クラブNOON 風営法違反訴訟公判 第２回 ＠大阪地裁 まとめ

神庭亮介 @kamba_ryosuke

第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。本日は摘発当時、店内にいたお客さんの証人尋問です。以下、検察官と客Ａ（若い女性）とのやり取り。「何をしていましたか」「お酒を飲んだり、音楽に合わせて踊ったりしていました」「どんな動きでしたか」「ジャンプしたり、左右に移動したり」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。検察官「動いているのは足ですか」客Ａ「足ですね」「足の動きはどのようなものでしたか」「右足を右に一歩動かしたら、それに合わせて左足も右に動かして……」「いわゆるステップですか」「はい」「それ以外の部分は」「足に合わせて腕も一緒に動かしてました」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。検察官「腕の動きはどういう？」客Ａ「（少し笑いながら）腕も足と同じで、右手を右に動かしたら、左手も合わせて動かす、という感じです」「手首、肩、ひじのどこを起点にして動かすのですか」「ひじを起点に」「ひじを曲げる？」「曲げています」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。検察官「手は胸のあたり？」客Ａ「そうですね」「腰も動かすのですか」「足を動かすと腰も動く。ひねるわけではなく、足を左右に動かす時に合わせて動く感じ」「ジャンプとはどういうジャンプですか」「その場で少し上に跳びました」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。検察官「ほかのお客さんは体を動かしていましたか」客Ａ「はい」「動きの激しい人もいましたか」「はい」「その人はどういう動きを？」「左右に移動したり、腰をひねったり」「（微笑して）どういうひねりですか？」「腰をオーバーに動かしていました」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。弁護側の証人尋問では、実際に客Ａさんがダンスを実演する場面も。かなり恥ずかしそうでした。しかし、弁護団から「腰をひねって踊っていた人もいたそうですが、差し支えなければ実演してもらえませんか」と言われた時は、さすがに「イヤです」と断っていました。

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。静粛な法廷で一人立ち上がって踊るだけでも相当な恥ずかしさですから、「腰をひねって」と言われて拒否した客Ａさんの気持ちは痛いほどわかります（笑）

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。続く３０代の女性客Ｂへの尋問では、検察側が「店内でダンスをしていた（している人がいた）」という言葉を引き出したかったらしく、何回も似たような質問をぶつけていました。しかし客Ｂは「体を揺らしていただけ」と繰り返し、やりとりは堂々巡り。

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。なお食い下がる検察官を、業を煮やした裁判長が「『ダンス』なのか、『体を揺らした』のか、『踊っていた』のかは、単に言葉の問題。そんなことはどうでも良くて、具体的な状況が知りたいんです」とたしなめる場面も。「……ハイ」と検察官。

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。弁護側「ステップをしている時はどんな気持ちでしたか」客Ａ「楽しい気持ちでした」／弁護側「ＮＯＯＮの摘発をどう思いますか」客Ｂ「純粋に音楽を楽しんでいて、経営者やＤＪもみんなを喜ばせようとしていた。なぜ摘発されるのか。悔しいし、納得できません」

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では、午後の部行ってきます。続きはまた夕方つぶやきます。連投失礼しました。

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。検察官「まわりのお客さんはどんな動きをしていましたか」客Ｂ「私と同じように楽しんでいたと思います」「楽しんでいたかどうかは、証人にはわからないと思うんですけど（笑）」「……記憶には残っていませんが、私と同じような動きではなかったかと思います」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。ここから午後の部です。弁護側「ダンスフロアにお客さんが３０人ほどいたということでしたが、全員踊っていたのですか」男性客Ｃ「正直、変だなと思いました。クラブって普通みんな踊るじゃないですか。なんでこんなにノリが悪いのかなって。そしたら警察だった」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。弁護側「警察官は何人ぐらいいましたか」客Ｃ「結構いたと思います。５人以上はいた」「１０人はいなかった？」「すみません。覚えてません」「少なくとも５人以上？」「そうですね」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。弁護側「ＮＯＯＮであったブリティッシュ・パビリオン（英国ロックのイベント）は、期待に応えるものでしたか」客Ｃ「はい。とても勉強になりました」「印象に残った曲は」「エミリー・サンデーの『ネクスト・トゥー・ミー』。家に帰ってすぐレンタルしました」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。弁護側「新しい音楽との出会いを提供してくれた場が摘発を受けたことについては、どう思いますか」客Ｃ「まあ、ルールはルールなので。守ってくれれば客は楽しく踊れたわけで……。コンテンツ自体に罪はないと思います」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。検察官「店内の明るさは」２０代男性の客Ｄ「暗かったです」「一緒にいる人の顔は確認できたか」「確認できるぐらいの暗さでした」「店内すべて見える？」「うーん、離れていたら見えづらかったかも」「何センチ離れたら見えない？」「あのイスぐらいですね」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。客Ｄさんが部屋の端にある裁判官の並びの席（ふだん裁判員が座る席）を指さしたため、弁護側持参のメジャーで距離を測定することに。検察側と弁護側がぎこちなく共同作業。「５メートル３０センチですね」と弁護人。法廷が一瞬、ほっこりした空気になりました。

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。今回、このメジャーは大活躍で、証人が隣の客との距離を「これぐらい」とジェスチャーで表現した際など、じゃあ測ってみよう、ということでたびたび登場していました。やっぱり裁判は、情報をきちんと文字化しないといけないんだな、と改めて実感。

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。本日最後の尋問は、弁護側証人の女性客Ｅさん（Ａ～Ｄさんは検察側・弁護側の双方が取り調べ請求）。「摘発時、捜査員から客に『事情聴取するのでその場にとどまるように』と案内があったが、自分は名前も聞かれずに外に出された」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。客Ｅ「なぜ名前も状況も聴かれないのか納得できず、捜査員に尋ねると『もう聴く必要がなくなった』『決まった人数に聴き終えたので、あなたはいらない』と言われた。ＮＯＯＮは大事な遊び場だし、無くなったら嫌だという思いもあったので、話を聴いてほしかった」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。客Ｅ「ずさんな捜査に対して憤りを感じた」弁護側「ずさんとは？」客Ｅ「客が何百人もいて聴取できないなら理解できるが、客はそう多くなく、捜査員はたくさんいた。それぐらいのこともせず、きちんとした捜査ができるのか疑問に感じた」

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第２回ＮＯＯＮ風営法公判＠大阪地裁。弁護側「客は何人ぐらいいた？」客Ｅ「（覆面捜査員を除いた）純粋な客は２０人もいなかった」「捜査員は？」「少なくとも１０人はいたと思う。１５人ぐらいのイメージ」「ＮＯＯＮ摘発の感想は」「健全な遊び場がこういう形になってしまったのは非常に残念です」