『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない

『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 2013年10月30日 http://digital.asahi.com/articles/TKY201310290739.html 紹介し、感想等を付け加えました。 福島市とその近辺の住民が、避難するタイミングをどのように失っていったのか。 続きを読む
原発 震災 朝日新聞 プロメテウスの罠
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
0『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない http://t.co/8NDUcfkMgT 紹介し、感想等を付け加えてまとめます。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
1(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 3月15日夜。福島市の福島県立医大では大量の被曝患者を受け入れる準備が本格化。除染棟の前には自衛隊の中央特殊武器防護隊が除染用のテント2張りを設営。その向かいで、日本原子力研究開発機構のシャワー車と体表面汚染測定車が待機
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2(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 防護服を着た男たちが行き交い、ものものしい雰囲気になっていた。 福島県立医大救急医の長谷川有史氏は、救急科の上司から被曝患者の治療を一任されていた。しかし、過去に受けた被ばく医療セミナーの記憶はほとんど消えている。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
3(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 前日(3月14日)、3号機爆発で重傷を負った自衛隊員が運ばれてきたときも、長谷川氏は教本を見ながら治療した。   皮膚が焼けただれ、嘔吐し、血便が出る。そんな被曝患者が来るだろうと想像した。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
4(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 何十人も処置できるのか……。自信はなかった。 長谷川氏は同僚と話し合うことにした。 15日夜。除染棟の一室。  長谷川氏は長崎大の熊谷敦史氏から聞いた最悪のシナリオを5人の同僚に伝えた。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
5(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 長崎大熊谷助教が語った「最悪のシナリオ」とは。 原発が大爆発し、病院が避難区域に入る可能性もある。 そういう内容だった。 これからどうするか。 福島県立医大の同僚たち(救急医?)は本音を口にした。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
6(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 「許されるなら病院を離れたい」  「できれば。ここで仕事をしたくない…」 医師といえども人間だ、怖くて当たり前と長谷川氏は思った。結局、病院に残るか否かは個人の意思に任せる事にした。誰かが逃げても恨まない。そう約束した。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
7(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない  長谷川氏は最後にこう話した。  「今日ぐらいは家に帰んねえかい。大爆発したら、集合すっぺ」   原発事故以降、みんなほとんど自宅に帰っていなかった。一度帰宅しよう、そう決めて解散した。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
8(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない  長谷川氏も市内の自宅に車を走らせた。ハンドルを握りながら、爆発のことが頭を行き交った。明日、目覚めたら目の前の世界が全て放射性物質で汚染されているかもしれない。一体、どうなるんだ……。  
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
9(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない  家族は長谷川氏の実家がある新潟県に避難させていた。   家に帰り、病院から持ち帰った炊き出しのおにぎりを、ペットのウサギと分けた。その後、睡眠薬を飲んだ。とにかく熟睡したかった。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
10(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 翌16日朝、まだ爆発は起きていなかった。長谷川氏は気持ちの整理がつかないまま、被曝傷病者の受け入れに携わることとなった。  この日も、患者がやってきた。 (以上 紹介終わり)
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
11(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 以下、感想など。 まず、指摘しなければいけないのは、この夜の「現状」認識だ。前のまとめ http://t.co/YmAEFw6gJq を見てもらえば分かるが、この時福島県立医大は、年換算で200ミリを超える汚染下にある
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
12(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 福島市が原発事故発生後、2013年10月30日までで、最も高い空間線量を記録したのは、この2011年3月15日の18時40分。公式で24.24μSv/h。 国が避難基準としている3.8μSv/hの6倍以上。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
13(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 本来ならば、福島市はこの時避難指示が出されてしかるべき汚染の中にあった。 原子力規制委員会が定めた新基準でも、避難指示が出されるはずの汚染の中にあった。 しかし、避難指示は出なかった。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
14(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 佐藤雄平福島県知事が菅直人首相と電話会見したのは、この日16時21分。 この会見で佐藤知事は、菅首相に避難指示の拡大と子どもたちの避難受け入れを断っている。 福島県立医大の周辺には、避難指示などありえなかった
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
15(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 従って、福島県立医大周辺の住民が避難するとしたら、自主的な避難しかありえなかった。自主的に避難するには、記事にあるように原発が大爆発するしかなかった。しかし、「原発で爆発があった」では避難できない。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
16(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 住民の自主避難がありえるとすれば、政府か大マスコミが「原発が大爆発した」と発表した場合だけだった。 しかし政府は「大爆発」と表現しなかっただろうし、大マスコミは、原発の状況を報道できる距離にはいなかった。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
17(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 政府もマスコミも、そして福島県庁も非難するよう呼びかけない。ならば、残る避難の可能性はなんだったか? それは、放射線専門の科学者による数値の発表と警告だったのではないか?
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
18(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 長崎大学の松田教授と熊谷助教には、それだけの権威があり、実測の高い空間線量も持っていた。松田教授は、自らの頭部が1万cpmを超える被曝をしたという計測値も持っていた。2人には、避難を促すことが可能だった。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
19(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 もう一人、権威があり、数値を知っていた人がいたことは、昨日記事になっている。 長崎大学の山下俊一教授は、2011年3月15日に松田教授と熊谷助教から、それぞれ電話を受けて汚染の数値を知っていた。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
20(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 他に福島市に入っていた「専門家」が何をしたのかはよくわからないが、少なくとも長崎大メンバーは、福島市内が避難に値すべき汚染を受けていることを知っていたし、地元の医療スタッフに伝える機会も持っていた。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
21(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 もう一つの組織の責任を問題にしないと、2011年3月15日に関しては不公平になるだろう。 飯舘村長泥150μSv./hと浪江町昼曽根トンネルで330μSv/h。 いずれも文部科学省の測定。秘匿された。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
22(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 文部科学省は、長崎大グループ以上に、甚大な汚染が20キロ圏外に広がっていることを把握していた。しかし、住民には何の警告も与えなかった。計測していること自体、付近の住民には教えなかった。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
23(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 この日、県立医大スタッフを置き去りにして、長崎大学グループが戻った自治会館に設置されていたのは、国対策本部からも県対策本部からも文部科学省が「独立」して作った「緊急被曝医療調整本部」だ。 文部科学省って何だ?
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
24(プロメテウスの罠)医師、前線へ:12 逃げても恨まない 感想等続 つまり、県立医大はすでに、長崎大学グループと文部科学省とに、欺かれていたのだ。周辺の住民と一緒に。 既に避難しなければならない環境にあるのに、「今後事態がより深刻になるかもしれないから覚悟しろ」と言われて。
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