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春日市立春日西中学校「よのなか科」参加報告

福岡の春日市立春日西中学校で行われた「よのなか科」の授業(テーマ:少年法について考える)の参加報告です。
法律 宮台真司 少年犯罪 藤原和博 よのなか科 少年法
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倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:53:40
index12:春日市立春日西中学校「よのなか科」参加報告(2007年) http://t.co/rsWGe5Pfc3 #twnovel
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 21:55:41
 東京都杉並区立和田中学校で、藤原和博校長がとても興味深い試みをされています。その中のひとつに「よのなか科」の授業があります。学校で語ることがタブーとされているようなテーマを表沙汰にし、生徒が自分の力で考えて納得いく答えを導き出す、という授業です。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 21:56:29
たとえばそこで扱われるテーマは、自殺問題、一個のハンバーガーから経済を考える、ホ-ムレス問題、宗教、結婚と離婚、ヒト・クローン、そして少年犯罪、等など。その試みに賛同した教師たちが、本家・「よのなか科」の方法論を採用して、実際に授業をされています。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 21:57:36
そんなチャレンジのうちのひとつで、2007年3月8日、春日市立春日西中学校で行われた、第28回福岡版「よのなか科」の授業に参加しました。  「よのなか科」には参観という態度はあり得ない、あるのは参加だけだ、とは藤原校長の言ですが、僕も生徒さんと一緒に学び、考えました。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 21:58:25
授業は3年生の社会科選択として行われ、大津圭介教諭が教えています。この回のテーマは「少年法について考える」。2000年8月に大分県で実際に起きた「大分一家6人殺傷事件」を採り上げ、保護観察、少年院送致、検察官への逆送という3つの立場に分かれて話し合います。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 21:59:01
しかしさすがに事件が重大なせいか、保護観察が妥当とする生徒は誰もいませんでした。僕は少年院送致のグループに入りました。このグループの意見の特徴は、犯行に及んだ少年A(15歳)の不幸な生い立ちに同情的であること。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 21:59:39
彼の両親の仲は険悪で、母親はAを疎んじ、父親はAの兄をかわいがって彼には辛く当たり、激しい暴力を振るっていました。そしてもうひとつ、更生は可能で、そのチャンスを与えた方がいい、と思っていること。グループ内での意見交換が終わったら、検察官への逆送のグループとのディベートに移ります。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:00:47
このグループの意見の特徴は、犯行があまりにも残虐だという点を重く見ていること。そして、更生の可能性に懐疑的であること。  だいたい論点が出尽くしたところで、ゲストティーチャーの弁護士おふたりが、少年院送致、検察官への逆送各々の立場で主張をなさいました。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:01:28
前者は、生命の大切さを実感できないような不遇な家庭環境であった点。そして、親から離れられるので、逆に彼にとっては刑事罰は楽なのかもしれない、といった点を主張。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:02:11
後者は、被害の重大さ、少年は善悪の分別がついており、責任は充分問えるという点、そして更生のためにも刑事罰を与えるのが妥当、といった点を主張。ここで、この両者の主張を聞いて、意見が変わったら、グループを移動するように大津教諭から指示が出ます。何人かの生徒が意見を変えました。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:03:40
逆送から少年院送致に変わった生徒は、刑事罰が必ずしも本人にとって苦痛になるとは限らない、という弁護士の主張が琴線に触れたようでした。  最後に、弁護士おふたりが、いろいろな視点で事件を見てみることが大切だ、ということを生徒さんたちに語られました。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:05:46
そして、この事件の実際の判決は、医療少年院送致だったことを告げられました。  僕も感想を求められました。刑事罰が妥当とする立場は、どちらかと言えば被害者寄り、少年院送致が妥当とする立場は、どちらかと言えば加害者寄りの観点に立っていると思ったので、
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:08:35
僕は別の観点からだいたい次のように話しました。  司法には、大きく分けて2つのタイプがある。「法律的(応報的)司法」と「修復的(回復的)司法」である。前者は、やられたらやり返す、ということ。後者は、被害者感情を考えて、加害者と被害者の「和解」を目指す、ということ。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:09:53
和解、と言ってもそうそう簡単なことではないが……。修復的司法という考え方が出てきた背景にあるのは、これまでの刑事罰、刑務所などが、本当に「効果」があるのかという疑いだ。重罰化は効果があるのか。そういう観点から考えると、このケースは少年院送致がいいと僕は思った。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:10:39
 ところで、本家・「よのなか科」に参加した大人たちが異口同音に語る感想は、こんな授業を中学生のときに受けていたら、自分の人生は変わっていたかもしれない、というものだと藤原校長はおっしゃっていました。大人版「よのなか科」をやってみると面白いのでは、と思いました。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:14:50
  <参考HP等> 藤原和博の「よのなかnet」: http://t.co/03ePIkRcmy   <参考文献> ハワード・ゼア/西村春夫、細井洋子、高橋則夫監訳『修復的司法とは何か  応報から関係修復へ』新泉社、2003年。
倉沢 繭樹 @mayuqix 2013-11-28 22:15:33
藤原和博、宮台真司『人生の教科書 [よのなかのルール]』ちくま文庫、2005年。

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