『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの
- karitoshi2011
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0『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 2013年10月28日 http://t.co/JkokkGeLjB 紹介し、感想等を付け加え、まとめます。
2013-11-07 19:28:281(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 福島市中心部から車で20分ほどの小高い丘の上にある、福島県立医大に、2011年3月15日午後、医師や職員の不安が極度に高まる中、現れたのが、被曝医療を専門とする熊谷敦史助教らの長崎大チームだった。
2013-10-28 22:26:452(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 文部科学省の緊急被ばく医療調整本部から派遣された、熊谷氏らの目的は、福島第一原発4号機が破綻した際の大量被曝者の受け入れ態勢づくり。
2013-10-28 22:28:363(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 長崎大熊谷助教らは2階の一室で県立医大の、救急科部長の田勢長一郎教授、救急医の塚田泰彦氏と長谷川有史氏、放射線医の佐藤久志と宮崎真氏の5人に説明した。5人は3月12日以降、除染棟で被曝医療の準備をしてきた医師たちだ。
2013-10-28 22:34:274(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 長崎大熊谷助教は淡々とした口調で医療調整本部が決めた患者受け入れの手順を説明した。 ヘリで運んだ患者を自衛隊員と協力して除染し体育館に運ぶ。遺体は体育館下の室内プールへ――。
2013-10-28 22:35:565(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 長崎大熊谷助教の説明。「大量被曝した患者の治療は補液程度になります。体育館は野戦病院のようになるでしょう。病院自体も避難区域に入るかもしれません」 補液とはいわば点滴のこと。手の施しようのない患者が来ても治療する。
2013-10-28 22:37:466(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 長崎大学熊谷助教の説明だと、病院周辺の住民が避難しても、県立医大の医療担当者は最後まで残る。そういう意味だ。 県立医大の医師たちには思ってもみない内容だった。
2013-10-28 22:39:117(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 「国からスーパー部隊が来る」 佐藤医師は上司からそう聞かされていた。ハリウッド映画に出てくるような黒ずくめの集団がてきぱきと処理を進め、プロフェッショナルな医師たちが迅速に治療する。そんな風景を想像していたのだが……。
2013-10-28 22:41:418(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 目の前にいる医師は長崎大熊谷助協ひとりだけ。裏切られた気がした。 救急医師の長谷川氏も同じ思いだった。「え? 俺たちがやるの」。驚いた。大粒の涙が出てきた。
2013-10-28 22:43:599(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 熊谷医師は「早ければ今夜にも原発が大爆発する。準備を急ぐ必要がある」と告げた。 佐藤医師は、長崎大のチームに学内を案内した。グラウンド、体育館、屋内プール……。
2013-10-28 22:53:4410(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの こんな声が出た。 「遺体をこんなに深いプールにどうやって下ろすんだ」 「体育館の床に寝かせたらかわいそう。運動用マットを敷こうか」
2013-10-28 22:54:4411(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 半面、誰もがいまひとつ実感を持てずにいた。想定はあまりにも現実とかけ離れていた。 雨が降っていた。放射線防護学が専門の長崎大松田尚樹教授は不安を感じた。(以上紹介終了)
2013-10-28 22:56:4412(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 以下、感想など。 説明は、長崎大熊谷助教一人が、福島県立医大の5人の医師に行った、と記事は説明する。 あれ?同行した松田教授は?確かに同行の長崎大メンバーには、医師は熊谷氏しかいないのだけど。それと、大津留教授は?
2013-10-28 23:00:3813(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 感想他、続。 受け入れ側にも疑問がある。 「国からスーパー部隊が来る」と佐藤医師に言った「上司」とは、宍戸文男教授しか考えられないのだが、説明を受ける側には宍戸教授がいないのだ。除染棟の準備にも入っていたのか?
2013-10-29 00:32:1214(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 感想他、続 熊谷氏が説明していることへの疑問は、他にもある。文部科学省の緊急被ばく医療調整本部から福島市に入った医師は、他にもいるのに。なぜ長崎大チームだけが福島県立医大に入ったのだろう?他のスタッフは何をしている?
2013-10-29 00:32:4415(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 感想他、続 今回の記事の中心は、次の部分だろう。 「手の施しようのない患者が来ても治療する。病院周辺の住民が避難しても最後まで残る。そういう意味だ。」 治療の部分はともかく「医師は住民避難後も最後まで残る」はどうか?
2013-10-29 00:33:1516(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 感想他、続 この指示は「避難することは許さない。被曝してでも残れ」という事だ。一体、こんな指示を出す権限を、なぜ別の大学の助教が、一方的に、どんな権限で伝達するのだろう?
2013-10-29 00:33:5017(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 感想他、続 県立医大の記録集などで、県立医大の様子を「さながら野戦病院の様相」という記述をしているのだが、まだ言葉が足りない。 「最前線に取り残されても撤退を許されない野戦病院」扱いだったのだ。
2013-10-29 00:34:1818(プロメテウスの罠)医師、前線へ:10 え?俺たちがやるの 感想他、続 医師と言えども、一人の人間だ。他に看護師などの医療スタッフがいなければ、病院は機能を発揮できない。 だからと言って、「お前らが避難することは許さない」と命令できる権利は誰にも無いと、私は思う。
2013-10-29 00:35:52