ダニエル書 8章
- wancupmaster
- 968
- 0
- 0
- 0
ダニエル8:1ーベルシャツァル王の治世の第3年…BC551年。 ダニエルにまた一つの幻が与えられました。当時ダニエルは69歳。 ダニエル8:2ー幻の中でダニエルは、テゥグリス川東側に位置するエラム州の首都シュシャンの城にいました。幻の中でダニエルは、ウライ川のほとりにいました。
2013-11-09 09:37:23ダニエル8:3ー雄羊…ペルシャ帝国の守護神。その雄羊が、ウライ川のほとりに立っているのを見ました。雄羊には2本の角があり、後から出て来た方の角が、もう1本より長かった。 ペルシャはメディアとの連合帝国でしたが、後から勢力を持ったペルシャの方が強大になるということです。
2013-11-09 09:37:36ダニエル8:4ーその雄羊(メド・ペルシャ帝国)は『東』以外の三方(西…バビロン、北…カスピ海、南…ペルシャ湾)にまで勢力を伸ばしました。 思いのままにふるまって、高ぶっていた…cf 詩篇49:20ー人はその栄華の中にあっても、悟りがなければ、滅びうせる獣に等しい。
2013-11-09 09:37:51cf ローマ13:1ー人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。 神を神とせずに、あたかも自分一人の力で権力の座に着いたかのように思った瞬間から、人間であろうと国であろうと傲慢の罪に陥ります。
2013-11-09 09:38:07ダニエル8:5ーfダニエルが注意深く見ていると、一頭の雄やぎが西から出てきました。 西から来た雄やぎ…ギリシャ帝国。
2013-11-09 09:38:57著しく目立つ1本の角…アレクサンドロス大王のこと。二十歳で王位継承し、世界征服しようと遠征。征服した国にギリシャ分かを植えつけました。 地には触れずに…すばやく侵攻してくる様子。
2013-11-09 09:39:07ダニエル8:6ーこの雄やぎは雄羊(メド・ペルシャ連合帝国)に戦いをいどみました。 ダニエル8:7ーそして雄やぎ(ギリシャ帝国)が雄羊(メド・ペルシャ連合帝国)に打ち勝ち、第三の帝国が支配するようになりました。アレクサンドロス大王がわずか26歳の時のことでした。
2013-11-10 08:21:21ダニエル8:8ー第三の帝国ギリシャは非常に高ぶりました。しかし、その絶頂期に『著しく目立つ1本の角が折れました。 著しく目立つ1本の角が折れた…アレクサンドロス大王の死。彼はBC323年、わずか32歳の若さで突然、バビロンで死亡しました。
2013-11-10 08:21:48ギリシャ帝国は将軍たちによって分割されました。 カッサンドロス…ギリシャとマケドニア、 リュシマコス…トラキヤ、 アンティゴノス…小アジア、 セレウコス…バビロンとシリヤ、 プトレマイオス…エジプトをそれぞれ手にしました。
2013-11-10 08:21:59将軍たちによって分割された結果、将軍たちの間で争いが起こりました。プトレマイオスがユダヤの支配権を確保し、ツロ、シドンにまで支配を広げました。
2013-11-10 08:22:58BC200年まではプトレマイオス朝の支配下にありましたが、セレウコス朝のアンティオコス3世に敗れた時、プトレマイオスはエジプトに退却し、その支配は終わりました。
2013-11-10 08:23:04ダニエル8:9ー雄やぎの折れた1本の角の代わりに出て来た4本の角のうち、小さな1本の角が芽を出しました。これがセレウコス王朝から出て来るアンティオコス・エピファネスのことです。 南…エジプト。 東…ペルシャ。 麗しい国…イスラエル。
2013-11-10 08:23:19ダニエル8:10ー天の軍勢、星の軍勢…ともにイスラエルのこと。 アンティオコス・エピファネスはエジプトを破り、イスラエルに侵攻してきました。
2013-11-10 08:23:29ダニエル8:11ーエピファネスとは、『神の顕現』という意味で、『アンティオコス・エピファネス』と称し、自らを『軍勢の長』つまり『神と等しい者』と自己の神格化を図りました。 彼は神殿の常供のささげ物を止めさせ、異教の祭壇を築きました。
2013-11-11 08:29:06ダニエル8:12ー軍勢は渡され…イスラエルがアンティオコス・エピファネスの支配下に置かれ、民の中から偶像崇拝に加担する者が現われたということ。
2013-11-11 08:29:19*バビロン捕囚の原因の一つに『偶像崇拝』の罪があったために、悔い改めたイスラエルの民は偶像崇拝を行なわなくなりました。しかしこの時期だけは例外だったと言えるでしょう。
2013-11-11 08:29:32ダニエル8:13ーひとりの御使いがもう一人の御使いに「常供のささげ物のの禁止やそむきの罪、神殿の冒瀆はいつまで続くのか?」と質問しました。 ダニエル8:14ー御使いは「2,300の夕と朝が過ぎるまで。」 2,300の夕と朝…ユダヤでは1年を360日とするのでおよそ6年半の期間
2013-11-11 08:30:33ダニエル8:15ーダニエルは与えられた幻の意味を知りたいと願いました。その時、人間のように見えるひとりの御使いが、ダニエルの前に立ちました。
2013-11-11 08:30:48ダニエル8:16ーそしてダニエルはウライ川の中ほどから呼びかけている声を聞きます。その声でダニエルの前に立っている御使いが、『ガブリエル』であることを知ります。「この人にその幻を悟らせよ。」
2013-11-11 12:28:30cf ルカ1:19ー御使いは答えて言った。「私は神の御前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この喜びのおとずれを伝えるように遣わされているのです。
2013-11-11 12:28:56cf ルカ1:26ーところで、その6ヶ月目に、御使いガブリエルが、神から遣わされてガリラヤのナザレという町のひとりの処女のところに来た。
2013-11-11 12:29:03ダニエル8:17ー天使ガブリエルがダニエルのところに来た時、ダニエルは恐れてひれ伏しました。「悟れ。人の子よ。その幻は終わりの時のことである。」 ダニエル8:18ーダニエルはこのことばを聞くと意識を失いましたが、ガブリエルは彼に手をかけて、その場に立ち上がらせました。
2013-11-11 12:31:51ダニエル8:19ーそして『終わりの憤りの時』についての解き明かしをしました。 終わりの憤りの時…七年間の患難時代。cf 黙示録の概要:http://t.co/xBiw7GeRnl
2013-11-11 12:32:06