期に「写研」でお仕事していたんだった。今は九州・ドイツ・東京とバラバラの場所だけどみんなずっと書体作り続けてる。カバー、トキワ荘みたい？

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑：印刷は、ＣＭＹＫではなくて白オペークやニスや蛍光インク。なので、いままで仕上がり印象で作ってたデータを、分色版用に変えてインキの指定。･･･わーい、カバー・帯・表紙・扉の入稿データできあがり！ 朝一入稿。 http://twitpic.com/2wqnno

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★きょうのTDC年鑑（DNPアートコミュニケーションズ／d.w安）：わーい。すべての本文ページも戻したなう。最終データは40ギガっくらいあったじょ〜。控えデータはかなりテラ超えしてるじょ〜。たぶんいらないと思われるデータ、･･･まだ捨てちゃだめかな。

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★ちゃんとしらべました。カナモジ会の「ツル」は昭和３年にタイプライターのローヤル社の依頼でマツサカタダノリさんが設計し、昭和５年に完成したフォントでした。ちなみに「スミレ」（下）は、イナムラシュンジさんによる設計でした。 http://twitpic.com/2xfkvi

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祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★そして、カナモジ会のモジ設計は、戦後になってミキイサムさんがひきついでます。ケロ。

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑：色校でましたー。こんなかんじでっす！　どうでしょう？　定価6900円になりました。そして中身も含め全てもどしました！　あとは･･･ http://twitpic.com/2zg5b0

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祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑：･･･思いついてしまったたいへんなことっていうのは、これです！　２０１０部しか刷らないので、ちょうどいいので実験してみようと思います。どんな実験かというと･･･（続） #TDC_21 http://twitpic.com/2zgfrk

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祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑（1：書籍は、ふつう書店から返品されるとカバーをかけかえきれいにされて再出荷されます。これは日本の独特な本の流通システムです。どの本も同じように仕上げられて再出荷されますので、どの本がどんな道をたどってきたのかはわからなくなってしまいます。 #TDC_21

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑（2：今回は、まずすべての本のカバー上にシリアルナンバーをつけ、返品されるごとにそのシリアルナンバーをちがう形で打ち直して再出荷いたします。それぞれの本が、どんな道をたどってきたのかがわかるようにしてみました。･･･ #TDC_21

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑（3：つまり、初回出荷の本にはパンチ穴数字。再出荷のものにはスタンプ数字、再々出荷以降はスタンプ＋空押し回数分。入れることにしましたー！ #TDC_21

祖父江 慎（そぶえ しん） @sobsin

★きょうのTDC年鑑（4：･･･これで、自分の手元にある（書店に並んでいる）ＴＤＣ年鑑が、どんな道のりでそこにあるのかがわかっちゃう、って感じです。なんかいいでしょ？　日本初ざんす。･･･返品以降だって、いろいろがんばっちゃいます！ #TDC_21