じごぼうさん@kinkuma0327の「道徳教育という話になると必ず、根拠として「いじめ対策」という話が出てくるけど、いじめられる側が集団の規範を逸脱したということを理由にしたいじめというのは、実はすごく多い。」

じこぼう @kinkuma0327

道徳教育という話になると必ず、根拠として「いじめ対策」という話が出てくるけど、いじめられる側が集団の規範を逸脱したということを理由にしたいじめというのは、実はすごく多い。／道徳 特別の教科と位置づけを　NHKニュース http://t.co/K1ypO4HnqL

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いじめが簡単になくせるものではないことを認識した上で、集団に対し過度に同化を強要する圧力の除去をはかり、必要以上に一つの集団に執着を集中させないために、おれはクラス制を緩和するのがよいと思っているのだが、道徳教育ではむしろ、集団的規範への同化圧力が高まるだけのような気もする。

じこぼう @kinkuma0327

なぜいじめが死ぬより辛いかといえば、それは「学校」や「クラス」から逃げられないからであるし、いじめる側に回らざるをえない理由も、「学校」や「クラス」に同化を求められるからだろう。「死ぬな。君には友だちがいるじゃないか」といわれても、まさに「友だち」がいるからこそ自殺するんだろう。

じこぼう @kinkuma0327

いじめっ子はいじめられる者の痛みがわからないからいじめるのではない。むしろ、いじめられる者の痛みがわかるからこそ、いじめるのだ。道徳の教科書に、「いじめられる友だちの気もちを理解しよう」と書いてあったら、生粋のいじめっ子は鼻で笑うのではないだろうか。

じこぼう @kinkuma0327

教育効果などどうでもよく、道徳教育をやりたい人の中にあるのは、いじめはやめよう、人のいたみを知ろう、生まれたふるさとを愛し国旗をうやまい国歌にぬかづく普通の日本人になろう、みたいなお題目を子供の前で読み上げるという、一種の「形式美」に対する憧憬にほかならないとおれは思います。

じこぼう @kinkuma0327

道徳教育に効果があるかはともかく、子供に「善悪」を教えるのは素晴らしいじゃないか、という人もいるかもしれない。そう言えば、テレビで細木数子が流行った時も、インチキかどうかはともかく、先祖を大切にしなさいという彼女のメッセージはいいことじゃないか、みたいなことをいわれたもんだった。