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【装束小ネタ】新嘗祭~五節の装束

◆新嘗祭関連祭祀の日程簡単まとめ ◆『嘗』の由来 ◆『雅亮装束抄』における五節舞姫・童女・小忌衣+束帯の記述 自分用メモ。
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逆名 @sakana6634

【新嘗祭と関連祭祀まとめ】  ※平安時代頃、旧暦)※天皇践祚直後の新嘗祭を大嘗祭という。 九月 神嘗祭 十一日宮中にて例幣使発遣、十七日、伊勢神宮へ奉幣。天皇から神へ初穂を奉る。六月十二月の月次祭と合わせて三時(三節)祭という 十一月 上卯日 相嘗祭 畿内・紀伊などの諸社へ奉幣

2013-11-23 17:33:54
逆名 @sakana6634

【新嘗祭と関連祭祀まとめ】続き 十一月 中丑日 (五節帳台試) 中寅日 鎮魂祭 (殿上淵酔、御前試) 中卯日 新嘗祭 (童女御覧) 宮中にて天皇が自ら神饌を供える 中辰日 豊明節会 (五節舞) 天皇が新殻を召し諸臣にも新殻酒杯を給う

2013-11-23 17:34:41
逆名 @sakana6634

古代中国でも『嘗烝』といい収穫を祝い祖先を祭って饗宴を催ることがありました。 嘗は秋、烝は冬の祭り(逆の時期もある)で、字義はどちらも調理(して食べる)こと。ニイナメ=ニイノアヘを漢字で表記する際に、類似の祭祀から字を借りたものと思われます。

2013-11-23 17:39:30
逆名 @sakana6634

『十月朔日,家家為黍臛,俗謂之秦歲首。  未詳黍臛之義、今北人此日設麻羹豆飯、當為其始熟嘗新耳、彌衡別傳云、十月朝、黃祖在艨艟上、會設黍臛、是也、又天氣和煖似春、故曰小春。』(荊楚歳時記)

2013-11-23 17:40:43
逆名 @sakana6634

『…濟濟蹌蹌、絜爾牛羊、以往烝嘗。』(詩経/小雅/谷風之什/楚茨)楽しい秋祭り回想 『…吉蠲為饎、是用孝享。禴祠烝嘗、於公先王。君曰卜爾、萬壽無疆。』(詩経/小雅/鹿鳴之什/天保)天下がよく治まり平和で豊かで祭祀も懇ろに行われている、理想のかたちを歌う

2013-11-23 17:41:01
逆名 @sakana6634

あと【折口信夫 大嘗祭の本義】も面白いです。  http://t.co/m9L5l6mExh

2013-11-23 17:42:48
Gijyou @gijyou

@sakana6634 現在の古墳時代研究者は、この折口信夫説に引っ張られ過ぎているので、ご注意を!

2013-11-23 17:52:06
逆名 @sakana6634

@gijyou ですねー。折口の考え、という読み物としては面白いんですが、面白すぎてどうかなと思うこと多々です。

2013-11-23 17:54:52
Gijyou @gijyou

@sakana6634 これは私の友人の受け売りですが、本来、死人の霊は生きている人間に害を及ぼすので、これを如何に封じるかというのが世界的にみて一般的な在り方ですし、古墳でもそのような葬り方がなされているので、大嘗祭で死者と同衾して首長霊を継承するなどあり得ないのです。

2013-11-23 18:00:56
逆名 @sakana6634

@gijyou ああ…。好きですよね、折口はそういう話が…。私は、神へ奉ることもですが、臣下へ神饌のお下がりを下げ渡して振る舞う、この祭りの為に恭順の印として地方から物資や人を出させる、という権威の確認行為が興味深いなと思います。

2013-11-23 18:18:26
逆名 @sakana6634

期間中、殿上人は『淵酔』といって宮中を歩き回り酒飲んでべろべろになり、万歳楽を舞い『びんたたら』などの郢曲や『令月』など朗詠を歌う、ということが連日続き、五節舞後もそうなる筈なので、あんなに硬い雰囲気ではないと思う。「殿上闇討」で忠盛が狙われたのはそうした騒ぎに紛れてのこと。

2012-08-20 01:57:35
逆名 @sakana6634

淵酔は大歌催馬楽など歌い踊って酒を飲む。淵酔とは深く酔うこと。その他にもなんだかんだで酒を飲むので列席の公卿はべろんべろん。舞姫にちょっかい出す不埒な輩もいて楽屋を覗くな命令が出た。下戸は大変…だけど神事だから、神事!

