インターフェイスについて
インターフェイス(Interface)[以下IF]とは日本語で言うと「(境)界面」のことである。今、主にIFと呼ばれているものは、「タッチパネル」「PCキーボード」「マウス」などがあげられる。
2013-11-12 23:59:33なぜIFは日本語で「界面」というかというと、IFとはバーチャル(仮想世界)とリアル(現実)が混在している世の中で、バーチャルのものを現実で扱いやすくするためのツール(境界、橋渡し)であるからだ。バーチャルのものをいかにして現実にして扱えるようにするかがここでは大事になってくる。
2013-11-13 00:06:25今、その境界面をいかにして崩してリアルとバーチャルをほぼ同じようにする試みが世界で行われている。その一例としてあげられるのが、「3Dプリンタ」だ。3Dプリンタは3Dデータをそのまま現実世界に持ってくることが可能となった革新的なツールだ。
2013-11-13 00:10:12「3Dプリンタ」は登場の頃から比べると、だいぶ価格が低下しており、今や10万円あれば買える時代になった。誰でも手が出せる価格となった今、徐々に界面は崩れ始めている。ただ、将来的に言うと液晶の向こうに手を突っ込んで、その液晶に写っているものを現実に取り出すことはしばらくないだろう。
2013-11-13 00:15:233Dプリンタも革新的なツールだが、その前にも革新的なことが起きた。それが「WYSIWYG」だ。「WYSIWYG」とは「What You See Is What You Get」の略語で、直訳すると「見ているものをそのまま手に入れることが出来る」という訳になる。
2013-11-13 00:18:36この「WYSIWYG」という言葉は主にディスプレイに現れるものと印刷結果が一致するようにする技術としてこの言葉が使われる。まだ、この技術がない頃、MS-DOSを用いて人は印刷をしていたそうだが、今で言うwordのようにフォントや文字の配置がそのまま印刷して出てくるわけでなかった
2013-11-13 00:27:53MS-DOSを用いて印刷する方法は、簡単にいうとDOSにてまず文章を打ち込んだ後、プログラミングのようにフォントや配置はこうだと打ち込まなければならない。そして、印刷されて初めて思ったとおりに印刷出来たかどうかを確認できる。画面上のものがそのまま出てくることなど夢物語だったのだ
2013-11-13 00:31:30しかし、画面上のものをそのまま扱う技術を開発したのが当時のApple社であった。その技術、つまり「WYSIWYG」を搭載したのが「MacOS」だったのである。今、私達が使っているWindwosなどで表示されているIFもこの「WYSIWYG」が起源だとされている。
2013-11-13 00:35:25ちなみに余談話として、「WYSIWYG」を提唱したのはApple社であったが、マウスやキーボードを開発したのはAppleではない。スティーブ・ジョブズはものを開発する能力には長けていなく、既存の技術を人々がどうしたら簡単にわかりやすく扱えるかということを表現することに長けていた。
2013-11-13 00:37:57また、この画面上のカーソルポインターやフォルダなど、PCの内部をわかりやすく表示してくれるIFのことをGUI(グラフィックユーザーインターフェイス)と呼ぶ。AppleはこのGUIに革新を起こしたと言っていいだろう。だが、良いことばかりが起こったわけでもない。
2013-11-13 00:41:05皆さんは「写植」という言葉をご存知だろうか。「写植」とは写真植字機を用いて文字などを印画紙やフィルムに印字して、写真製版用の版下などを作ることである。つまり、先ほどのMacがない時代は、写植を用いて印刷会社は印刷を行っていた。
2013-11-13 00:44:52写植時代では、色を作る色職人、文字を写植する写植職人、構成物を綺麗にカッターで切る職人、紙を寸分違わずに切る職人などたくさんの職人さんがいました。だが、先ほどの「MacOS」により、その職人たちが要らなくなり、PC一台あれば職人がやってくれることを全部出来るようになりました。
2013-11-13 00:48:45職人を追いやったという点では、この「WYSIWYG」という技術は悪い所といえるでしょう。難しいことが簡単に出来てしまう時代が来たことも確かに良いことのように聞こえるかもしれないけど、何事も良い面ばかりではないということです。
2013-11-13 00:51:39@soramu_sky 写植もテクノロジーの発達に伴って生まれたもので、分業化する前の総合技術を追いやったという点では、コンピュータとやってきたことは変わりません
2013-11-13 01:05:58@gmari86 そうですね~今のあらゆる技術的革新はほぼ前の技術を根絶させてしまいます。まあそれが人間にとって正しいかどうかは別の問題だとしても
2013-11-13 01:18:04@soramu_sky それはちょっと違いますよ。あくまで人の手で行っていたことを置換して、高速化しているだけのことです。例えば、小さな段差を連続で乗り越えて摩擦熱を一気に稼ぐフリント式着火が普及してから、日常的に摩擦棒で火を起こそうとする人がいるでしょうか?
2013-11-13 01:22:57@soramu_sky 棒では掌で回転を与えてましたが、フリントでは指で済みます。ですが、着火させるという脳の指令と腕の動作は変わってません。プロセスを分解して人より優れた機能を持つ物に代替させる、それが技術です(技術屋の端くれとしての意見
2013-11-13 01:26:45@gmari86 確かに・・・それはいませんね。人の手で行っていたことを高速化することが技術の目的の一つ・・・言われてみればそうですね。
2013-11-13 01:27:49