プラットフォームとして見るカオスラウンジ

みんなから偽カオスラウンジとか旧カオスラウンジとかカオスラウンジ(文房具)とか呼ばれてる、pixivで問題起こした盗作アート集団のほうのカオスラウンジですが、実は元々は藤城嘘さんが主導して、pixivなどでメンバーを募ってゆるーい感じでふわふわな展示会をする集団でした。そこに東浩紀さんの弟子、黒瀬陽平くんが言説担当として送り込まれてきて、例のパクリ上等カオスラウンジ宣言や、踏み絵アートなどの路線に変わったわけです。 この藤城嘘さん主導の嘘くんラウンジと、黒瀬陽平さん加入後の黒瀬ラウンジを、プラットフォームとしての機能面から比較します。
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SPモードマン @akitasanjanaiyo

講義をネット記事の丸パクリで済ます男に単著なんて出せるのだろうか

2013-11-19 19:13:11
SPモードマン @akitasanjanaiyo

プラットフォームに関する本結構出てるけど、どんな読み方すると「自動生成」なんて結論に行き着くの

2013-11-19 19:17:44
SPモードマン @akitasanjanaiyo

http://t.co/IG82xfnShp 黒瀬さん本出すそうで。ちょうど私も黒瀬さんのプラットフォーム論についての講義を受けて、「カオス*ラウンジをプラットフォームとして見た場合どうなんだろ」と思い先週の土日にシコシコ調べものしたので表に出そうと思います

2013-11-19 20:04:43
SPモードマン @akitasanjanaiyo

http://t.co/jy0fMJsEKG 「プラットフォームとして見るカオス*ラウンジ」タイトルの通り、カオス*ラウンジ(文房具)をプラットフォームとして見た場合、どう機能しているのかを他人の理論丸パクリで書いています

2013-11-19 20:07:01
SPモードマン @akitasanjanaiyo

なぜこんなことを調べたかというと、黒瀬君がプラットフォームプラットフォームと突然言い出したけどどう見ても黒瀬君が代表を務めるカオス*ラウンジがプラットフォームとして機能している思えなかったので、じゃあプラットフォーム論にカオス*ラウンジを当てはめたらどうなるのかと考えたからです

2013-11-19 20:09:57
SPモードマン @akitasanjanaiyo

まずカオス*ラウンジがプラットフォームの定義に当てはまるのか確認したいと思います。プラットフォームの定義は様々なものが存在するが,だいたい「場」として捉えているもの「道具」として捉えているものの2種類です

2013-11-19 20:12:24
SPモードマン @akitasanjanaiyo

例えば,平野=アンドレイ〔2010〕は,プラットフォームを「多くの関係するグループを乗せる場」と表現している。一方で國領〔2011〕は,「多様な主体が協働する際に,協働を促進するコミュニケーションの基盤となる道具や仕組み」と定義し,道具としての面を強調している。

2013-11-19 20:13:12
SPモードマン @akitasanjanaiyo

カオス*ラウンジはアーティストや観客などいろんな人や作品が集合する場であり,参加者や観客が協働するための道具や仕組みともいえます。よって,ここではカオス*ラウンジはプラットドームであるということにします

2013-11-19 20:14:27
SPモードマン @akitasanjanaiyo

次にプラットフォームの「設計」と「機能」の面からカオス*ラウンジを見ていきます。設計は國領〔2011〕,機能は平野=アンドレイ〔2010〕の定義を用います。また,個人的に「嘘君がやってた時の方がプラットフォームっぽくね?」と思ったので,嘘君ラウンジを比較対象としてとりあげます

2013-11-19 20:18:20
SPモードマン @akitasanjanaiyo

まず設計から。國領はプラットフォームを設計可能な道具とみなし,設計変数としてⅰ)コミュニケーション・パターン,ⅱ)役割,ⅲ)インセンティブ,ⅳ)信頼形成メカニズム,ⅴ)参加者の内部変化のマネジメントの5つをあげています。

