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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第1085回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、昨日リクエストがあったので、そのことを。 
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(1)「世代論」を信じないし、「世代論」を振り回す人も、信用しない。人それぞれだと思うからだ。それで、MITの石井裕さん(@ishii_mit)は何歳だか知らないけれど、そのクロック数や好奇心など、ティーンエイジャー並だと思う。生物的に若くても年寄りじみたやつたくさんいる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(2)石井裕さんに最初にあったのは研究所でのトークで、まあそのマシンガンに驚いた。その後、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』のスタジオで石井さんがいらして、そこでもマシンガントーク。確か、DVDの方には特典映像でたっぷり入っているんじゃなかったっけか。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(3)MITのメディアラボは、おもちゃ箱をひっくり返したようなところで、オープンスペースに卓球台が置いてある。ぼくもやってみたが、それは、石井さんの発案らしい。石井さんは、卓球が大好きなのだ。(ぼくも何を隠そう中2の時に卓球部だった。)そして人がわらわら歩いている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(4)メディアラボとコラボする日本企業は多いけれども、技術的なR&Dの成果はもちろん、教育効果、のようなものも甚大なのではないかと思う。自由な精神や、疾走する精神、そして何よりも、オリジナルな「頂点」を目指すというスピリットを学ぶという点において、石井さんは一つの触媒だ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(5)石井さんは、「tangible bits」という概念を打ち立てて、学会で名を馳せた。コンピュータ内のデジタル情報を抽象的な「01」ではなく、触れ、実感できるものとして取り扱うというビジョン。この偉大なコンセプトに導かれて、後はさまざまな「インスタンス」(例)が出る。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(6)石井さんの研究分野であるメディアやユーザーインターフェイスは、日進月歩。そんな中で、「tangible bits」という概念は、いわば、研究の大きな方向性を導く「北極星」のような存在。このヴィジョンを工夫し、こね回し、「鋳造」したことが、石井裕を石井裕にした。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(7)そして、石井裕さんが今提案しつつある概念が、「radical atoms」。究極的に言えば、原子の一個ずつを、人間とのインタラクションでマニピュレートするというヴィジョン。技術的にはあと100年とか200年とかかかるだろうが、確かに、そちらの方向にいけば、面白い!
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(8)話は変わるが、レストランで「苦手な食材はありませんか?」と聞かれると、何か面白いことを言おう、と思っていつも詰まってしまう。石井裕さんとごはんを食べた時、石井さんの答えに、瞠目してしまった。「苦手は?」と聞かれて、石井さんはジョークで返した。「ウィンドウズ!」
茂木健一郎 @kenichiromogi
いは(9)結局、石井裕さんと話していていいなと思うのは、クロック数が早く、疾走していて、そしてアクションをとるのに躊躇しない、といったその生命脈動なのだろう。先日の学生とのセッションも、日本の学生の方がもたもたして年寄りのようで、日本が石井さんから学ぶことはまだまだ多い。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第1085回「石井裕は、走っている」でした。

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