- akinosora_
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時折、「触手うねうねのあの姿はシュマ=ゴラスの真の姿ではない」という解説文をWEB上で見かけます。ご安心ください、シュマ=ゴラス自ら「我が真の姿に直面し……そして死ぬがよい!」と申告してくれております。 http://t.co/ggE5I9y5FA
2013-11-23 18:35:59皆様もよくご存知のシュマ=ゴラスのあの姿が現れるのは"Marvel Premiere"の10号(1973年)。配下の神々ではなく、ようやくご本尊との対決です。彼が真の姿をさらけだした瞬間、世界中の魔術師や感受性の高い人間が反応します。
2013-11-23 18:37:44最終的に、まともに戦っても勝てないと判断したストレンジは、シュマ=ゴラスのエネルギー源となっている師を殺害し、その復活を阻止するのでした。この事は、後々まで彼の後悔の種となるのです。 http://t.co/TB9m9ucNIj
2013-11-23 18:39:14シュマ=ゴラスが打倒された後、31世紀の出身で、時間移動の能力を持つ魔術師サイス=ネグにまつわるエピソードが載っています。このサイス=ネグこそが、太古の地球で暴威をふるっていたシュマ=ゴラスを異次元に封印したことが明かされます。 http://t.co/VsBO8fgnoQ
2013-11-23 18:41:47さて、復活に失敗したシュマ=ゴラスですが、10数年後に再びその姿をマーベル・ユニバースに顕します。"Strange Tales"vol.2の1号から14号にかけてのシリーズがそれです。 http://t.co/tkrbhbPcXd
2013-11-23 18:43:33【修正】直前のシリーズでストレンジの魔装が破壊されたことにより、かつての宿敵たちが復活するという筋立てなのですが、その中にシュマ=ゴラスも含まれていました。
2013-11-23 20:51:59シュマ=ゴラスの配下にも新顔が加わります。悪魔エリック・カーンとその手下が3号、6号に登場するのです。なお、エリック・カーンという名前を最初見た時は「エーリヒ・ツァン」の一字違いかと思ったのですが-- http://t.co/Lok2muDOwG
2013-11-23 18:46:12実際にはカトゥロスと同様、ロバート・E・ハワードの"Lord of the Dead"と"Names in the Black Book"(未訳)に登場する人名のようです。ハワード作品から材を多く採っているのは、コナンのコミカライズを担当していたロイ・トーマスの好みなのでしょう。
2013-11-23 18:50:38これらの作品についてはそれぞれ、竹岡啓氏がブログであらすじを紹介しています。 http://t.co/uCqxOVfDEf http://t.co/HHmn6cKlYy
2013-11-23 18:51:00さて、直前に戦った敵から力を吸収したことで、スーパーサイヤ人っぽい姿の変化を起こしたドクター・ストレンジの前に、巨大なシュマ=ゴラスが姿を顕します。以後、スタンダードになる緑色の体色は、この時以来のものですね。 http://t.co/7RVG6zFoGv
2013-11-23 18:52:40かつては邪神たちに徒手空拳で挑んでいたストレンジですが、10年の歳月を経てその戦闘スタイルは大きく変わりました。具体的には、かめはめ波の類の派手な技を使えるようになりました。漫画表現の進化を、こうした部分からも窺えます。 http://t.co/Un5guAYhIe
2013-11-23 18:55:06戦いのギミックも実にハデです。地球のミニチュア(当然、本物とダメージ・リンクしています)を守って戦うことになるストレンジ。地上からはその戦いの様子がしっかり見えていまして、世界中でSAN値直葬状態です。 http://t.co/Kvf6VPLpFs
2013-11-23 18:56:30ついにシュマ=ゴラスを打倒するストレンジですが、邪神は自分と戦う力を持つ者が、やがてシュマ=ゴラスそのものになるという不吉な予言を残します。かつて、師の肉体ごとシュマ=ゴラスを葬った時と同様、ストレンジは自ら命を断つのでした--。 http://t.co/ua1DBdi6fK
2013-11-23 18:58:40最初のシリーズから10年ほど出番のなかったシュマ=ゴラスですが、以後、ちょくちょくマーベル作品にカメオ出演するようになります。この頃になると、かつてはファンサービス的な扱いだった「同一世界」のコンセプトが、作り手側でも強く意識されるようになっていたのかも知れません。
2013-11-23 19:01:17例えば、"Fantastic Four"314号(1988年)は、シュマ=ゴラス対ドクター・ストレンジの戦いと時を同じくして起きた事件が描かれました。ファンタスティック・フォーの面々が、空を走る火柱を驚いて見上げるシーンがあります。 http://t.co/PP47V806Yz
2013-11-23 19:03:12"BLACK KNIGHT"3号(1990年)が典型例ですが、ドクター・ストレンジがらみの回想シーンにシュマ=ゴラスが描かれたり、その名前が言及されることもちょこちょこあるようです。 http://t.co/KsnfBluf2r
2013-11-23 19:04:19そして、次なるシュマ=ゴラスの襲来は、今度はハイボリア時代--"CONAN THE BARBARIAN"誌で描かれることになります。同誌の258号から260号(1992年)にかけて展開されるエピソードで-- http://t.co/zEKlYb0wAu
2013-11-23 19:07:06--R・E・ハワードのキング・カルものに属する“The Curse of the Golden Scull 黄金骸骨の呪い”の部分的な翻案エピソードでした。元の作品は、こちらの本に掲載されています。 http://t.co/gSIxTIydaL
2013-11-23 19:08:30