映画『四十九日のレシピ』感想

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ムー @muu

『四十九日のレシピ』良かった。『八日目の蝉』を観て消化不良だったところに、永作博美が永作博美としてあの年齢の女優としてのベストを更新していて個人的にも絶妙なタイミングで。あと「故人の回顧」ものの『熱波』が「外国が舞台だからピンと来ない」て感想だったので、その意味でもドンピシャ!

2013-11-13 00:14:07
ムー @muu

不満らしい不満はちょっとだけ。1つは岡田将生。かわいいよ、確かに。でも既に日本人俳優として定着し過ぎているので日系ブラジル三世でカタコトなのはあざとい!も1つは、「シートベルトしろよ!」。これ無粋なツッコミ扱いになるのかな?でも「綺麗な日本語」キャラの百合子くらいは普通にしてて!

2013-11-13 00:18:08
ムー @muu

二階堂ふみは、『地獄でなぜ悪い』でもちょっと感じたが、彼女自身が吹っ切れてるという良さもあるが、それよりはあの若さがうまく配置されてるという印象。おっぱい露出もやり過ぎてなくて良かったし、実際完璧な美人顔という感じでもないので「すっぴんに自信ない」は絶妙な活かし方をしていたと思う

2013-11-13 00:22:45
ムー @muu

石橋蓮司もまた永作と一緒であの年齢なりのベストな立ち位置がぐっと来る。当然あの年代よりも遥か下の人間からの目線でも、それでも感情移入してしまうという魅せ方が好みだ。あとちょっと前に姪っ子が彼の後ろを歩くというドラマがあったので、そういう意味でも意味なく感じ入ってしまったりw

2013-11-13 00:25:33
ムー @muu

おっかの若い頃やってた荻野友里っていう阿川佐和子似の人が、初めて観たけど初めてに思えない親しみを感じさせる顔で、歳とって再婚するには理想的過ぎる雰囲気で。回想でしか語られない彼女への印象が凄く良いのも、(老齢の役者が悪かったわけではないが)荻野友里の雰囲気の為せる技だろう

2013-11-13 00:31:50
ムー @muu

イライラするキャラが3人出て来て、ほんとこの3人が全員ムカつくんだけど、その内1人には見せ場を与えたり、1人にはほんのちょっとの希望を感じさせたりってのは、この物語が持つ「許容する」というラインに沿ってはいるから、まあ理解はする。けどほんとムカつくんだよね、特にあのクソばばあ!w

2013-11-13 00:34:56
ムー @muu

いやまあまさかの展開だよ、淡路恵子は最後までムカつくクソばばあのまま退場かと思ったら…。一瞬石橋蓮司が幻覚でも見始めているのかと思ったくらいのアロハオエ。いきなり「粋なことしてくれる実は良い人」的なことされても逆にムカつくんだけど、この映画の雰囲気が勝って、許せちゃうんだよな…

2013-11-13 00:39:12
ムー @muu

原田泰三も最後の最後に現れて「この期に及んで何を!?」と思いつつ、永作博美の新しい人生を描くには避けて通れないところにきちんと踏み込む辺り、物語の姿勢として好感持てる。で「離婚しないし子供もどうにかしたいから一緒に考えよう」も、図々しいながらも最大限現状に向き合ってて、悪くない

2013-11-13 00:41:29
ムー @muu

自分がやったことないから軽々しく言えるのかも知れないという一応の予防線張りつつだけど、不倫はほんとダメだよね!辛いことしか生まないよね!と非難したくもなるが、子供を作らねばならないとか相手の親の介護だとかいろいろと辛い主婦の悩みも見過ごしてはならんからなあ。『凶悪』の池脇千鶴然り

2013-11-13 00:44:13
ムー @muu

一概に「コイツは良い、アイツは悪い」なんて言いきれない「日本人の人間関係」感が全編に渡って繰り広げられて、じんわりと軽過ぎ素重過ぎず丁寧に描写されている物語だったなあ。映像も素晴らしかった。すぐそこに朝日や川面や夜道や料理の存在・空気が感じられるような、日本の風景感たっぷりの映画

2013-11-13 00:49:49