[公開読書]サードプレイス —コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」―【はしがき〜第二版へのはしがき】

サードプレイス —コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」― http://www.amazon.co.jp/dp/4622077809/ 2013年10月25日初版 みすず書房 続きを読む
議事録 サード・プレイス オルデンバーグ 居場所 まち 都市
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白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
[公開読書]サードプレイス —コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」―,2013, レイ・オルデンバーグ:著, 忠平美幸:訳, マイク・モラスキー:解説, みすず書房 http://t.co/tCSjVrDWeY 原著→The Great Good Place:1989
はしがき(P5〜P10)
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
はしがき インフォーマルで公共の集いの場が果たす目的や機能は、社会の他の機関では果たすことが出来ない。優れた文化の背景にはインフォーマルで公共の場の存在がある。民主主義は弱くなり個人生活は豊かではなくなったのに、インフォーマルで公共の集いの場をアメリカは十分活用できてない。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
この本では、インフォーマルな公共生活、そしてそれを実現する「とびきり居心地よい場所(グレート・グッド・プレイス)」の意義を論じたい。これまでそのような場所の重要性は直観的には理解されてきたが、理論的根拠を語ったものはなかった。だから、本書はそのようなものになればよいと思っている。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
この本で気をつけたのは、専門用語は使わないようにしたこと。また、結論を出す際は、それが私の体験と一致していることや、それについてこれまで他者による観察や報告がなされてきたことや、これまで学問として批判的に検討されてきたことを書くように努めたことである。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
本書は三部構成。 第一部は、サードプレイスの機能、特徴、物理的な条件の解説。 第二部は、イギリスのパブやフランスのカフェなどの具体例から、文化や国民性が生み出すサードプレイスの様々なバリエーションの紹介。 第三部は、社会・政治面でのサードプレイスの課題とその解決策の提示。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
分析方法は実地調査を通したグランデッド・セオリーである。また、研究方法に則した補足データが別にみつかればそれも使った。 本書とは別のサードプレイス論としてはフィリップ・アリエス(仏)の「The Family and the City(家族と都市)」の論考がおすすめ。
第二版へのはしがき(P11〜P32)
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
第二版へのはしがき この本の初版が出てから同じような主題のものが数多く世に出たが、改めて都市開発・郊外開発が「歩くこと」や「話すこと」を奪った代償は大きいと思われる。 すなわち、歩き、人と出会うことはその地域の一部になる事だし、話すことはコミュニティと民主主義の基盤になるのである
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
第二版へのはしがきでは、2つのことを述べている 【1】本書の理解をさらに押し進めるさらなる参考文献の紹介 簡単な解説とともにpp.13〜pp16までに記載。全部で18冊の紹介。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
【2】サードプレイスに適した機能・役割 (1)近隣住民を団結させる サードプレイスは「あらゆる人を受け入れて地元密着であるかぎりにおいて、最もコミュニティのためになる(P17)」 。オルデンバーグの例は郵便局やドラッグストア。 (メモ:日本でいう昔のお寺もそうだと思われる)
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
「このような場所は、事実上あらゆる人が利用するので、じきに、誰もがみんなで知り合いであるような雰囲気が生まれる。ほとんどの場合、全員が——とは言わないまでも、おおかたの人は——自分以外の全員を好きなことなどありえない。けれども重要なのは、あらゆる人を知っていることであり、
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
そのみんなが福祉全般にどれほど多様なものを足し引きしているかを知ることであり、さまざまな問題や危機に直面したとき彼らがどんな貢献をできるかを知ることであり、彼らにどんな感情をいだいているかに関わらず、近隣に住む誰とでも仲良くやってゆくすべを身につけることである。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
サードプレイスはいわば『ミキサー』なのだ(P18)」
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
(2)融合 「サードプレイスは、来訪者の『通関手続き地』の役割を担い、新入りが古株の多くに引き合わせてもらえる場所として役に立つ(P18)」。 都市設計的に考えれば、本来新参者や転勤族が溶け込める場所が街に用意されてるはずだが、実際はそうなってない。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
受け入れる側の都市や近隣住民にとっても、新参者や転勤族を取り込み損ねることは、そこでのコミュニティ・ライフが向上しないことになるので、結果的にみんなが苦労することになる。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
一度きりの出会いの場所ではいつでも歓迎してくれる場所にはならないサードプレイス:中立の領域(役割を担わない空間)がある事で、その地域でとびきり生活がしやすくなる。そこは好きな時に来て帰れる場所で、誰の世話にもならない。近隣住民の事は、そこにいれば直にあるいは噂で知る事ができる。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
(3)仕分け場(P19) そこに関わり続けることで、他の人について、あの人は誰が好きとか嫌いということを知ることができる。自分についてもそうで、そこでは自分と興味の似ている人を見つけたりする。ここから新たな付き合いが生まれる事もしばしば発生する。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
(4)中間準備(P20) 一般的にいってコミュニティの力とは、個人で出来ない事をみんなでやれるというところにある。その為には、そこにいる誰がどんな事が出来るかを知っている必要がある。例えば、災害時では地元民が集まり力を結集する必要がある。サードプレイスはそれに役立つ。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
(5)顔役(パブリック・キャラクター)の供給 顔役:近所のあらゆる事を知っていて、近所のことを気にかけている人物のこと(P20)。しかし用途別区画(ゾーニング)によって地元の商業施設は廃れ、チェーン店の経営者はコミュニティの為の事をしなくなった。分譲地には「顔役」はほとんどいない
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
(6)若者と大人を一緒にくつろがせ、楽しませる機能 アメリカ社会は若者をどんどん大人から隔離していった。昔は、近隣の大人による見守り機能が地域にあったが今はほとんど見られない。母親も働くようになり、昔より家族と地域のつながりが弱くなってしまった。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
「サードプレイスは、退職した人びとが現役の人びとと接触を保つ手段や、うまくすれば、いちばん古い世代がいちばん若い世代と交流する手段を提供する(P23)」 ちなみに本書では高齢者や退職者より子供に関する章を優先した。それは、子どもの方が自己主張できる力が十分に備わってないからである
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
(7)互助・集団支援(グループサポート)セルフヘルプとほぼ同意?) 「サードプレイスの友好的な雰囲気のなか、人々は知り合い、互いに好感を抱き、やがて互いの世話をするようになる(P24)」。互いの福祉に関心をもつということ。お互いのためになること(貢献)をするということ。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
(8)会合の主催地《会話》 毎日のように通うことができるので、たくさんの友人をたびたび誘うことができる。そこでは、各自が応分の時間を差し出している。そこでは、たびたび笑いが起こる。競争に勝つことや、日常のストレスは「棚上げ(P25)される。
白川陽一(名古屋市青少年交流プラザ) @shirasan41
サードプレイスに何度でも戻ってくる基本的な動機は「楽しいから(娯楽)」アメリカでは娯楽は産業化されてしまった。サードプレイスでは、そこにいる人々自身が娯楽の提供者。娯楽を支えるのは会話。 ジョワ・ド・ヴィーヴル(仏:生きる喜び)文化=公共の場でお金をかけずに楽しむ事、と似ている
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