復興魔女宗とサイケデリックについて

bangi23備忘録
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磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

ドリーン・ヴァリアンテもしつこくいってるけど、伝統魔女宗てのは古式ゆかしいドラッグ文化で20世紀魔女復興運動はサイケデリックムーブメントなんよ。それは根性だせば合法的にできるしその到達点はドラッグなしでもいけるとこ。だけど「ドラッグ文化じゃない」と言ったら見えなくなるもの。

2013-10-30 04:48:47
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

日本でウィッチクラフトが流行らない理由はその直接体験が圧倒的に少ないのが理由。儀式魔術は作法文化だから敷居が低い。けど二つは全くの別物じゃなく、前者から後者への翻案が介在する。その関係性が逆転して捉えられがちなのも、同様の理由。

2013-10-30 04:51:31
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

カエルにキスすると王子様になる、というお伽噺は、ある種のヒキガエルが分泌する動物性THCの幻覚作用を利用する古い魔女宗技法が元ネタ。気の遠くなる程古い流れ。

2013-10-30 04:55:43
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

魔女宗的実践にドラッグは必要ない。なぜなら、ドラッグできることは全てドラッグなしでもできるから。というより、できなくては意味がないから。変性意識とメタ認識は、母から子への継承が最もピュアかつ重要な現場。

2013-10-30 04:59:27
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

知覚とは化学反応であり、従って「わたし」もまた化学反応であり、その上でそれを観察し操作する「大きなわたし」の所在を探求する落下と跳躍へと背中を押すことである。

2013-10-30 06:11:13
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

幻覚剤Hallucinogenの最も重要な心理学的・文化論的意義は、それが生み出す幻覚作用そのものにあるのではない。我々の知覚する現実の基底部が化学的な条件付けであること、言語的・社会的合意現実はその上部構造に過ぎないことを体験を通じて知ることにある。言い換えれば

2013-10-30 06:08:02
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

「わたし」が既に全面的に化学反応であるならば、その操作のために外的な幻覚作用物質は理論上必要ない。脳神経回路という化学的基盤では、外部からの供給に先だって根源的で圧倒的な化学反応が一瞬毎に生起している。

2013-10-30 06:16:19
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

そのように「わたし」にOperativeに働きかける化学作用は、時の政府によって違法とされる化学物質による限定的な作用よりも、呼吸、感覚と運動の制御、脳の意識的駆動のほうがずっとダイナミックで深い。どんな魔術もこの身体操作を除けばただ物語と作法が残るだけである。

2013-10-30 06:24:10
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

脳神経回路に最も全面的な化学的インパクトをもたらすものは「愛」という変性意識状態だろう。「死」もまた然り。

2013-10-30 06:45:21
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

クロウリー最後の大作業トートタロット完成が1944年。ガードナーとクロウリーの最初の「影の書」46年。47年クロウリー死去、49年サンド社LSD試薬配布、1930年にクロウリーからペヨーテ指南を受けたハクスリーの「知覚の扉」が54年。ウィッカ成立の時代背景。

2013-10-30 08:16:59