文章を書くために読書量は必要か?

SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) さんのツイートと、そこから派生したツイートをいくつか拾いました。
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SCA自(すかぢ) @SCA_DI

この歳になって確信出来るのは、一年間で読んだ本の数とかやたら言い出す人間に学ぶ事が少ない。ただ廣松渉が一日700ページ読んでギリシャ古典から哲学やらないと何も分からないと言った事だけは説得力がある(意味も分かる)。そしてそんなの嫌だ。哲学が分からないでいいです。

2013-10-23 07:51:30
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

数で語るのは本当に()ですよ。最近本当に確信してますもん。

2013-10-23 07:52:44
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

でもデカルトはどっかの図書館の本を読んだと言い張ったんだけっけ? 単なる伝説だっけ? 良く分からんけど、誰かがそれは無理だとか証明してたよな。誰だか忘れたけど。

2013-10-23 07:56:01
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

押井守先生もすげぇ映画の数を見たと言ってたそうだが、物理的に不可能だと指摘されてたとかあったなぁ。なんでそんなに数にこだわるのかねぇ。「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか!?」んがんん。

2013-10-23 08:00:37
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

あ、押井先生は監督としては超尊敬してますよ。大好きだし。

2013-10-23 08:25:22
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

あれですなぁ。寒暖差の激しさと中高年の精神不安定はだいたい一致しますなぁ。

2013-10-23 15:46:12
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

これが逆だったら凄いのになぁ。

2013-10-23 15:48:52
A @NNN_k_

文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい http://t.co/25NjOZXFE7 文章を書くという仕事は、ゼロを1にする作業だと思われがちだ。 小説や脚本、ゲームシナリオなどの創造的な文章ならばなおさらだ。しかし実際には、文章を書くというのは100を1にする作業だ。

2013-10-23 13:22:15
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

「物を書くためにはたくさんの知識が必要」というのは昔から言われているけど、経験上、それは理想論であって、実際は逆になってしまう例の方が絶対数多いと思う。

2013-10-23 16:01:23
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

ライター目指す子を見てると、読書家の方が大成しないか、なれない子が多いのですよ。読書量の少ない子の方が勢いがあったり、伸びやかであったり、もっと端的に言えば「書きたい事」「自分が面白いと思う事」がストレートに出やすいのです。

2013-10-23 16:05:26
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

ゼロを1か100を1かなんて関係無く、まず「自分が楽しいと思う」「カッコイイと思う」という一つの事にフォーカスをあたられるか重要なのね。まぁ二つ三つあっても良いとは思うのだけど。でも自分が心底面白いと思える事が大事なのです。

2013-10-23 16:08:53
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

これはある程度名の知れたライターでも(の方が)起こるのだけど、この「自分が楽しいと思う」事が信じられなくなると、途端に書けなくなる。筆が止まってしまう。実際、書いててもおもしろくならない。

2013-10-23 16:11:33
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

「自分が楽しいと思う」事が信じられなくなるというのはもちろん大事で、いわゆる客観性という部分にあたるのだけど、これが過剰なブレーキになってしまう事が多々あるのです。エンジンフル回転でブレーキベタ踏みみたいな状況ですね。

2013-10-23 16:16:54
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

文章を書けるか、というか一つの作品を作れるかどうかって、極端にいえばブレーキをかけない事。書いてる瞬間だけ「俺が面白いと思うものは面白い」と信じる事。この精神状態ってロートル作家の方が出来なくて、それこそ新人に許された特権なのです。

2013-10-23 16:20:02
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

読書家の新人さんはブレーキかける場所が多すぎて、読んでるとだいたいテンポが悪くなりがちです。情報量が多い分、どこかしらバカになりきれないのだと思う。

2013-10-23 16:25:58
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

ボクは社内のシナリオ募集選考に関わらないのですよ。理由は情報量が多そうな作家さんを選ぶ傾向があって、これが経験上うまくいかない。藤倉くんはその辺りドライなので「読みづらいか読みやすいか」で決める。しかも社内でもそちらの決め方の方が評価が高くなる。

2013-10-23 16:30:27
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

だから最良の作家(の一つの形態)って、二三個自分の何かが変わる様な作品と出会って、そこから「俺もやりたい!」って思って書き散らせる事だと思う。まず「自分が楽しい」と思える事にどれだけの熱量を持って焦点を当てられるかだと思います。

2013-10-23 16:33:56
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

そうすると、それって「運じゃね?」 「しょせん才能じゃね?」となるのですが、その通りだと思います。やっぱり売れる人は、本人がどんなアホでもバカでも売れる作品を作るし、ご本人はとてもクレバーだけどヒット作に恵まれない方だって多いです。

2013-10-23 16:36:55
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

もちろん引き出しという意味では、情報量だって武器になりますけど、これも諸刃の剣でして、情報量を管理出来る才能って、これまた大変なものです。まぁ、『狼と香辛料』とか『まおゆう』とか、引き出しに振り回されない才能がすごいとしか言いようがないのです。

2013-10-23 16:39:46
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

まずバカになる事。バカにされても良いと思う事。それでも「これが楽しいんじゃぁぁ」と言い切って自分に言い聞かせる事。これは自戒も含めて(あと胸に突き刺さる同業者は多いでしょ?)、新人さんが知った方が良い事実だと思う。そうじゃなきゃ物語なんて一本もかけないよ。

2013-10-23 16:47:16
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

自分がライターでありながら、管理する立場でもあるので、もうねぇ。なんというか……。元がゼロだろうが100だろうが価値ある1にするのは至難の業なのよ。そこに新人とロートルの差なんてないんだよ。

2013-10-23 16:47:53
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

ディレクターとかプロデューサーとか編集とかがブレーキの役をうまく演じるのが大事でしょうね。でも、これもなかなか大変でして、ブレーキかけ過ぎると作家が完全に止まってしまうし、ブレーキ無しだと大変な事になってしまう。まぁ、価値ある一つを作り出すのはかくも大変というお話です。

2013-10-23 17:25:48
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

ハロー効果という言葉があるのですが、何か成し遂げた方の一言は必要以上に意味ありげだし、意味深に思えてしまう。でも実際はみんなそれほど頭良くないよ。普通に働いてる人達と変わらない。頭良い人はいいしアホはアホ。偉い人の言葉に惑わされるな!

2013-10-23 17:32:29