未央のカバー曲にラブリーが選ばれた理由、そして未央のSランク像が、自分の中で整理できてきたので投下してみる。読んでいただき、少しでも本田未央に興味を持ってくれたのなら泣いて喜びます。前半はラブリーについて、後半は未央のSランクについて
2013-10-18 00:31:32まず、なぜラブリーなのか、ということについて。結論から言うと、「未央の魅力と、ラブリーという曲の魅力が非常に似ているから」やや具体的に言えば、共に「ありとあらゆる人を元気にしたい、幸せを感じてほしい、と(意識的・無意識的に)訴えているから」未央にはラブリーが与えられたのだと思う。
2013-10-18 00:33:26今回、カバーに選ばれるまでファンの方には申し訳ないのだけど、ラブリーも小沢健二もほとんど知らなかった。曲を聴いてやっと「あーどっかで聴いたことあるな」というくらい。だから初めてラブリーを聴いたときは「恋愛を歌った、リズムの良い曲だな」という印象におさまっていた。
2013-10-18 00:35:05正直なところ未央がアッパーソングじゃない、かつ恋愛の曲を歌う意味が今ひとつわからなかった。呑み込めなかった。だから僕は、最初に小沢健二というアーティストを知ることから始めた。
2013-10-18 00:35:55小沢健二は東京大学文学部在学中にデビュー。主に90年代に活動した、作詞・作曲も手がけるアーティスト。幅広い分野の音楽を提供し、強い人気を得た。特に興味深い点が、「あらゆる人が毎日の生活で何気なく目にする、経験することを通して、人生の意味、生きる喜びを表現する」ということ
2013-10-18 00:36:35笑っていいとも!に出演した際に小沢はタモリに「僕はウキウキウォッチングのようなところ(=普段の日常)から、人生の意味だとかにひゅっとつながるような歌詞が書きたい」「音楽に世代とかは関係ない」とコメントしてる http://t.co/SCEoh4eXnD(参考 27:00ごろから)
2013-10-18 00:38:47その言葉にタモリは「ここ最近歌詞を読んでおっ!と思ったのは小沢だけ」「複雑なことを簡単に伝えるのが一番難しいこと」と応えている。なるほど、小沢健二はそのような思いを持って、曲を作っているのか…
2013-10-18 00:40:08じゃあ、小沢健二がラブリーに込めた意味ってなんだろう。これについては父からの話が非常に参考になった。というか、父親とこんなに音楽で話ができると思わなかった。アイマスすごいです
2013-10-18 00:40:59父の話やラブリーの考察ブログでよく目にするのが「多幸感」というキーワード。平たく言えば「身近にある幸せを、幸せと感じられること」だった。一例をあげると、歌詞の最後にある「誰かの待つ歩道を歩いてく OH BABY LOVERY LOVERY WAY 息を切らす」という部分
2013-10-18 00:42:02ここで待っている誰かとは特に明示されてない、その人にとっての誰か。恋愛でなくても、例えば推しとの接近戦にこれから臨むとき、思わず息を切らしながら小走りになってしまう。そのとき感じるワクワク感、高揚感って誰もが共通で感じたことがあるんじゃないだろうか
2013-10-18 00:44:04ラブリーを通して小沢健二が表現したことのひとつは、こういう「あらゆる人が演じる、毎日を過ごすことの幸せ、喜び」じゃあないだろうか
2013-10-18 00:45:44次に未央の魅力について。シンデレラガールズで登場する[ニュージェネレーション]本田未央の特技は「天性の魅力」。じゃあ未央の持つ天性の魅力とは何だろう。僕は「いつも笑顔で、みんなを元気にしてくれること」だと思っている。
2013-10-18 00:46:57こう書くとさも平凡だけど、未央はここまで多くの逆境をあじわってきた(いる)。それでも「いつも笑顔」なんだ。CDデビューは凛、卯月に送れた3人目、SRの登場も初登場から1年以上を要し、総選挙ではNG組唯一の圏外……書いていて非常に辛くなってきた
2013-10-18 00:47:55だけど未央は「お待たせっ!」と笑顔で会いに来てくれた(NG未央のセリフ)何も考えていないわけじゃない。ミツボシでは「悔し涙」をお宝と歌ったし、CD+の親愛maxセリフでは「凛、卯月に追いつけた」と、今までライバルとしての2人に後れを取っていたことを感じてもいる
2013-10-18 00:48:56それらを乗りこえたうえで未央は、それでも未央は3人でトップアイドルになりたいと望んだ(PS+未央の親愛maxセリフ)「みんなと一緒に仲良くなりたい!大きなことがしたい!」という、未央がアイドルを目指したキッカケは全く変わっていない
2013-10-18 00:49:45長く書いてきたけど一旦まとめ。ラブリーは「あらゆる人が感じる、毎日を過ごすことの幸せ、喜び」を表現した。未央は「いつも笑顔で、みんなを元気、幸せにしてくれること」という天性の魅力を持った
2013-10-18 00:50:51言い方を少し変えれば「みんなを元気にしたい、幸せにしたい」と誰よりも強く願う未央だからこそ、プロデューサーは「ラブリー」という曲を与えたんじゃないだろうか。少なくとも僕はこういう視点を持って曲を聴くことで、ようやく未央がラブリーを歌った理由を整理できるようになった
2013-10-18 00:53:18ここまで未央とラブリーについて書いていく中で、ひとつ思ったことがある。それは未央のプロデュース方針。今回の選曲でPは「みんなを元気にしたい、幸せにしたい」未央が、それを表現できる曲を選んだ。
2013-10-18 02:35:54つまりPは「みんなと仲良くなって、大きなことがしたい!」という未央の当初の気持ちを育む方針ということ。じゃあ、これを突き進めた先にある未央のSランク像ってどんな姿だろう。
2013-10-18 02:36:21なんで今、未央のSランクに話が及ぶかというと、先日のマチアソビでのイベントで、ゆきんこから飯屋に投げかけられたこの問いかけがキッカケ。ステージ上でフェイフェイや杏のモノマネを器用にこなす飯屋に一言、「未央ちゃんはさー、どうなりたいの?」と問いかけたんですね
2013-10-18 02:37:02つまり「未央らしさってなに?」「未央は将来、どんなアイドルになりたいのか」という問いかけ。しかもステージ上にいたディレ1ではなくて飯屋に投げかけたのですよゆきんこさんは。
2013-10-18 02:37:36おそらく、誰よりも杏という子を考え、そして誰よりも杏らしさを大事にしているゆきんこだからこそ、そして、シンデレラガールズを初期から引っ張り、かつ飯屋が大好きなゆきんこだからこそ、この問いかけができるのだと思う。
2013-10-18 02:38:08もちろん、この問いへの答えは飯屋が探していくことになるのだけど、同時に未央Pにもこの問いかけって向けられていると思う。プロデュースをする以上、Sランクがどういう姿か、を設定することは大事なことだから。
2013-10-18 02:38:41