芦田宏直@jai_an氏の、「女性学」・・・女性とは何か?

芦田@jai_an氏が、連続ツイートしてたので、そこだけ抽出してまとめてみた ツイートへの反響はこちら; http://togetter.com/li/58539
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芦田宏直 @jai_an

【女性学(1)】 女性とは、最初に愛し愛された人間が同性である者のことを言う。 反対に男性とは、最初に愛し愛された人間が異性であるもののことを言う。

2010-10-11 22:47:20
芦田宏直 @jai_an

【女性学(2)】この場合、同性も異性も、大概は、母親のことを指している。従って、男性は思春期の異性イメージの原型を〈母親〉再生するだけでよい。が、女性は、そう単純にいかない。母親から父親への移行を通じてしか異性原型が出来ないから。

2010-10-11 22:55:02
芦田宏直 @jai_an

【女性学(3)】女性にはもう一つの移行がある。それはクリトリスからヴァギナへの移行。乳幼児期に、女性も無意識も含めてクリトリスを刺激してオナニーを行うが、これを思春期に反復する(男子は言うまでもない)。しかし女性の特有性はヴァギナ快感。クリトリスからヴァギナへの移行が存在する。

2010-10-11 22:59:21
芦田宏直 @jai_an

【女性学(4)】このクリトリスからヴァギナへの移行は、愛し、愛される男性との邂逅以外には達成されることはない。これに失敗するとセックス体験(=ヴァギナ体験)は豊富であるにもかかわらず、死ぬまでクリトリス派にとどまる。

2010-10-11 23:02:37
芦田宏直 @jai_an

【女性学(5)】「最初の男性が大切」「処女性」問題は、このクリトリス反復の問題に関わっている。クリトリスでしか感じないという問題は、男性の関与を認めないのと同じ。つまり男性がペニス快感を女性の身体を道具化するのと同じようにしか女〈性〉を受容できないのと相似している。

2010-10-11 23:06:41
芦田宏直 @jai_an

【女性学(6)】女性が母親から父親へ移行すること、クリトリスからヴァギナへと快感を移行させること。この二重の移行は男性にはない危うい綱渡りなのである。この危うい性を〈女性〉と言う。男性は精神としても肉体(快感)としても単純で安定しており、乳幼児期を反復すれば性的には大人になる。

2010-10-11 23:10:58
芦田宏直 @jai_an

【女性学(7)】〈男性〉が遊ぶ性(遊びうる性)である理由は簡単だ。本命(母親原型)がいつでもあるからである。どんな女性が好きなのかが出来上がっているからだ。だから容易に順番も付けられる。だから遊べる。が、女性はどこからが遊びか本命かわからない。原型が明確ではないからだ。(続く)

2010-10-11 23:15:14
芦田宏直 @jai_an

【女性学(8)】それを一言で言うと、女性は愛されて男性を確かめる、男性は愛することを通じて女性を確かめる、ことになる。同じ、〈もてる〉という言葉を使っても女性と男性では意味が全く異なる。男性はもててもしようがない。嫌いな者は美しい女性であっても嫌いだからだ。

2010-10-11 23:18:47
芦田宏直 @jai_an

【女性学(9)】逆に女性は、愛されることを通じて〈男性像〉を作り上げていく。だから「最初の」男性に遊ばれてしまうと、不幸なことが連続することになる。愛し愛される〈男性像〉が像を結んでいかないからだ。恋愛を重ねる度に、自分がどんな男性と合っているのかがわからなくなっていく。

2010-10-11 23:22:00
芦田宏直 @jai_an

【女性学(10)】ところで、(先に触れた)女性の性的な二重の移行性は、基本的には、男性よりも、愛すべき異性像が広いことを意味している。男性のように異性像が狭くはない。(続く)

2010-10-11 23:26:38
芦田宏直 @jai_an

【女性学(11)】(承前) その分、愛されることによって、選ばれた男性に「染まる」度合いが高い。それ故にこそ、男性に「遊ばれること」は、危険この上ないことになる。女性は、異性イメージが曖昧な分、遊べない性だから。

2010-10-11 23:28:26
芦田宏直 @jai_an

【女性学(12)】従って、女性が〈性〉として幸せになるということは危ういつなわたりだ。まずは受動の〈性〉だということ。愛されることによってしか自分の性を精神(男性像)としても肉体(ヴァギナ快感)としても引き受けることが出来ない。

