第23回twitter読書会(金曜会)寺田寅彦『どんぐり』発言まとめ
#dks 【おしらせ】今晩のtwitter読書会(金曜会)の課題図書は、寺田寅彦『どんぐり』です。岩波文庫の随筆集(1)、もしくは青空文庫でも読めます。午後10時頃より、読んだ感想をつぶやきあいます。ハッシュタグは(#dks)で、参加は誰でも自由で。ぜひどうぞ。
2010-10-08 10:24:01#dks さて、10時を過ぎたので、のんびりと読書会を始めます。今日の課題図書は寺田寅彦の随筆「どんぐり」でした。短いですね、文庫で6ページくらい。
2010-10-08 22:08:00#dks 著者の寺田寅彦が病気の奥さんと植物園に行く話なのですが、たわいもない、よくあるような1日が、実は大切だったんだよ、という、、<あ、これはあの歌では…
2010-10-08 22:12:48#dks そうなんですよね、一文でサクっと転換。あれはうまいと思いました。RT @mumin_mie: @yuya76 肺病で身重の妻との日常。出産はどうなる?と期待をさせて、あっさりもうお墓ですか。という、あっさり感。でもしみじみとした寂しさ。#dks
2010-10-08 22:19:36#dks @lesizmo 女の子がいいと妻は言っていたけれど、亡くなって自分のもとには坊がいる。たしかに女の子だったら、もっと妻の面影を感じたのでしょうね。
2010-10-08 22:28:02#dks @kapponazoo 僕もこの奥さん好きですね。縁日から帰ってきて、机の上におみやげ置いたりと、かわいらしい。ずいぶんと若いですよね、19才とある。
2010-10-08 22:35:48#dks 「始めと終わりの悲惨であった母の運命」とさらりと一文で、この後の悲惨な出来事を予感させているだけに、余計に妻(過去)と子(現在)との植物園での場面が印象的なのだと思いました。
2010-10-08 22:34:16#dks 年表を見ると、寺田寅彦は学生時代に「どんぐり」に出てくる奥さんと結婚している。で、結婚して5年後に奥さんが亡くし、それから3年後「どんぐり」がホトトギスに発表された年に再婚しているのですね。しかし、それから12年後に再び奥さんを亡くしている…。
2010-10-08 22:41:26#dks 作中に出てくる植物園、小石川植物園ですよね。入り口から坂を登ると、今でも温室がありますし、二人が散歩した池もある。ドングリの木もあるのかな。http://bit.ly/dA5MJ8
2010-10-08 22:47:56#dks 奥さんと植物園に行くとき、かなり面倒くさがっているような感じがでていて、だから死んでしまう悲愴さは感じないで大丈夫だろうと思ったのですけど、最後の段落でひっくり返されて、しかしそれが鮮やかで驚きました。
2010-10-08 22:49:56#dks 寺田寅彦「どんぐり」。おそらく結核で亡くなった奥さん周辺の思い出話がとつとつと語られる。語り手である「余」が奥さんに対してあんまり思いやりがないような感じがした。。。
2010-10-08 22:50:41そうなんですよね。よくある夫婦というか RT @mura30: #dks 奥さんと植物園に行くとき、かなり面倒くさがっているような感じがでていて、だから死んでしまう悲愴さは感じないで大丈夫だろうと思ったのですけど、最後の段落でひっくり返されて、しかしそれが鮮やかで驚きました。
2010-10-08 22:51:32#dks 植物園に行ったとき甲斐甲斐しくなかったのは、もう大丈夫だと思ってたからで、本当に日常だったんでしょう。坊と言ったときは、同じ日常でもかけがえのないことを知っているのが寂しい感じです。
2010-10-08 22:51:35