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日本人は隠れマニ教徒? ~法身仏からの流出&回帰という宗教観をめぐって~

「輪廻は否定しつつ、アートマン(のようなもの)は肯定、ってのが原始仏教研究をくぐった日本仏教界の最大公約数なんだろうか?生命の生死を「法身仏からの流出&回帰」として捉えているのかしら。」という呟きに、いろいろ面白いコメントを頂きました。マニ教っていう響きが素敵なのでタイトルにも使いました。
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佐藤哲朗(nāgita) @naagita

輪廻は否定しつつ、アートマン(のようなもの)は肯定、ってのが原始仏教研究をくぐった日本仏教界の最大公約数なんだろうか?生命の生死を「法身仏からの流出&回帰」として捉えているのかしら。

2010-10-10 20:59:13
佐藤哲朗(nāgita) @naagita

(承前)つまり「この世ははじめから浄土だよ。だって清浄なる法身仏たんから流出展開してできた世界だもん。僕ら、それをちょっと忘れてただけなんだよ」って。スッタニパータ読んでも、結局、そこに戻っちゃう思考の硬直性をちったぁ相対化してから研究しろよ、時間の無駄だろ、と言いたくなります。

2010-10-10 21:03:12
難波修羅 @nanbashura

これは痛いところを突かれてる。RT @naagita 輪廻は否定しつつ、アートマン(のようなもの)は肯定、ってのが原始仏教研究をくぐった日本仏教界の最大公約数なんだろうか?生命の生死を「法身仏からの流出&回帰」として捉えているのかしら。

2010-10-10 21:08:58
佐藤哲朗(nāgita) @naagita

「法身仏からの流出&回帰」はとてもよく出来たモデル。なんも考えてない人も、考えすぎてノイローゼになってる人も、何となく納得できる柔軟性を持っている。日本的な多様性、寛容思想のひとつの基礎だね。だからって、その安定した思考ループを相対化しないでいいのか、と小一時間考えたいところ。

2010-10-10 21:11:32
中村甄ノ丞あるある早くいいたい @ms06r1a

大多数の人はそれで救済されるからいいんじゃないかなぁ、と思うけども、必ず零れ落ちる人が居るから、その次の策ってことですか?RT:@naagita その安定した思考ループを相対化しないでいいのか

2010-10-10 21:14:05
難波修羅 @nanbashura

やはり、(浄土系を含め)弱い法身仏(業の力と拮抗して救済力は限定)、倫理的存在でない業の暴流(社会動員の口実ではなく、セキュリティ)。予防としての輪廻警戒、といった教理的調整をしないと、日本仏教は近代仏教学以後教理として持たないよねと思う。

2010-10-10 21:18:59
難波修羅 @nanbashura

法身仏からの流出&回帰というのは、賭けてもいいけど西域でマニ教と混淆した結果。西域以後の大乗はマニ教に教理を換骨奪胎されてしまっている。ただ、それはそれでいいと思う。

2010-10-10 21:24:08
師茂樹 MORO Shigeki @moroshigeki

@naagita 「法身仏からの流出&回帰」は、手塚治虫的仏教がまさにそれですよね。所謂新宗教にみられる生命主義や、最近の江原啓之氏の言説とも通じるでしょうね。

2010-10-10 21:36:06
@brueg2nd

法身仏=「物質世界」という即物的な思想が何とも度し難い。真宗なら、如来の家に生まれて、死後、大きな生命(物質界w)に帰一して、永遠の生命を生きるのがお浄土の世界(信楽峻麿師)。玄侑宗久師流にいうなら「全体性に帰っていく」 RT @naagita 「法身仏からの流出&回帰」

2010-10-10 21:38:39
師茂樹 MORO Shigeki @moroshigeki

あと、批判仏教グループ(大蔵出版が相変わらず本を出しているけど、まだ読まれているのかな)が批判したdhātu-vāda(広義の本覚思想)はまさに「法身仏からの流出&回帰」ですね。

2010-10-10 21:41:59
@brueg2nd

死んで物質に分解されるのはそんなに怖くないよ、母なる"真如"に帰って行くだけだから、というのが現代日本仏教の死生観。単にちりから生まれてちりに帰るってことだけど。 RT @naagita 「法身仏からの流出&回帰」

