伝統的遊戯

幼少期に遊んだ伝統的遊びについて思ったことや考察を書き連ねた
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@yasutomo2

「鬼ごっこ」という遊びは誰もがしっているだろう。この遊戯は"鬼"に触れられると"鬼"になる。もともとは鬼がどんどん増えていくつまり、感染していく遊びだった。今でも鬼が増え続けるルールは残っている所がある。

2010-10-13 20:01:18
@yasutomo2

これは、(おそらく平安時代の)朝廷が鬼とかかわった者は鬼と同等とみなしそれ相応の扱いをしていたこととかかわりがあるだろう。今でいうところの差別と何ら変わりない。当時は冠位五位以上のみが人間であり、それよりも下のものは人間ではないとされていたので、差別という意識は無かったのだろう。

2010-10-13 20:04:19
@yasutomo2

とはいっても、現在遊ばれている鬼ごっこが差別を助長する遊びだと言っているわけではない。完全に形骸化してしまっているので、鬼ごっこをしていて差別に思いを馳せる子どもはいないだろう。もっとも、差別を行っている人のほとんどが差別の意識など無いのだろうが。

2010-10-13 20:06:21
@yasutomo2

かくれんぼの探す側の人を鬼と呼ぶのは何故だろう。

2010-10-15 19:09:32
@yasutomo2

これは、かくれんぼがいつの時代に発生したのかにより意見が分かれると思う。鬼ごっこの鬼の意味が忘れられ、形骸化した遊びとなった後に発生したのであれば、鬼ごっこからの流用で間違いないだろう。しかし、まだ鬼の意味がしっかりと認識されていた時代に発生したとしたらどうだろう。

2010-10-15 19:13:59
@yasutomo2

鬼が探すものとは何であろうか。朝廷によって踏鞴場を奪われ、朝廷にゲリラ戦を挑んだのが鬼であるが(穏→おんに→鬼)、かくれんぼの場合は鬼は隠れない。また、かくれんぼでは鬼に見つかった者は解放されない(ルールが拡張された缶けりなどは別だが)。

2010-10-15 19:19:44
@yasutomo2

つまり、鬼が探す何らかのものが全て見つかるまで続けられる行為である。なんであろうか?ぱっと思いつくものをあげるとすれば、朝廷の人間であろうか。踏鞴場を奪われ虐げられた恨みを晴らすために、朝廷の人間を探して何らかの責め苦を与えるということなのだろうか。

2010-10-15 19:23:31
@yasutomo2

おにごっこという遊びに対する見方を変えて、鬼ごっこと同様に親が子どもを鬼に近づけさせないようにするために作ったのであれば、視点を変える必要がある。鬼が探している何かの役の人が隠れているのではなく、鬼を見かけた人が鬼と接触を持たないために隠れているという風に見ることもできる。

2010-10-15 19:28:36
@yasutomo2

また、鬼ごっこが、実際に鬼と接触しないように人々が鬼と呼ばれる人を避けていたのを遊びに落とし込んだのだとすれば、かくれんぼも鬼から隠れていたのを遊びに落とし込んだだけとみることもできる。

2010-10-15 19:31:14
@yasutomo2

実はあまり知られていないが、鬼ごっこやかくれんぼの鬼は親ともいう。そして、逃げるもしくは隠れる側は子という。これは少し面白くないだろうか?鬼=親となり、鬼から遠ざかろうとする者=子の構図が出来上がっている。以前にも書いたが、鬼とは朝廷から踏鞴場を奪われた人々に付けられた蔑称だ。

2010-10-16 20:41:24
@yasutomo2

そして、朝廷は鬼とつながりをもつ者は鬼と同等とみなし、人間以外のものとして扱った。朝廷のこういった態度から、民衆は多く(ほぼすべてと言ってもよい)の人々の先祖にあたる鬼―自らの先祖―を自身から隔絶しようとする風習を強いられた。

2010-10-16 20:45:51
@yasutomo2

僕は、このことを遊戯に落とし込んだのがかくれんぼや鬼ごっこだと考えている。今述べたように、鬼=先祖=親である。鬼=親の構図も完全に遊戯に表されているのは、偶然だろうか。それとも、朝廷が(もしくは朝廷の圧力によって)意図的に作りだされたものだろうか。

2010-10-16 20:51:15
@yasutomo2

ひとりかくれんぼという遊びをご存じだろうか。これはコックリさんと同様降霊術である。詳しい実行方法は話がそれるので割愛するが、きょうみがあればググってみるとよい。このひとりかくれんぼは別名「一人鬼ごっこ」である。かくれんぼ=鬼ごっこである。

2010-10-16 21:03:49
@yasutomo2

これは、かくれんぼと鬼ごっこは本質的には同じということを表しているのではないだろうか。つまり、鬼から遠ざかる行為という点で同一の行為ということなのではないか、ということだ。一人かくれんぼについては、一人でするかくれんぼという認識が一般的である(この遊び自体が一般的ではないが)。

2010-10-16 21:06:42
@yasutomo2

やっぱり、ルールを書く必要性があるので、かこうかね。

2010-10-16 21:11:57
@yasutomo2

【ひとりかくれんぼの手順】 ※大幅に端折ってあるので実行する際はググって正確なものに従いましょう。実行する際は自己責任で。 事前準備は省く。 午前三時に準備した人形に自分が鬼であることを宣言する。

2010-10-16 21:18:11
@yasutomo2

10数えた後、刃物を持って人形のもとに行き、"刃物を刺す" 人形に次は人形が鬼であることを告げる この後は、隠れたのちある程度時間が経ったら終了させます。 終了の手順は省略するので、自分でググること。

2010-10-16 21:19:00
@yasutomo2

また、複数人でするルールも存在するため、一人増えるかくれんぼではないか、という説もある。しかし、僕は降霊術なのだから、鬼=先祖の霊という構図が成立し、先祖を呼び出す儀式という意味合いがあるのではないかと思う。呼び出した後に刃物を刺すのは鬼=先祖と自身を隔絶する行為ではなかろうか。

2010-10-16 21:11:18