スカルライドまとめのまとめ

過去の原発関連まとめをコンパクトにまとめました。
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ビューワー数の多かったもの

まとめ 10~20mSvの胎内被曝で相対リスクが1.47になることを示した「オックスフォード小児癌調査」 オックスフォード小児癌調査は、アリス・スチュワート博士が1956年にLancetに投稿して以来様々な追従調査を経て価値を確立してきた研究であり、低線量放射線の発癌リスクを考える上で大変重要な知見と考えます。 「100mSvまでなら胎児には影響が出ない」あるいは「子供には放射線をはね返す力がある」といった発言は、全く信用できない事がわかります。 37220 pv 997 4 users 95
まとめ 矛盾のあるICRPの集団線量に関する資料が、ネット上で印籠のように使われている不思議 名目リスク係数は、実効線量を算出する際に用いられる組織荷重係数を導く最初のステップです。名目リスク係数に癌死もしくはそれに準じる重篤な経過をたどる疫学データを加味して組織荷重係数が導かれます。 実効線量の成り立ちを考えてみると、ネット上で黄門様の印籠のように使われているICRPの集団線量に関する資料の矛盾点が見えてきたのでまとめてみました。 28156 pv 492 8 users 10
まとめ 福島で新たな小児甲状腺癌が見つかった事に関する重要ツイート一覧 ひょっとするとターニングポイントになるかも知れない重要な内容と考えて、専門家の方々のツイートを中心にまとめさせて頂きました。 特に「有病率と発見率」については今回10倍以上の差がついた訳ですが、さすがに100倍も1000倍も差がつく事はないだろうというのが率直な感想です。 43290 pv 530 31 users 474
まとめ 福島の小児甲状腺ガンが意味するものを、スクリーニング効果までふまえて考えてみる。 罹患率・有病率などの言葉の定義や、チェルノブイリの知見に立ち返って考えてみました。正直この問題はもうこれで終わりにしたいです。 コメント欄のNATROMさんとのやりとりから、ぷりりんさんの表に関する補足説明を追加しました(※) 平均有病期間に関するマキリンさんのまとめと、チェルノブイリにおけるスクリーニング効果に関するみーゆさんのツイートを追加しました。 48187 pv 597 14 users 16
まとめ 3.11の時点で原発事故を予想し、翌日には関東から沖縄に避難したUAさんの手記 僕自身はごにょごにょ計算して首都圏に残ってますが、UAさんの感性の鋭さには驚かされました。 つまるところ「自分の人生は自分で決める、自分の子供は自分で守る」という事でしょうか。 54881 pv 703 33 users 182

ほか重要なもの

まとめ 低線量率・長期被曝は高線量率・瞬時被曝と比べて発癌リスクが下がるのか?そして集団線量を用いることの妥当性について。 ICRPが採用しているDDREF=2は動物実験を根拠にしたものであり、人間に関する種々の疫学データを見ると、低線量率長期被曝の方が高線量率瞬時被曝より発癌リスクが下がるという根拠は乏しいようです。 15198 pv 301 3 users 4
まとめ チェルノブイリ事故「後」に生まれた子供では、甲状腺癌の増加は認められなかった。 最近ネット上で「チェルノブイリ事故による小児甲状腺癌の増加はスクリーニングによる見かけ上のものである」というおかしな意見が散見されるのでまとめました。 11884 pv 240 3 users 4
まとめ 「死の淵を見た男(吉田昌郎と福島第一原発の500日)」読書録 震災直後の夏に個人的に東電職員のご家族の方と話す機会があり、原子力保安院は全員逃げたが、吉田所長以下の東電職員は現場に残って懸命の復旧作業をしていた事を聞いていました。そして今年に入って偶然この本を見かけたため、当時の現場の状況を知りたくて購入しました。 吉田所長へのインタビューをもとに書かれた書籍ですが、内容が膨大すぎるので原子炉への注水と冷却に話を絞ってまとめました。マニュアルが全く役に立たない極限状態の中で、現場職員のとっさの機転や判断に東日本全体が救われた事がよく分かります。チェルノブイリ×10になるのか、チェルノブイリ×1/10になるのかは、まさに紙一重だったようです。 11328 pv 199 2 users 14
まとめ 各種汚染マップで視覚的にとらえる福島原発事故 偏西風で奇跡的に助かった西日本と北海道のきれいな土地は、日本人として守っていかなければいけませんね。 16294 pv 222 3 users 3
まとめ 広島長崎から学ぶ内部被曝(原爆症認定集団訴訟資料集より) 原爆症の認定訴訟では国側の連敗が続いています。単なる温情裁判でこのような結果になるはずもなく、必ず根拠があるはずと思って図書館から資料集を借りて読んでみました。 計算上健康被害はあり得ないと主張する国、患者調査から内部被曝の複雑さと危険性を主張する患者弁護団。そこに書いてあるやりとりは今まさにtogetter上で繰り広げられている議論そのものでした。 判決のポイントと思われる記述をまとめてみました。 12040 pv 227 4 users 9
まとめ 高岡滋先生の連続ツイート「ミナマタから見た原発事故による健康影響調査」 原発事故による健康影響調査はどのように進めていくべきか?水俣病の認定訴訟で尽力された高岡先生の連続ツイートが非常に示唆に富むのでまとめてみました。 7994 pv 214 4 users 10
まとめ DNA二本鎖切断の線量効果関係が1mGyの低線量まで比例直線となり、その修復能が1mGy以下の極低線量で阻害されるこ.. γ- H2AXがDNA二本鎖切断の修復まで正確に表しているのかこの論文からは個人的に疑問符ですが、二本鎖切断イベントのバイオマーカーとしては有用そうなので図2の比例直線は重要と考えました。 PNASは米国科学アカデミーの論文集であり、附属研究機関のBEIRが疫学調査だけでなく細胞レベルの発癌メカニズムを考慮してLNTモデルを支持している点も重要です→ http://t.co/Qlh4azLO 15765 pv 364 2 users 32

