村松尚登(@naotomuramatsu)さんの「ピッチで声を出さない選手に関する連続ツイート」まとめ

FCバルセロナのスクール福岡校(FCBEscola Fukuoka)で指導されている村松尚登(@naotomuramatsu)さんの、ピッチで声を出さない選手に関する連続ツイートをまとめました。 補足を追加しました。 「過保護・過干渉に関する連続ツイート」まとめ http://togetter.com/li/60180
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村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(50) 最後に学校環境が子どものためにできることを書き並べてみようと思います。

2010-10-10 16:07:52
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(51) 学校ができること: ・様々な職種を経験した元社会人を先生として中途採用する ・先生になる必要条件のひとつを「情熱的」とする ・少人数制にし、全生徒に目が行き届くようにする ・机の並べ方を円卓的にする ・ディベート型式的な授業を増やす

2010-10-10 17:28:41
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(52) ・先生の労働時間を減らし、先生の自分磨きの時間を確保する ・放課後の課外活動の指導者を学外から採用する ・哲学的なテーマを取り上げる授業を増やす ・特定の科目の授業について行けない生徒を特別にサポートする体制を整える

2010-10-10 17:48:39
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(53) ・勉強そのものよりも、勉強の仕方・ノウハウを教える ・勉強そのものよりも、知的好奇心をくすぐる事に集中する ・勉強そのものよりも、学習する事の喜びを教える ・勉強そのものよりも、勉強の大切さを伝える ・そのためにも先生自身が誰よりも勉強熱心でなければならない

2010-10-10 18:01:32
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(54) ・授業は是が非でも面白く魅力的なものでなければいけない ・外国語の学習よりも、母国語での表現力・発言力を磨くことに力を入れる ・弁論大会や劇やダンスなど、人前で発表する場を増やす ・勉強の大切さを伝えると共に、勉強が人生のすべてではないことも伝える

2010-10-10 18:27:48
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(55) ・つまりは、魅力的な大人で学校を満たし、すべての生徒を情熱で包み込み、子どもたちが安心して子どもらしく自由に自分の気持ちを持ちそしてそれを表現出来る雰囲気を作り、そしてその中でのびのびと勉強に励んでもらうということです。

2010-10-10 19:39:55
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(56) ピッチ上で子どもが声を出せない理由が必ずしもサッカー的な理由ではない場合、ここに書いてきた通り、チーム・家庭・学校がそれぞれ子どもに対するアプローチ方法を変える必要があると僕は思います。

2010-10-10 19:48:39
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(57) もちろん、サッカーが子どもたちの心に与える影響力はとても大きいと思います。(本当の意味で!)サッカーのトレーニングに真剣に取り組み続けることによって子どもが変わる可能性も多々あることでしょう。しかし、、、、

2010-10-10 19:59:30
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(58) しかし、今現在多くのサッカー少年がサッカーのトレーニングだけでは声を出すようになれていないことを考えると、やはりサッカー以外の要因の影響力が強いのではないでしょうか。

2010-10-10 20:05:19
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(59) そういう意味では、サッカーのトレーニングにおいて「声を出す」ということを改善しようと試みる場合も、サッカー以外の影響要因を十分理解しなければ、トレーニング効果は大きくならないと思います。

2010-10-10 21:17:10
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(60) ちなみに、スペインで指導に携わっていた時には、選手が声を出さないことが話題に上がったことは一度もありませんでした。みんなが当たり前のように声を出しますからね。この経験もあってか、今回のテーマについては色々と考えてしまいます。

2010-10-10 22:09:08
村松尚登 @naotomuramatsu

声出し(最終回) 以上で「声を出す」に関する連続ツイートを終了します。このテーマについてみなさんが再考するきっかけになったとしたら幸いです。

2010-10-10 22:11:43
村松尚登 @naotomuramatsu

「声出し」連続ツイートに関する補足を少し。 自分が書いた連続ツイートを読み返してみましたが、結局僕が伝えたかったことは「どうすれば子どもを自立した人間に育てられるか?」ということです。そして「そのためにサッカー・家庭・学校になにができるであろう?」という点です。

2010-10-13 23:42:42
村松尚登 @naotomuramatsu

サッカーの指導の現場で一生懸命「自立した子どもに育てよう」とチャレンジしていても、家庭や学校で過保護や過干渉になってしまっては効果は薄いとおもいます。

2010-10-13 23:47:16
村松尚登 @naotomuramatsu

そもそも、他の人に対して自分の意見を言う機会を子どもに与えないというのは、もしかしたら過保護の一種なのかもしれませんね。だって、人前で自分独自の意見をいうのは、慨して勇気を必要としますからね。

2010-10-13 23:51:27
村松尚登 @naotomuramatsu

意見を言うチャンスを与えないということは、勇気を出すチャンスを与えないことですからね。そして、勇気を出さないことが習慣化されてしまうと、結局は自立した人間に育つことを抑制することに繋がってしまう危険性があるのではないでしょうか? 思考が飛躍し過ぎていますかね?

2010-10-13 23:56:53
村松尚登 @naotomuramatsu

話は飛んで、ひとつ余談を。 スペインでは、コーチが選手に近づいて挨拶をすることがあれば、選手がコーチに近づいて挨拶をすることもある。要は、年齢や立場に関係なく先に気づいたほうが歩み寄るという、至極当然のことです。 しかし、日本では必ずしもそうではない場合が多々あります。なぜ?

2010-10-14 00:03:58