2010-10-10 21:47:33
師茂樹 MORO Shigeki @moroshigeki

「法身仏からの流出&回帰」は中央アジア起源みたいなツイートを見た気がするけど、(手許に本がないので確認できないが)Alex Waymanさんの本で『勝鬘経』は南インドの大衆部で出来たとかいう説を読んだことがある気がする。『勝鬘経』はかなり「流出&回帰」っぽいですよね。

2010-10-10 21:49:25
@brueg2nd

自分的には、@naagitaさんの「この世ははじめから浄土だよ。だって清浄なる法身仏たんから流出展開してできた世界だもん。」というくだりには違和感がある。なんかグノーシスっぽい。グノーシスよく知らないけど。RT @naagita 「法身仏からの流出&回帰」

2010-10-10 21:50:11
@brueg2nd

道元禅師の火の出るような断滅見批判は一体なんだったのか。日本仏教界は千数百年前に道教まがいの禅僧たちが漠然と考えていた「性海」思想に逆戻り。

2010-10-10 21:58:27
難波修羅 @nanbashura

そういえば、難解さのあまり「フィヒテ屍拾うものなし」と言われたというのを読んだのは何でだったか・・・。

2010-10-10 22:18:50
佐藤哲朗(nāgita) @naagita

@brueg2nd グノーシスも色々みたいですけど、もっと悲観的な二元論だったと思います。要約すると、「この世は悪の神が支配する悪の世だ。お浄土は、この世と隔絶したどこかにあるのだ。この世的なものは一切拒否しないとお浄土には行けないYO!」という感じ?

2010-10-10 23:06:23
@brueg2nd

@naagita なるほどw>この世的なものは一切拒否しないとお浄土には行けないYO!」という感じ?

2010-10-10 23:17:33
KumarinX @KumarinX

親鸞さん以外に法華経が受けたのもその多様性と寛容性によると思います。と言うより中沢新一的誤読の自由性のほうが的確かも。長老が指摘するように中身が無いからこそこの国で聖典として長く君臨出来た。RT @naagita 「法身仏からの流出&回帰」〜日本的な多様性、寛容思想

2010-10-10 23:30:28
KumarinX @KumarinX

(承前)そして日蓮が唯一人(善悪は別よ)法華経の解釈を統一しようとしたけれどそれじゃ日蓮教は適者生存出来ない。故に誤読自由な教典に戻ったのです。不受布施も富士門の厳格主義も本仏論も誤読可の寛容性の上に成立したのだと思います。 @naagita

2010-10-10 23:30:45
佐藤哲朗(nāgita) @naagita

@brueg2nd @brueg2nd 「全体性」云々については、架神恭介さんの新刊『もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら』イカロス出版に「全体ドカーン」という言葉でもって解説されています。大乗仏教の「さとり」論の根幹に関わることのようですね。

2010-10-10 23:35:59
中村甄ノ丞あるある早くいいたい @ms06r1a

というかそのまんまグノーシスですよ。いや、唯識がとてもグノーシスに似ているので、グノーシス的にならざるを得ないのでは。RT:@brueg2nd 自分的には、@naagitaさんの~なんかグノーシスっぽい。グノーシスよく知らないけど。

2010-10-10 23:42:03
@brueg2nd

@naagita えー!そんなマジな本だったんですか!パンク調でそこまで濃ゆい仏教論を展開できる架神さんすげー!!

2010-10-10 23:48:51
中村甄ノ丞あるある早くいいたい @ms06r1a

多分グノーシスはギリシア~ローマ~インドの實有論的な共通認識。対するブッダは唯名論。どっこいアビダルマが形相論。それを否定する空観がニヒリズム。それを補強するつもりで唯識がグノーシス。戻っちゃった!というわけで無限ループ。

2010-10-10 23:57:05
中村甄ノ丞あるある早くいいたい @ms06r1a

ブッダを唯名論とすると……あれはカントだったっけ、カテゴリー、それがアビダルマで形相論(エイドス)になるだろ……これがアリストテレスでカテゴリアだ。あれ?退化してないか?折角ブッダが二千年先取りしたのに有部が二千年後退してるぞ? 今はじめて気付いた。

2010-10-11 00:01:25
佐藤哲朗(nāgita) @naagita

@ms06r1a いいもわるいも「電気菩薩 豚小屋発犬小屋行きの因果宇宙オデッセイ」としか言いようがないですけどね。「でも、やるんだよ!」が菩薩道で、「全力でやめるんだよ!」が沙門道で、その他は「アウアウ」でしょうかね。

2010-10-11 00:01:55
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