2013年12月上旬、東京創元社(@tokyosogensha)刊行予定 「セカイからもっと近くへ」についての東浩紀 @hazuma さんのつぶやき #genron
2008年から2010年にかけて「ミステリーズ!」で連載していた評論「セカイからもっと近くに」の単行本化作業を始めた。大学の授業があるあいだは忙しくてできなかった。「クリュセの魚」と並び秋あたりには刊行予定。
2013-04-30 13:40:47【メモ】ゲンロン以外の積んでる仕事。『クリュセの魚』ゲラ返却。『セカイからもっと近くに』単行本化作業。『パラリリカル・ネイションズ』連載再開。
2013-06-18 10:43:49チェルノ本のクオリティを前にしたあと、以前書いた『セカイからもっと近くに』単行本化序文を読んだら完全にダメだと思ったので、書き直し始めた。
2013-06-18 10:44:33【業務連絡】東京創元社批評本。新井素子、法月綸太郎、押井守の章の原稿は確定しました。全面改稿。とくに押井の章は半分ぐらい書き下ろし。あとは小松左京の章を書き直すだけです。なんとか8月第1週には入稿したい。。
2013-07-29 18:03:51これで年内に、河出書房新社『クリュセの魚』(小説)、東京創元社『セカイからもっと近くに(仮)』(評論)の2冊が出る算段となった。前者はSF小説、後者は文芸評論で、最近はあまりしていない書き原稿だけど、本当はこういう仕事に現れた思想がチェルノブイリ本など取材の根底にある。
2013-07-29 18:06:16今日のゲンロンスクールでは「セカイからもっと近くに」の話、つまり新井素子とか押井守の話とかしよう。一般意志2.0系の話はネタギレだし、そもそも毎月新しいネタが生まれるようなものではないのだ。
2013-08-19 15:03:55ゼロ年代批評とか信じたオタクの連中にはっきり言っときたい。おまえらのセカイ系なひきこもり妄想はそのまま世界の改革に通じてる。それをなんとか実現しようとしたのがおれのチェルノブイリ本や福島本なんだ。虚構の想像力なければ革命はできない。「東はゼロ年代批評捨てた」とかじゃない。
2013-09-18 00:21:34ぼくの昔からの読者は、あまりゲンロンカフェに来ていないと思うんです。けれど、明日は昔からの読者に向けて話します。福島第一原発観光地化計画は、書籍の出版後いろいろな展開があると思うけれど、その裏にはぼくの個人的な思いがあって、それを話します。だから昔からの読者に来て欲しいですね。
2013-10-15 03:06:59震災後2年半、ぼくはずっと批評家とか文学者ってこの震災を前になにをすべきかと問うてきたのだけど——そしてその過程で友人を失いもしたけれど——、このフクイチ本は個人的にはその回答です。読者がその是非をどう判断するかはわかりませんが、これがぼくはこの2年半考え続けて来たことの答え。
2013-10-15 03:32:40福島第一原発観光地化計画は、ぼくにとっては「文学」のプロジェクトです。こういうことを言うと「結局空想ですか」とか誤解するひともいるかもしれないけど、それは本質的な意味でそうなのです。こう言ってもわからないひとはわからないかもしれない。でも、もうそういう誤解もどうでもいいや……
2013-10-15 03:34:20文学と政治、想像力と現実はどう切り結ぶべきかというのは、年内に東京創元社から出る予定の評論本のテーマでもあります。というか、それはずっとぼくのテーマでした。だから観光地化計画は、20年前のデビュー以来ぼくが一貫して考えてきたことの結晶でもあります。明日はそんな話をしますね。
2013-10-15 03:36:49というか、おれ年号とか固有名とかまちがえすぎだ。。。好きな作家だからといって記憶で評論書いてはいけませんね!(あたりまえだよ!)
2013-10-27 09:47:4912月刊行の評論本、タイトルは「セカイからもっと近くに——現実から切り離された文学の諸問題」にしようかと思ってます。東京創元社刊。たぶん1000円台前半。
2013-10-27 09:48:56最初で最後の文芸評論集です。ぼくは文芸評論家とか名乗っていたことがあるくせに、いちども文芸評論集を出版したことがなかった。あと、ある意味では『ゲーム的リアリズムの誕生』の続編でもある。現実を描けなくなった文学はなにをやることになるのか、という話。
2013-10-27 09:50:35東京創元社の校閲さんは本当に素晴らしい。文芸評論にこんな詳細に疑問を入れてくる校閲者は見たことないよ! 襟を正されます。 http://t.co/HxUQ75DSgi
2013-10-27 12:23:52「セカイからもっと近くへ」のゲラを東京創元社の編集者さんに渡した。この2日間読んでいたが、この本はけっこういい。たぶんぼくの昔からの読者は驚くとともに喜ぶはず。ゲーリアのような構造分析ではなく内容分析。QFやクリュセの魚にも繋がる性差、女性、生殖、家族のテーマが軸。
2013-10-28 20:49:16新井素子に始まり法月綸太郎と押井守を通って小松左京にたどり着き、最後『虚無回廊』から新井素子の『チグリスとユーフラテス』とぬいぐるみに戻りかけて終わる構成。——と言っても、だれにもさっぱりわからないだろうけど、とにかくそういう文芸評論で、ある意味ぼくの本質が詰まっている。
2013-10-28 20:51:24東浩紀さんのセカイからもっと近くに、法月論が完全に柄谷行人論になっていて(ゲーデル的問題で思い悩み外部を求めるヤツって!)、作品論でありつつ虚構と現実の境界ならぬ新本格とニューアカの境界を狂わせるメタ批評でもある。リーダブルな文章含めサービス満点だがサービス満点こそ文芸批評だった
2013-12-10 23:21:08