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「ソ連型システム崩壊から何を汲み取るか──コルナイの理論から」の漁業部分に関して

以下の7ページ目、「沿岸漁業はなぜ漁業者が自己経営するのか」の節に関して ソ連型システム崩壊から何を汲み取るか──コルナイの理論から 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 http://synodos.jp/economy/6279/
経済 批評
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勝川 俊雄 @katukawa
文章全体を通してみると、なかなか面白いし、勉強になったのだけど、漁業の部分は、あまりにも「想像」と「思い込み」ベースで書かれていて、仰け反ってしまったよ。 http://t.co/TincqFTgTd
勝川 俊雄 @katukawa
投資をした以上、利潤を得る努力をするはずで、「素人の自分たちよりも、現場を熟知した人間に操業は任せる」というのが、投資家にとっても合理的な判断のはず。
勝川 俊雄 @katukawa
「自営漁業の方が企業漁業よりも、海難事故が減る」という話は聞いたことが無い。日本の漁師は自営で販売する余力がないから、買いたたかれているのです。企業なら、ちゃんと営業をして、もう少しマシな価格で魚を売るだろう。
勝川 俊雄 @katukawa
日本の沿岸漁師は、魚価が安くて、経営が成り立たないから、時化の時にも漁に出ざるを得ず、それが海難事故の一因となっている。
勝川 俊雄 @katukawa
一方、ニュージーランドでは漁船の海難事故は少ないのだけど、それは漁獲規制が厳しいから。ITQ制度によって、個々の漁業者の漁獲量に上限がもうけられているので、わざわざ時化たときに魚を獲りに行く漁師はいないのだ。
勝川 俊雄 @katukawa
アラスカのダッチハーバーのカニ漁業も、2005年に個別漁獲枠制度を導入してから、時化の時に漁に出る船が激減して、海難事故が少なくなった。
勝川 俊雄 @katukawa
「ハリケーン・チャック」という時化が好きな船長がいて、彼の船だけは嵐が来ても出港するそうだ。
勝川 俊雄 @katukawa
まあ、結局のところ、「自営か、企業か」はクリティカルな問題では無い。生物資源の再生産を保証するような規制があるかどうかが問題なのだ。ノルウェーは自営が中心で利益を上げているし、NZは企業が中心で利益を上げている。日本は、自営も企業もどっちもじり貧。

コメント

欠点’s @weakpoints 2013年12月5日
家族経営だから次代の担い手(猟師の子供)が確保されていたように思えます。企業化すると新規参入が減って人材不足に拍車がかかるのではないですか?
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