論文「過去40年間の甲状腺癌発症率増加は、高頻度のBRAF変異とRAS変異の急増を伴う」アブスト和訳

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

みーゆさん推奨の有料論文「過去40年間の甲状腺癌発症率増加は、高頻度のBRAF変異とRAS変異の急増を伴う」のアブストラクトを和訳してみました。 https://t.co/HPes0ABzwg

2013-11-24 21:07:25
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

http://t.co/UomTnXQ5S7 アブストラクト 背景:米国および世界的な甲状腺癌発症率は、過去40年間の間に着実に増加してきたが、これは主に、甲状腺乳頭癌(PTC)の発症率が3倍になったためである。

2013-11-24 21:10:10
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

目的:1974年から2009年の間の、甲状腺乳頭癌の人口統計的、臨床的、病理的、および分子的な特徴の傾向を分析すること。 デザインとセッティング:前もって選択した4期間(1974−85年、1990−92年、2000年、および2009年)から、

2013-11-24 21:13:10
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

米国の1機関における甲状腺乳頭癌の連続した469症例を確認して組織学的に再検査し、0.3cm以上のサイズの癌341症例におけるBRAFとRAS点突然変異とRET/PTC再配置を調べた。経時的変化は、多分割および二値ロジスティック回帰分析し、すべての分析は年齢と性別で調整された。

2013-11-24 21:13:33
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

結果:この期間中、診断時の患者の年齢の中央値は37歳から53歳(P<0.001)に増え、微小癌(≤ 1.0 cm)の割合は33%から51%(P<0.001)に増えた。一方、甲状腺外への進展と悪性度の高さは、それぞれ、40%から21%(P=0.005)、

2013-11-24 21:14:39
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

そして、43%から28% (P=0.036)へと、減少した。腫瘍の組織病理学は、典型的な甲状腺乳頭癌が減り、濾胞性腫瘍が増加(P<0.001)した。BRAF変異を持つ腫瘍の割合は安定(∼46%)していたが、典型的な甲状腺乳頭癌の中では50%から70%(P=0.008)に増えた。

2013-11-24 21:16:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

RAS変異を持つ腫瘍の割合は3%から25%に増え、濾胞性腫瘍の中では、18%から44%(P<0.001)に増加した。RET/PTC再配置の割合は、11%から2% (P=0.038)に減った。

2013-11-24 21:16:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

RET/PTC再配置の割合が減少したので、発症率の増加が環境放射線あるいは医療放射線のせいであるとは考えにくい。

2013-11-24 21:17:33
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(ちょっと変更)結論:米国全体での傾向と同様に、診断時の年齢の増加と甲状腺内のより小さなサイズの甲状腺乳頭癌の検出の増加が見つかった。しかし、BRAF変異の全体的な割合は安定していた。2000年以降の濾胞性組織とRAS変異の割合の急増は、新しくて、より最近の病因的因子を示唆する。

2013-11-24 21:31:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

米国の一機関とは、ピッツバーグ大学なのかな?米国での甲状腺癌増加は、過去の核実験の名残かと思っていたけど、そうではないのかな?論文全体を読まないと、アブストラクトだけでは分からないなあ。有料論文が読める環境にいないからな・・・。ちょっと知り合いにあたってみようかな。

2013-11-24 21:36:17