ゴフマン関連

まとめ ゴフマンはなぜ放射線のリスク評価法として、絶対危険度より相対危険度を選んだのか? ジョン・ゴフマンは著書「人間と放射線」の中で一貫して相対危険度あるいは最大1ラド当り過剰率を用いて放射線による過剰発癌リスクを評価しています。今回その理由を素人なりに考えてみました。 細かい誤差を避けようとして絶対危険度でリスクを評価しようとすると、あらゆる因子を正確に評価・分類し、必要なものを足し算で計算していかなければならない。しかし因子間の相互関係などもあり、その分類作業は困難を極めるでしょう。 一方相対危険度は、仮定や近似を用いて比例計算つまり掛け算でリスクを評価していく。少しの誤差が出ることは最初から覚悟しますが、計算が比較的簡便で致命的な誤差が出にくく、公衆の被曝リスクの評価には向いているということではないのでしょうか。 6689 pv 81 3 users 7
まとめ ゴフマンがLNTモデルと集団線量を用いて放射線による公衆の癌死リスクを見積もった真意を、その著書からひも解いてみる。 集団線量を用いて公衆の被曝リスクを評価してはいけないという考え方があります。それは低線量あるいは極低線量領域の放射線が人体へ与える影響の不確実性によるというリーフさんとマキリンさんの以下のやりとりが大変参考になります。 http://togetter.com/li/238814 ただ「人間と放射線」を読んでいて感じるのは、ゴフマンは細胞レベルの発癌メカニズムから考察してLNTモデルの比例直線が極低線量領域まで成り立つという確信を持っていたという事と、不確実性を理解しながらあえて集団線量を用いていたのではないかという事です。 なにせ777ページもの専門書なので、素人の僕がどこまで理解しているのか怪しいものですが、ポイントとなりそうな記述を抜き出してみました。 7193 pv 127 1 user 1
まとめ ゴフマンが警鐘を鳴らした「原子力社会の成熟」 結論は【表49】と【表53】になります。そして最後のチェルノブイリ事故による癌死も含めて注意するべきことは、ゴフマンの見積もりが正しかったとしても、非常に広域かつ何十年にも渡っての過剰癌死なので「統計学的有意差は出ない」という事です。小児甲状腺癌以外は有意差がなかったとする種々の疫学調査と矛盾する内容ではありません。ゴフマンは疫学調査ではとらえられない過剰癌死を、それまでに得られていた有用なデータと、妥当な仮定や近似を用いて論理的に見積もった訳です。 【旧単位】1Ci=370億Bq、1ラド=10mGy、1レム=10mSv ~ジョン・W・ゴフマン~ プルトニウムを発見したシーボーグの下で研究生活を始め、後に水爆開発の中心ローレンスリバモア研究所(LLNL)生物部門のトップに迎えられる。当局は低レベル被曝は無.. 6423 pv 112 6 users 5

おまけ

まとめ 分身☆タマゴレンジャー とりあえず全員ブロックしましたが、きっといたちごっこになるのでしょう。 10468 pv 169 1 user 5