東京GIGOさんによる甲状腺ガン/福島検査と岡大新入生検診との比較
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福島県で実施中の、県民健康管理調査結果(25.11.12発表)と、岡山大学新入生検診とを比較。 http://t.co/MYwWUXKfFa
2013-11-27 23:01:32岡大新入生検診と比較する理由。(1)年齢層を合わせやすい、(2)標本の大きさが大きい、(3)人種・医療水準・生活習慣が同じ、(4)どちらもスクリーニング効果あり、(5)どちらも初回スクリーニング。 http://t.co/dIxe5Pl8yG
2013-11-27 23:02:22考察に用いた主な資料(その1):福島県,「県民健康管理調査「甲状腺検査」の実施状況について」(25.11.12),http://t.co/F0VXJuUhRz
2013-11-27 23:03:25考察に用いた主な資料(その2):西美和,「放射性物質と甲状腺障害」,小児内科 45(6):1090-1094.2013,https://t.co/HefA8l5GhI (左上のマークからダウンロード)
2013-11-27 23:04:21『受診者数、罹患数の比較』。福島検査は、2次検査進捗率で補正、男女比は1:1と仮定。岡大は男女比を1:1とした補正を追加(福島との差を小さく評価する方向)。 http://t.co/gMHhB1uUHW
2013-11-27 23:05:34『罹患率の比較』。受診者数と罹患数から10万人あたりの罹患率を、また、ポアソン分布の区間推定(χ2分布による精密法)を使って、95%信頼区間を算出。 http://t.co/gK5Vg13083
2013-11-27 23:06:04補足1。福島検査における1次検査受診者数の、2次検査進捗率による補正と、その考え方。 http://t.co/6znMEiBL0U
2013-11-27 23:07:55補足2。福島検査における罹患率。16-18才(2011.3.11時点)のデータを用い、グラフよりカウント。 http://t.co/iFM9bXKIB2
2013-11-27 23:08:21岡大新入生検診の、福島検査に対する相対的な検出力を1-β0とすると、1-β0=(1-β2)/(1-β1)。1-β0を変化させた場合の、福島検査と岡大新入生検診との母比率(罹患率)の差の検定を実施。
2013-11-27 23:09:41仮想罹患数=実際の罹患数/(1-β0)。取りこぼし分に相当するβ0が大きくなると、仮想罹患数は増加。この仮想罹患数を用いて以後の検定を実施。 http://t.co/0v2t2XgCAv
2013-11-27 23:10:45次に検定法を比較。Fisherの正確確率検定は、χ2クロス検定表を順列組合せで全て数え上げる方法で最も正しいが、自然数の組み合わせでしか使えない。
2013-11-27 23:11:11このため、想定される罹患率や罹患数に近い領域で、各検定法のp値を比較。p>0.01の領域で、χ2(Yate'sの補正)がFisherの正確確率とよく一致。 http://t.co/ihD6K7yBkE
2013-11-27 23:11:59また、χ2(Yate'sの補正)がFisherの正確確率からズレる場合、p値が大きめにズレる(第一種の誤りをしにくくなる方向)。よってχ2(Yate'sの補正)を採用。
2013-11-27 23:12:21『母比率(罹患率)の差の検定』 χ2(Yate'sの補正)によるp値(1/2)』有意水準5%で、福島検査と岡大新入生検診の罹患率に、差がある領域と、ない領域を色分け。 http://t.co/C9czToDzcr
2013-11-27 23:13:58『母比率(罹患率)の差の検定』 χ2(Yate'sの補正)によるp値(2/2)』さらに細かく計算した結果。1-β0の全ての領域で、有意水準5%の差がない領域は存在しない。 http://t.co/Kza17nqLp3
2013-11-27 23:14:36例えば男性での有意差がない領域(1-β0=3.9~17.0%)では、岡大新入生女子>>福島女子となり、女子に有意水準5%の差が発生。
2013-11-27 23:15:36