決戦botまとめ

衛宮家と衛宮家アーチャーのアカウントで行われた決戦botをまとめました。本編内容割愛あり、ホロウ期間の思い出をひとつ。
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衛宮家 @emiya_family

深山町と新都の境界に踏み入る。 いつか聞いたヤツの言葉が思い出される。 #決戦bot

2013-10-11 18:00:25
衛宮家 @emiya_family

幾度撃ち抜かれたのか。 一回か、数回か。 この橋を渡る度に #決戦bot

2013-10-11 18:05:15
衛宮家 @emiya_family

俺は、おまえに敗北を喫してきた。 #決戦bot

2013-10-11 18:10:15
衛宮家 @emiya_family

心臓の回転(こどう)が上がる。 眠っていた血潮、錆び付いていた魔術回路が起動する。 ―――随分と待たせたな、相棒。 準備は整った。 これから、おまえを仕留めに行く――― #決戦bot

2013-10-11 18:15:16
衛宮家 @emiya_family

橋には俺とセイバーしかいない。 道路を行く自動車もなく、海から吹き込む風の音も、張りつめた思考には届かない。 「……懐かしいな。あの時もこうやって、セイバーと教会に行ったんだっけ」 #決戦bot

2013-10-11 18:20:15
衛宮家 @emiya_family

半年前の夜を懐かしんで笑っている。 これも大切な日々の断片だが、今は気を取らせてはいけない。 「……けど、セイバー不機嫌だったよな。  あの夜は初対面であんまり話せなかったけど、教会に向かう時は輪をかけて無言だった」 #決戦bot

2013-10-11 18:25:14
衛宮家 @emiya_family

「不機嫌にもなります。今だから言いますが、あの扱いには怒りを覚えたものです。  変装させるのなら他にやりようがあったのではないですかっ」 セイバーは変装にうるさい。 #決戦bot

2013-10-11 18:30:19
衛宮家 @emiya_family

第四次聖杯戦争の頃、お金のかかった変装を何度もした名残らしい。 黒いスーツで男装もしたというから、切嗣も霊体化できないセイバーに色々と手を焼いたのだろう。 「む、何やら言いたい事があるようですね。いいでしょう、あの時の謝罪をかねてここで決着、を―――?」 #決戦bot

2013-10-11 18:35:16
衛宮家 @emiya_family

遙か四キロメートル先からの狙撃を弾くセイバー。 魔術回路をスタートさせる。 眼球に強化の魔術を叩きこむ。 「見えているぞ、アーチャー」 交わる筈のない視線が交わる。 互いに見える筈のない敵を認識する。 戦闘開始だ。今夜、この橋を渡りきる……! #決戦bot

2013-10-11 18:40:15
衛宮家 @emiya_family

射撃間隔は二十秒。たったいま脳裏を掠めた記録が、残り三発と訴える。 「確認しました……!  事態は掴めませんが、センタービルの屋上に狙撃手がいる……!」  さすがセイバー。  今の一撃で敵の位置を確認してもらえたのは大きい。 #決戦bot

2013-10-11 18:45:15
衛宮家 @emiya_family

「どういう事です!? アレは―――いいえ、こんな事が出来るのは一人だけだ!  なぜ彼が私たちを狙うのです。まさか、アーチャーともあろう者が聖杯戦争に乗ったというのですか!?」 #決戦bot

2013-10-11 18:50:15
衛宮家 @emiya_family

「知らない。俺に分かるのはあいつが本気だって事だけだ。あいつは本気で俺たちと勝負にきている。  ―――今、それ以上の理由は必要か?」 「貴方の言う通りだシロウ。失態の罰は後ほど。今はアーチャーの迎撃に全力を―――!」 #決戦bot

2013-10-11 18:55:15
衛宮家 @emiya_family

残る猶予、あと二撃。 セイバーは五撃目で膝を屈し、六撃目で俺が死ぬ。 それは、この戦法で導き出される、変えようのない結果だった。 ……アーチャーの狙撃は一撃ごとに力を増している。セイバーに防がれるたび、より多くの魔力を籠めているためか。 #決戦bot

2013-10-11 19:00:27
衛宮家 @emiya_family

今のが二十五秒、おそらく次は三十秒。 この射撃の間隔がヤツの弱点だ。 一撃防いだ後、次弾を装填する前にこちらから打って出れば、同じ結末は避けられる。 #決戦bot

2013-10-11 19:05:15
衛宮家 @emiya_family

―――だがどうする? セイバーの宝具を以てすれば対抗はできるが、エクスカリバーは範囲が広すぎる。そもそも相手はアーチャーだ。 セイバーを知り尽くしたヤツならエクスカリバーに対する防備もしている筈だ。 #決戦bot

2013-10-11 19:10:15
衛宮家 @emiya_family

 卓越した狙撃手に対して有効な手段は、接近してからの白兵戦。  しかし狙撃手(ヤツ)に気付かれないように近づくのは不可能だ。  ならば―――狙撃手が対応する前に超スピードをもって剣の間合いに肉薄するだけの事……! #決戦bot #ここから暫し割愛

2013-10-11 19:15:15
衛宮家 @emiya_family

セイバーが満足に弾き返せる限界がきた。 「令呪でバックアップする。行けるなセイバー」 時間がない。 毎度の事ながら、これでも最善のスピードだ。 「……まったく、貴方の決断はいつも突然だ」 #決戦bot #ここから暫し割愛

2013-10-11 19:20:15
衛宮家 @emiya_family

五秒。 対するは無銘の弓兵。 投影した宝具を矢として使用する錬鉄の英霊。 今度こそと狙う鏃の名は『赤原猟犬』。 ―――修正、プラス五秒。 更に溜めが長い。限界まで引き絞った弦(ゆみ)はセイバーの魔力燃料に対抗する為、より力を増していた。 #決戦bot

2013-10-11 19:25:14
衛宮家 @emiya_family

だがら、問題はタイミングだ。 先に跳んでも、同時に跳んでも危うい。 セイバー自身が矢となる以上、アーチャーが矢を放つ前に跳んでは狙い打たれてしまう。 故に狙いは射撃の直後。 ヤツが矢を放った瞬間、0.1秒の差でスタートを切る。 #決戦bot

2013-10-11 19:30:18
衛宮家 @emiya_family

渾身の一撃を放ったアーチャーが次弾を装填する前に、 いや、矢を放ち終わった直後の硬直(スキ)に、 直接剣を叩き込む――― 互いの魔力が咆をあげる。 月を揺るがすかのような両者の対峙。 #決戦bot

2013-10-11 19:35:15
衛宮家 @emiya_family

五。まだ早い。三。緊張で令呪がもげそうだ。一。ぎし、とヤツの指が狙いを定める。 セイバー……! 「行け、あのヤロウを斬り伏せろ―――!」 セイバーが防御に徹する限り、何をしようとアーチャーの勝利は揺るがない。そう。セイバーが、防御に徹している限りは。 #決戦bot

2013-10-11 19:40:15