2013/11/15 浜田宏一内閣官房参与のご講演実況中継 by 上念さん
- shinchanchi
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逆神さま!! RT @shinchanchi: ドル円が100円台前半。田巻氏@ロイターによるお告げの効果⁈ ➡️コラム:米欧金融政策への思惑でたまる「円高マグマ」 | コラム | Reuters http://t.co/T1CEwXbYXS
2013-11-15 07:34:44東京為替:ドル・円は100円25銭付近、麻生財務相+イエレンFRB副議長=安倍トレード(フィスコ) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス http://t.co/QGlqihlkeN
2013-11-15 13:06:08MITで研究していたころ、ロバート・マートンなどと一緒だったが、研究室に来るとWSJをずっと読んでいた。中央大学は法律家の学校なので、実学に基づく研究を続けてこられたことに敬意を表します。@浜田先生講演会
2013-11-15 15:16:17今から1年ぐらい前に、安倍晋三総裁になって選挙戦を戦った。そうするとおそらく自民党が勝つだろうし、そうなると金融政策を重んじる政策がとられるだろうという期待が生じただけで株高円安になった。WSJ、FTなどを見ても、今年ダントツに上がったのは日本と書いてある @浜田先生講演会
2013-11-15 15:19:582013年、ダントツに上がった日本は、日銀の資料から見てとれますね。
経済・物価情勢の展望(2013年10月)
http://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1310b.pdf
(図表24) 株価・REIT価格
(図表27) 為替相場
日本人がまだ半信半疑でいる。特に、日本の新聞と学者。アベノミクスはいつかはポシャるのではないかと言っている。しかし、それは根拠のないことだ。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:20:50日本メディアの問題については、浜田内閣官房参与は厳しく批判されています。
第2回「今後の経済財政動向等についての集中点検会合」議事要旨
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/tenken/02/gijiyoushi.pdf#page=2
浜田内閣官房参与の資料
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/tenken/02/shiryo09.pdf
"数が少ないから間違っているということは決してないということで、増税派も、あるいは慎重派も数でなくて、やはりカール・ポパーが言う、事実に反証されないような論理を我々が追及しているのかで判断されるべきであると思う。
…
増税派に有利な情報を政治家もメディアも学者もみんな、国民をどちらかといえば、欺くような形の情報戦が行われているようである。その点は、国民はちゃんと騙されないようにしてほしいことを述べさせていただく
…
海外の情報は、IMFはこう言っていると、結局は、それに教えている財務省がこう言っていることが海外情報として伝わってくる。あるいはG20で、世界では経済成長の方が財政健全化よりも重要だと言っているのに、日本では消費税引上げは国際公約だというのが強調されて伝わる。そういう意味では、海外での機関に対してバイアスをかけた情報をIMF等で日本人が流しているだけではなく、それを受け取る日本のメディアもゆがめていく。そういう意味で、国民が二重に騙されている可能性がある。
"
ヒュームの「仮にスコットランドに2倍の貨幣が流通していた場合、イングランドよりもスコットランドの物価は2倍になるだろう。」を引用しつつ、アメリカがQEすればアメリカの物価が上がるという貨幣数量説の基本の説明 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:28:32アメリカがQEをやめるとドルが希少になってドルが上がる。日本の景気にはプラス。そういうことが全然分からないで一流新聞を書いている記者がいるということが私には信じられない。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:29:31アーヴィング・フィッシャー曰く、「カジノでチップを2倍配れば、チップの価値は下がる。」アルフレッド・マーシャル曰く、「貨幣と物を交換しているときに同時に分析するのは無理。財布の中身(ストック)を見るのが早い。」 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:31:50アベノミクスに対するマスコミの批判は、こういった経済学者たちの議論を全く踏まえず、マルクス経済学に染まっているのか、固定相場制の考え方を引きずっている。そういう基本的なこともわからずに論説を書いている。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:33:49白い日本銀行の学者を説得するのが一番難しかった。消費税の件では、財務省にいまだに統制されてしまった。スティグリッツは、これは東電が経産省を支配したのと同じ枠組みだと言っていた。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:35:04書籍「日本経 済は復活するか」(藤原書店) http://ow.ly/26gUn3
37ページから引用
浜田
"スティグラーは、たとえば経産省の原子力委員会・保安院が財力のある東京電力の言いなりにされてしまうのを「規制捕囚」…
当事者や国民が誤った概念に取り込まれてしまうのを、スティグリッツは「認識捕囚」と言っています。本来ならメディアが批判すべき相手でも、取材によって情報を入手するために、あるいはその他の理由で相手の言うなりの情報を提供してしまう、これを「認識捕囚」と呼ぶのです。"
←財務省、白い日銀の情報を元にメディアが大本営発表を拡散することが正にこれですね。
自己従属的、完全予見の世界になると政策は効かなくなる。金融政策なんて特に無駄だ。ニューケインジアン経済学、DSGE→金縛り経済学 日本の若い経済学者が外国でこれをインプットされてくる。一番話が通じない。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:51:132008年のリーマンショック以降、資産市場に混乱が起きたら実物市場はめちゃくちゃになるということを実証してしまった。貨幣が中立的という経済学が破産したんだと思う。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:52:29現在、日本のデフレギャップは11.5兆円(内閣府試算)。リーマンショックのとき、震源地である米国のデフレギャップより日本のデフレギャップの方が大きかった。これは円高のせい。つまり金融政策が間違っていた。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:55:44G7のGDPギャップ 2007 ~ 2013
http://t.co/5OSZPvrXzw
※リーマン・ショック直後の2009年、日本 -6.711 米国 -6.387
※ちなみに、IMFのデータベース検索方法はこちら
http://www.imf.org/external/oap/pdf/weodata.pdf
半年から1年ぐらい増税せずにやれば過剰設備と失業は解消していた。しかし、増税してしまった。ただ、単なる資産価格だけではなく、各産業にアベノミクスの影響は出始めている。この点において私は強気だ。 @浜田先生講演会
2013-11-15 15:58:46第2の矢についてはマンデルフレミング効果の問題なのであとで国際貿易の先生に聞いてください。第3の矢は潜在成長率を上げようという話。 @浜田先生講演会
2013-11-15 16:00:56マンデルフレミング効果については、優しい田中秀臣(たなかひでとみ)上武大学教授が易しく解説してくれています。
[経済]マンデル・フレミングモデルの解説
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20130817
デフレギャップが完全に埋まって、それが何年も続くとこれ以上お金を刷っても影響がないという政界に入る。敢えて言えば物価に効くだけとなる。そこで、供給力を増やす政策が必要。そのため変な規制(羽田の国際線排除とか)をやめた方がいい。@浜田先生講演会
2013-11-15 16:02:25