GIDイデオロギーの終焉
GID(性同一性障害)は現在、欧米では虚偽の障害とされています。1960年代の米国で盛んに性転換手術が行われましたが、手術後の患者の自殺が多いために、1970年代後半には大半のジェンダークリニックが閉鎖されました。現在でも米国では手術は安全性に問題があるとされています。
2013-11-06 22:45:28米国のGID医療は1950年代からはじまった。ハリー・ベンジャミン医師が世界初とされる性転換手術を開始、米国ジョンズ・ホプキンズ大学病院がジェンダークリニックを開設、全米から多数の患者を受け入れた。1960年代に全米では20以上ものジェンダークリニックが開業していた。
2013-11-06 23:15:25ところが、ノーマン・フィスク医師がGIDの診断基準を独自に設定。性転換願望を持った人だけでなく、服装倒錯者、同性愛者、精神異常者にまで性転換手術をおこなうようになった。そして、このことが全米で多くの批判をあびるようになった。1960年代のことだった。
2013-11-06 23:32:00米国では、1970年代になると性転換手術後の患者の追跡調査に疑問が湧くようになった。性転換する前の生活に戻りたい、と考えている患者や、精神に異常をきたして自殺する患者がいることが注目されるようになった。こうした「悲劇的な結果」が報告されはじめた。終焉のはじまりだった。
2013-11-06 23:33:04そして、ついに米国ジョンズ・ホプキンズ大学病院は性転換手術を中止した。「性転換手術は性転換願望を抱いている人たちにとって利益になるものは、わずかしかないか、あるいは、まったくない」と病院は発表した。全米がこの発表に衝撃を受けた。
2013-11-06 23:34:051979年には米国ジョンズ・ホプキンズ大学病院のマイヤー医師はいわゆる「マイヤー報告」を発表した。マイヤーは性転換手術後の患者を調査した結果、「手術を受けた性転換者には、手術を正当化する改善はまったくみられない」と結論づけた。「手術結果は深刻で美容外科ですらない」と断定した。
2013-11-06 23:34:40マイヤー報告書では、さらに「性転換手術は精神医学的に適切な治療法ではない」と断定した。こうして米国ジョンズ・ホプキンズ大学病院はジェンダー・クリニックを閉鎖、なおも手術を強行する病院もあったものの、米国では、GIDは虚偽の障害という正論がひろまった。
2013-11-06 23:36:341980年代になると、米国各地でホルモン剤の投与や、性転換手術による致命的な作用についての報告が相次ぐようになった。女性ホルモン剤を投与されて、男性患者が乳癌になった事例も報告された。深刻で悲劇的な結果が数多く、報告され、人々は強いショックを受けた。
2013-11-06 23:38:001990年代に入ると、米国では、もはやGID(性同一性障害)は虚偽の障害であるという認識が広まった。ジェンダークリニックの大半は閉鎖された。手術などへの保険適用は全米の州政府から「安全性に問題がある」として認められることはなかった。
2013-11-06 23:38:38米国などの欧米先進国で衰亡したGIDがなぜ1990年代後半から日本で公式医療として開始されたのか謎である。ただ「米国でブームだったものが十数年遅れて日本に入ってくる」という現象がある。米国のGIDイデオロギーの末路は日本のGID医療の未来である。GIDは終焉するだろう。
2013-11-06 23:39:11