《「特定秘密保護法」の目的は何か》

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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

報道ステーションでテレビ朝日政治部長が、「特定秘密保護法の推進をしているのは、警察系の人間である」と語っている。 それに沿って考えると、私の頭には浮かび上がることが幾つかある。 警察・検察関係ならば、現在、どうしても、新しい法律を急ぐ理由があるのだ。

2013-12-05 22:15:46
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

昨年末のことを思い出してほしい。 オウム真理教関係の最後の重要被疑者が、警察に自首してしまったのだ。 これによって、オウム真理教に関して、「新しい脅威」を喧伝することが非常に困難になってしまったのだ。 結果、警察の公安関係は、存在理由を失うのだ。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:18:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今時、「過激派」と名づけられた勢力が、現実の市民生活に有害な事を実行できるとは私は思わないし、実行するとしたら監視してきた公安警察が無能であったことを示すだけだ。 サリン事件が起きなければ、1995年過ぎに公安警察は「仕分け」される危機にあった。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:21:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

公安警察にとって幸運なことに、そして被害者にとっては不運なことに、 オウム真理教はテロを実行してしまった。 公安警察は、新たな仕事の分野を獲得し、存在を継続できることになったのだ。しかも、公安関係は、警察内部の出世コースでもあると聞く。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:24:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

しかし、オウム真理教だけで、いつまでも公安警察の組織と優位性を保てるわけはない。かといって、新たなテロ集団などというものが都合よく現れてくれるわけもない。 公安警察が、永続的に仕事をするための、新しい仕組みが必要なのだ。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:26:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

一時は、公安警察は、風俗営業法の強化と「半グレ」対策あたりで生き残りを考えたのかもしれない。 しかし、取り締まれば簡単に地下に潜る上に、組織的なつながりを維持しない「半グレ」は公安の仕事場としては不安定だ。ダンス規制は、笑いものになった。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:28:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

公安警察として望ましい仕事場は、どのようなものか? それは、大げさに表現しようとすれば「治安の維持」とか「国家の危機」とかに対応できるものであることが望ましい。 同時に、今後安定した仕事量が望めるように、固定されない仕事範囲であることが望ましい。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:32:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今回の「特定秘密保護法」というものは、そう考えると、公安警察にとって、非常に都合が良い。 対象となる秘密の範囲を定めていないのだから、仕事がなくなれば新しく法律を決めなおさずに、別な対象を相手にすることができる。  @karitoshi2011

2013-12-05 22:36:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

さらに、「特定秘密」に関する会議を各省庁の幹部集合でできるとすれば、各省庁にとって、公安警察の存在感は、これまでよりもはるかに大きいものなるだろう。 公安警察にとっては、まさに未来永劫の仕事を保障できる素晴らしい法律が「特定秘密保護法」なのだ。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:41:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

もちろん恩恵を受けるのは警察組織全体だろう。 再就職先のおこぼれは、公安以外の部門にもばら撒かれるだろう。 防衛関係にも、分け前は行くだろう。 となれば、警察全体でこの法律を後押ししないわけには行かない。 防衛省関係も協力するだろう。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:43:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私はこれまで、「特定秘密保護法」を、防衛関係が主で治安関係が従なのだと思ってきた。 しかし、主従が逆だとすればどうだろう? 今回、「担当大臣」にされた森議員は弁護士出身であり、当然法曹関係や警察関係の知人は多いはずだ。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:47:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「特定秘密保護法」が、公安警察の存続がらみなのだとしたら、法律が成立した後、問題は想像以上に、かなり厄介なことになるだろう。 何しろ、本来ならば存在が必要がない治安組織を維持するための法律になるわけだから、「必要」に応じて対象が伸縮する。  @karitoshi2011

2013-12-05 22:51:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そして、公安警察の存続がらみだとしたら、もう一つ納得できることがある。 なんとしても今国会で成立させようとしている理由だ。 公安警察用の予算を、来年度に確保するためには、年内に仕事のめどを作らなければならない。そのためには、年内成立が必要なのだ。 @karitoshi2011

2013-12-05 22:53:40