2013-11-19 20:19:28
SPモードマン @akitasanjanaiyo

1)コミュニケーションパターンの設計。嘘君ラウンジはオープン性が高く,ライブペイントやオフ会など参加者の交流を促す仕組みとなっています。一方黒瀬ラウンジは参加者の選別を行うなどクローズドです http://t.co/fGTcmZFLGP

2013-11-19 20:21:52
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SPモードマン @akitasanjanaiyo

また、黒瀬君のインスタレーションの為にあるような組織なので基本交流にそこまで重きはおいていないため,当然交流を促す設計にはなっていません。

2013-11-19 20:22:48
SPモードマン @akitasanjanaiyo

2)役割の設計。嘘君ラウンジは参加者が比較的自由に行動できますが、参加者同士によるの創発効果が重要なため一人ひとりの役割は大きいと言えます。 http://t.co/AN1T4jB3BP

2013-11-19 20:25:19
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SPモードマン @akitasanjanaiyo

いっぽう黒瀬ラウンジでは参加者は黒瀬のインスタレーションのために作品を作ります。メインはインスタレーションで作品はそれに従う形なので、作家の役割は小さいといえます(カオス*イグザイルとか分かりやすいと思います。)

2013-11-19 20:26:13
SPモードマン @akitasanjanaiyo

3)インセンティブ設計。参加者にとっての参加に足る誘因作ることです。嘘君ラウンジの場合,作品発表の機会,共同制作の機会,参加者同士の交流などが参加のインセンティブにあたるかと思います。 http://t.co/FhgzAORTTu

2013-11-19 20:27:49
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SPモードマン @akitasanjanaiyo

観客としてはいろいろな作家の作品+楽しそうな雰囲気あたりでしょうか。一方黒瀬ラウンジに参加するインセンティブは,作家にとっては「黒瀬のインスタレーションにかかわること」,観客にとっては「黒瀬のインスタレーションを見ること」です

2013-11-19 20:29:46
SPモードマン @akitasanjanaiyo

4)信頼関係形成のメカニズムの設計。信頼関係形成には,①情報参加者がどんな人物であるかわかること(情報),②交流の機会が多いことの2つが必要です http://t.co/QeyaHld1SC

2013-11-19 20:32:53
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SPモードマン @akitasanjanaiyo

嘘君ラウンジは参加前のSNSなどから得る情報,展示作品の情報,作家館の交流などがあてはまるでしょう。黒瀬ラウンジでは先述のとおり作品は見づらく情報が得られず,参加者間の交流もないため,「黒瀬が選んだ人物である」という事実が信頼の担保となります

2013-11-19 20:36:48
SPモードマン @akitasanjanaiyo

嘘君ラウンジは基本参加者の行動の大枠は自由なので,参加者のインセンティブが変化するような大きな内部変化が起こらない限りプラットフォームとして機能します。

2013-11-19 20:42:33
SPモードマン @akitasanjanaiyo

黒瀬ラウンジの場合,カオスラウンジ宣言の発表によって参加者に大きな内部変化が起こりました。これはある程度予測可能だったと思います。その変化にうまく対応できたかどうかは,今のカオスラウンジを見れば大体わかると思います。

2013-11-19 20:46:11
SPモードマン @akitasanjanaiyo

5)内部変化のマネジメントの画像付け忘れたので後付で。 http://t.co/lyMLIyMJ5a

2013-11-19 20:48:58
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SPモードマン @akitasanjanaiyo

以上が設計の説明です。黒瀬ラウンジと嘘君ラウンジのプラットフォームとしての設計の比較はこんな感じです。注意したいのは,最適な設計はいろんな要素によって変わるので。これだけではどちらかが優れているとは断定できないことです http://t.co/jFKeMqZ08Z

2013-11-19 20:55:34
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SPモードマン @akitasanjanaiyo

設計を比較すると,嘘君がプラットフォーム上の自由な行動や交流を重視していること黒瀬君がカオス*ラウンジというプラットフォームを使ったインスタレーションの完成を重視していることが分かります。

2013-11-19 20:57:32