2013年11月10日

櫛 海月( @kusikurage )さんのまどか☆マギカについての連ツイ

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櫛 海月 @kusikurage

超今更まどかマギカを見ているが、何だこのアニメ。恐ろし過ぎだろ。

2013-11-09 18:02:32
櫛 海月 @kusikurage

まどかマギカのほむらを見て思い出したキャラが、実は私大嫌いな漫画なんだけど『蒼の封印』の高雄。太古に滅びた鬼門の長「蒼龍」の復活のために自ら不死身となり、永い永い時を生きて来た「蒼龍」その人の伴侶。生まれ変わった彼女がどういう姿であろうと、全てを飲み込み見守り続ける切ない人。

2013-11-09 21:50:00
櫛 海月 @kusikurage

まどかマギカの「個人の強い感情エネルギーが空間を震わし時に宇宙の法則をも変質させる」という設定って、萩尾望都の『銀の三角』とかにも通じるなぁと思った。あれに出てくるミューパントーも確か、彼の嘆きによる叫び声が時空を震わせ、宇宙を崩壊させてしまうので、ラグトーリンが防ごうとしてた。

2013-11-09 22:36:37
櫛 海月 @kusikurage

これ絶対誰かも言ってるが、まどマギの「一見無害で可愛らしい謎の生き物が実は一番えげつない奴でした」という設定って『魔法騎士レイアース』からの系譜かも。そう考えるとまどか(赤髪ヒロイン)、さやか(青髪、活発系)、仁美(緑髪、お嬢様系)の三人組もレイアースのオマージュのように見える。

2013-11-09 23:14:11
櫛 海月 @kusikurage

が、決定的に違うのは三人の運命だよね。ネタバレになるから多くは語らないが、全員が全員、「御都合主義は絶対に許さねぇ」という設定の下叩きのめされており、世界は安直に救われない。世界征服を阻みながらちゃっかり自分で世界征服してるヒロインなど、断固として赦さんぞとでもいうように。

2013-11-09 23:17:09
櫛 海月 @kusikurage

こういうさ、「世界は安直に救われないし悪は決して根絶されないけど、それでも、我々は生きていくしかない」という、絶望の泥沼から咲いた蓮の花のような物語って本当に凄い。そういうのに出会う度に、私は膝をついてその清らかさを拝むしかなくなる。

2013-11-09 23:22:13
櫛 海月 @kusikurage

『指輪物語』の中で主人公達が見事指輪を捨てた後、帰ってきた故郷は歓迎どころか内乱真っ最中で一悶着ある話、劇場版では当然のようにカットされてて、読者の中でも「あの部分要らなかったよね」と語るような人もいる、あの部分、実はあの話の一番の要だと思うんだよね。魔王が死んでも悪は滅びない。

2013-11-09 23:26:28
櫛 海月 @kusikurage

まどマギの世界の中で魔女がいなくても魔獣が出て来てしまうように、この世の「悪」を根絶することは絶対に出来なくて、それは光があるところに必ず影が出来るようなものである、という法則を無視した物語って実に薄っぺらい。悪、というよりは、「対立」という構造が決してなくならないってことかも。

2013-11-09 23:29:43
櫛 海月 @kusikurage

まどマギの世界の中でも結局、真の「悪役」っていない。キュゥベエにしてみたって生物としての本能を果たしているだけ。要するにきのこに向かって「なぜ木に寄生するのか。木の気持ちを考えたことは無いのか」などと言っても無駄なように、それは言葉など通じようのない断絶した存在であるだけなのだ。

2013-11-09 23:37:12
櫛 海月 @kusikurage

魔法少女の聖性と狂気といえばやっぱりジャンヌダルクは外せない。彼女は色んな描かれ方をしてるが、リュックベッソン監督の『ジャンヌ・ダルク』での描かれ方は最も衝撃的だった。神が彼女を見捨てたのでなく、そもそも彼女の神とは彼女自身であり、それは悪魔にも変質するものであった、という解釈。

2013-11-09 23:58:17
櫛 海月 @kusikurage

少女の祈りが世界を救い、少女の呪いが世界を滅ぼす。その危うさこそが常人の持ち得ない力の根源であり、奇跡と災禍の源である、という仮説に、ジャンヌ=ダルクほど似合う少女は居ないだろう。その英雄性と凄惨な最期を含め、世界に類を見ない。八百屋お七くらいでは残念ながらそこまでは及ばない。

2013-11-10 00:02:38
櫛 海月 @kusikurage

私、佐藤賢一の『傭兵ピエール』とかもすごく好きでしたよ。火刑で死んだのは別人で、本物は生きて幸せになるっていう。でも、一方で『フランダースの犬』のネロ達が救われるハッピーエンドを見たみたいな、拭い得ぬ違和感もあったのは確か。幸せになることが、果たして供養になるのだろうか?という。

2013-11-10 00:10:23
櫛 海月 @kusikurage

実際、ジャンヌは多くの大人達に裏切られ、齢19で無残な最期を遂げ、近世に至るまで人々から見向きもされなかった。救国の英雄が、である。そして列聖されるや稀代の聖女として持て囃され、世界中の自称善人に消費される。その理不尽さは彼女でなくても魔女化したくなるレベルだろうと思う。

2013-11-10 00:17:06
櫛 海月 @kusikurage

まどマギの中で「魔法少女だった」とされる女性達(クレオパトラ、卑弥呼、ジャンヌダルク)の共通点、それは、男を凌駕する力を持ち、世界を変える業を持ちながら、最終的には排除されたということに尽きるのかもしれない。他人のための祈りが、自分に向けられる呪いになったという典型例。

2013-11-10 00:22:41
櫛 海月 @kusikurage

↓三人の何が「排除」なのかという補足。クレオパトラは無残な自死、ジャンヌダルクは火刑、卑弥呼は?と思うかもしれないけど、卑弥呼はお隣の国に文献が残ってたので初めてその存在を明かされたけど、本国の公式史料からは一切排除されちゃってるんです。一国の女王を務めたにも関わらず、です。

2013-11-10 00:29:05

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