2013-11-23 17:53:21
逆名 @sakana6634

五節の舞姫の装束は、三日に亘って、唐衣を丑日赤色→寅日青色→辰日の五節本番は青摺などと変えます。 蔵人以上の列席者は束帯に小忌を着て冠に日蔭鬘を懸け梅枝の心葉(造枝)を挿し、豊明節会では脂燭を持ちます。

2013-11-23 19:04:36

逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より舞姫の装束(1)※かなを適宜漢字に直した。 丑の日、赤色の織物の唐衣、地摺の裳、蘇芳の衵ひと重ね、青き単衣、もしくは濃き単衣、濃き袴、赤色の扇、七尺のかづら唐物。

2013-11-23 19:05:27
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より舞姫の装束(2) 寅の日、青色の唐衣、紫裾濃の裳、泥絵、蘇芳の綾の袿ひと重ね、濃き打衣、濃き袴、青色の扇、 目染の裙帯、領巾織物。仮髪(すゑ)、蔽髪(ひたひ)、髪上設く。簪、釵子、四筋あるを本所に設く。唐櫛、彫(えり)櫛、小櫛、絲鞋、これらは蔵人方に設く。

2013-11-23 19:05:47
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より舞姫の装束(3) 辰の日、青摺の唐衣、衵、濃き袴、目染の裳、同じき裙帯、領巾、赤紐、平手貝をしたれ。 心葉、これは織物、青摺の扇新しく設く。

2013-11-23 19:06:02
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より童女の装束(2) (髪につける)物忌は紅の薄様を、ひろさ三分ばかり重ねながら切りて、中の耳の前ほどの髪を摘み分けて(イ上げて)、(前髪の)分け目より二寸ばかり下げて、その下より引き通して(略)片鉤に結ぶ。(後略)

2013-11-23 19:06:58
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より童女の装束(1) 童の装束、参りの夜は、いかさまにも躑躅の汗衫、表綾、表袴(うへのはかま)、表徒衣(ただぎぬ)白く張りて、瑩して濃き打裏を付く。衵蘇芳ふたつ、青き単衣、濃き打衣、濃き張袴なり。 (中略)

2013-11-23 19:06:34
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より、(束帯に)小忌を着ること(1)かなを適宜漢字に直した。 小忌を着ることは、束帯の上に青摺を着るなり。その摺り青くて梅雉を摺るなり。上達部殿上人、五節の節会の日、大嘗会等に、蔵人まで着る。半臂を着る。白き衵一重(イつ)、白き汗取などにてあるなり。

2013-11-23 19:27:08
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より、小忌(2) 尻、又これも一重(イつ)なれば、舞人の様に下襲の尻にも綴じつくるなり。これも赤紐あり。これは右の肩の上に中を綴じつけて後ろ前に下げて、後ろは脇に綴じたるがよきなり。

2013-11-23 19:28:07
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より、小忌(3) 冠(かぶり)に日蔭といふものを、左右の耳の上に下げたり。冠の巾子のもとに、日蔭鬘(ひかげのかづら)といふものを結ひて、白き糸の端など、解かし組みなるして総角蜷を結び下げて、方々に四筋づつ冠の角を挟めて、前に二筋後ろに二筋、左右に下げたるなり。

2013-11-23 19:28:33
逆名 @sakana6634

【雅亮装束抄】より、小忌(4) この糸飾る所に、心葉とて梅の枝の小さく造りたるを、このかづらにまとひて立てたり。(中略)節会なれば魚袋を着く。殿上人は瑪瑙をさすべし。上達部は有紋の帯さす。平緒は小忌の平緒といふ物あれども、常になければ、紺地をさす常のことなり。上達部は飾剣なり。

2013-11-23 19:28:55
逆名 @sakana6634

参考:風俗博物館HPより 【公家女房、裙帯比礼の物具装束】 http://t.co/KA3Z8KO8o6 【汗袗を着けた公家童女晴れ姿】 http://t.co/HHGdqrfpSk 【闕腋袍束帯小忌衣の奏任官】※但し明治期のもの http://t.co/zBCnsKNy68

2013-11-23 19:35:15

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