2010-10-11 23:30:56
芦田宏直 @jai_an

【女性学(13)】しかし、自分が本当に愛されているのかどうか、女性にはその基準そのものがない。しかも遊ぶのが上手な男性ほど、自分はうぶだ、ということを前面化して近づいてくる。騙され安いということが性の原理としての女性。騙されやすいということと柔軟性の像とが区別できないからだ。

2010-10-11 23:34:53
芦田宏直 @jai_an

【女性学(14)】したがって、女性が恋愛をして(「私が選んだ人」というふうに主体転換して)無事(とりあえず)結婚へ至るということが、どんなに危うい偶然の上になり立っているか、ここに思いをはせない恋愛論はありえない。男性は「好き、好き、好き」を押し通せばいいだけのことなのだから。

2010-10-11 23:40:05
芦田宏直 @jai_an

【女性学(15)】つまり、恋愛は、n個の主体による意志と能力によってなされるものではない。恋愛は、特に女性にとって、〈出会い〉でしかないからだ。

2010-10-11 23:42:36
芦田宏直 @jai_an

【女性学(16)】もしもフェミニズムが存在しうるとすれば、こういった(あれこれの)意志と能力をこえた〈出会い〉によってしか自分の異性像と身体とを受け入れられない女性の特有な水準を、社会、そして男性が気に留めていない場合のことだろう。

2010-10-11 23:45:36
芦田宏直 @jai_an

【女性学(17)】男性は、努力や能力で差別されるが、その差別は「主体的な」努力や能力が根拠であることによってまだ納得できる要素が強い。不本意である場合もあるが。しかし女性の家族形成は、全く主体的ではない。ここに家族という〈社会〉の固有な水準がある。家族は社会でも組織でもない。

2010-10-11 23:50:46
芦田宏直 @jai_an

【女性学(18)】主体的な能力や努力の女性とは、化粧をしたり、着飾ったり、知性を身に付けたり、キャリアを持つ女性ということであるが、そんなの大きらーい、という男性はいくらでもいる。自然な方がいいと言われて自然に振る舞うのも不自然だ。どうすればいいの、ということになる。

2010-10-11 23:54:13
芦田宏直 @jai_an

【女性学(19)】しかし、それに反して、男性の主体的な努力はそのまま社会的なパワーに繋がり、着飾ることなく、女性を選ぶパワーに繋がっている。社会的な成功と男性としての成功とはほぼ重なっているのだ。この落差は、社会運動では「改革」できない。

2010-10-11 23:58:08
芦田宏直 @jai_an

【女性学(20)】つまり女性の社会進出という問題は、性としての女性の問題ではない。女性は社会の起源であって、それ自体は社会的ではない。家族は、偶然に成立した社会なのである。男性は優しくなくてはいけない。女性を大切にしなくてはならない。様々な意味を込めて、私はそう言うしかない。

2010-10-12 00:03:12
芦田宏直 @jai_an

疲れた。とりあえず、今日の【女性学(1)~(20)】はここで終わります。

2010-10-12 00:03:49
芦田宏直 @jai_an

私の思いつきの即興【女性学】がやはりtogetterされましたね→ http://ow.ly/2RGK2

2010-10-12 00:28:18
芦田宏直 @jai_an

【女性学補論】だから、男性が女性を囲いたがるのは、女性の背後に他者(他の男性への柔軟性)を感じてるからだよ。女性の男性像が不安定だから。それが異性愛のダイナミクスを産んでいる。そして文学や芸術をも。

2010-10-12 00:33:39
阿野ロロ @anonroro

面白い・3・! いわゆる男性論女性論ってどうも胡散臭いなぁって偏見があったんだけど、少なくとも、経験や伝聞に基づく「決めつけ」よりは論理づけられている分マシだと思った・3・ 「芦田宏直@jai_an氏の、「女性学」・・・女性とは何か?」 http://bit.ly/dyzeQs

2010-10-12 17:53:12
@gmax_jp

なんか酷いな。 http://bit.ly/aXSCJC "男性が女性を囲いたがるのは、女性の背後に他者(他の男性への柔軟性)を感じてるからだよ。女性の男性像が不安定だから。"ってさぁ…

2010-10-12 20:58:21
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