そもそも総研。『原発ホワイトアウト』の著者、覆面現役官僚に原発再稼働問題でインタビュー。

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mai @jrmmnisi

今朝のそもそも総研;「原発ホワイトアウト」は、政・官・財が三位一体となって原発再稼働に向かい、やがて再度原発事故が起こってしまうという内容。著者は現役キャリア官僚。このコーナーはこれまで顔出し原則でやってきたが、今回は特別に顔、声を隠した状態で著者に話を聞いた。

2013-11-28 10:38:13
mai @jrmmnisi

そもそも総研2;何故この本を書こうと思ったのか?→「福島の原発事故の後、原因もわかっていない、対策もできていない、福島で避難されている人は何十万人もいる、福島の子どもたちは外に出て遊ふことすら怖くてなかなかできない。そういう状況の中なのに、再稼働しようという人たちがいる。」

2013-11-28 10:41:15
mai @jrmmnisi

そもそも総研3;「それが、ちゃんと全て、どういう理由で再稼働して、どういう手続きで再稼働するというのを、やっぱりきちんを国民の皆さんに伝えていかなくちゃいけないなと思った。」「とにかく伝えたかったのは、電力のモンスターシステム。」

2013-11-28 10:43:19
mai @jrmmnisi

そもそも総研4;「我々が払っている電気料金の中に、非常に大きな無駄があって、本来競争的にやったら払う必要のないようなものが支払われている。それをたまり金のように集めている。」モンスターシステムの前提は、電気料金の総括原価方式。

2013-11-28 10:47:02
mai @jrmmnisi

そもそも総研5;玉川氏「巨額のお金がかかるということは巨額のコストがかかるということで、普通の民間企業はコストがかかることは嫌がるわけですよね?コストが低けれは低いほど利益が大きいわけだから。でも総括原価方式はそうじゃないわけですよね?」

2013-11-28 10:53:02
mai @jrmmnisi

そもそも総研6;著者若杉氏「電力会社はお金がかかるほど消費者に転嫁できる。その仕組みが総括原価方式なのだから、かかればかかるだけ利さやっていうか、たまり金はたくさん増えるっていうことですよね。」

2013-11-28 11:06:39
mai @jrmmnisi

そもそも総研7;玉川「電力会社の利益というのは総括原価方式のもとでは、コストがかかればかかるほど利益があがる」著者「相場から見ておかしくないぎりぎりの値段で高め高めに発注する。それでみんなから喜れる。それでたまり金をちょっと預託してもらうと。その使い道はこういう仕組みを守るため」

2013-11-28 11:44:35
mai @jrmmnisi

そもそも総研8;著者「電力会社が最も守りたいのは地域独占であり、総括原価方式であると。その中で最も金がかかるのが原発。効率よく金が儲けられるのは原発だから、原発も是非やりましょうということになる。」

2013-11-28 11:47:28
mai @jrmmnisi

そもそも総研9;玉川「現役官僚である『原発ホワイトアウト』の著者は、どの官庁かは言えない。犯人捜しがすでに始まっている。この小説に関して、著者の方は『私が見知った事実』だと。同僚含めて人から聞いた話もあわせて、書かれている。」

2013-11-28 11:50:43
mai @jrmmnisi

そもそも総研10;高木美保「私もこの『原発ホワイトアウト』を読んだ。このモンスターシステムを読んだ時、これが本当だったら電力会社が任意団体をいう抜け道をつくって、お金をばら撒いて、政治家を買ってるっていうことなんですよ。これが事実だとしたら、本当にものすごいショックなんですよ」

2013-11-28 11:54:48
mai @jrmmnisi

そもそも総研11;著者「安全性の検証とかそういうものも不徹底。原発そのものも、日本の原発の安全性は世界最高水準ではありませんし」「ヨーロッパの建設中の最新型の原発は、格納容器は大きいし、屋根は二重になっていて飛行機なんかが墜落しても大丈夫なようになっている。」

2013-11-28 11:59:02
mai @jrmmnisi

そもそも総研12;著者「ヨーロッパで稼働中の原発でも、下のところにはコアキャッチャーといってメルトダウンをした燃料を水で冷やすような機械もあって、決して日本が今進めている原発は、世界最高水準の安全性とは言えないと思う。」

2013-11-28 12:01:23
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そもそも総研13;著者「原子力規制庁も変わらない。結局規制庁が見ているのは原子力発電所の敷地内のことだけ。敷地外にも、原発を致命的に脅かすような欠点というのはいっぱいあるし、それから万一事故が起きたという時に、本当にみんなが避難できるかというのも、全然解決されていない。」

2013-11-28 12:03:46
mai @jrmmnisi

そもそも総研14;著者「原発近くに住んでいて、メルトダウンが起きたらみんな血相抱えて逃げ出すでしょう?大渋滞を起きないようにするには、必す自家用車の使用を禁止しなくてはならない。でも、そんな法律はない。だからみんな血相変えて車に乗って逃げて行こうとして、そこで大渋滞ですよ。」

2013-11-28 12:06:36
mai @jrmmnisi

そもそも総研15;「バスに乗って避難というのも、メルトダウンが起きている原発の方に向かって走っていくバスの運転手さんなんて人、誰がいますか。自衛隊とか、消防隊とかそういう人じゃないと、そんなことできない。命を捨てる覚悟っていうのは普通のバスの運転手さんにはないわけですから」

2013-11-28 12:10:37
mai @jrmmnisi

そもそも総研16;「だから、そういうことまできっちりと、法制化していかないと」

2013-11-28 12:10:58
mai @jrmmnisi

そもそも総研17;玉川「今回の事故で原発は安全でないと国民みんながわかったのに、原発を再稼働していく本当の意味は?」著者「これからも原発というのは一基あたり巨額なお金がかかるから、そこから生み出される蜜にみんな群がりたい、ということですね」

2013-11-28 12:14:46
mai @jrmmnisi

そもそも総研18;小説という形で出版したことにについて著者「私自身は直接、間接で無理やり再稼働しようとしていることを見聞きしているが、これを事実として出版した場合には、自分が直接見聞きしたことを出したこと、が国家公務員法との関係でも問題が出てくるかもしれない。」

2013-11-28 12:17:59
mai @jrmmnisi

そもそも総研19;「また、間接で見聞きしたことはウラがあるのか?と言われる。」「秘密保護法が通ってしまうと、今回間接的に見聞きして書いたような情報は、今後は自分の耳には入ってこなくなってしまう。」

2013-11-28 12:20:45
mai @jrmmnisi

そもそも総研20;玉川氏「今日のむすび;心ある官僚たちよ!どんな国になっても、『真実』を国民のために伝えてほしい。どんな手法でもいいので」 「秘密保護法が通ってしまうと、真実にせまるような小説ですら書けなくなってしまう、と著者である若杉さんがおっしゃっておられたのが印象的でした」

2013-11-28 12:25:28