Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura 氏による福島第一、二原発見学報告ツイート

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

今日は朝4:30に家を出て福島へ。福島第一原発観光地化計画の延長で福島第一原発、第二原発を見学。東浩紀さん、津田大介さんらと。23:00すぎ事務所着、打ち合わせを終えるなど。

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ゲンロンカフェで報告会をやっています。 http://t.co/eXcg9yZHV5

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これまでフクイチ観光地化計画で5回福島に通いましたが、発電所の敷地内に入ったのは初めてでした。9:00Jビレッジ集合、説明を伺った後、まず第一原発の廃炉作業見学、その後第二原発へ。第二では原子炉の建屋内部の格納容器の中にも入れて頂きました。

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危機一髪で無事だった第二と、爆発してしまった第一。両方見ることで原子力発電所のことがよくわかりました。

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福島第一の現在は非常に統率の取れた現場という印象。10兆とも言われる廃炉費用を考えるとリニアより大きい現場。日本で最も大きな現場だとも言える。

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第二ではシミュレータでの訓練も見せて頂いたが、地震が発生し、余震があり、津波があり、電源が次々に喪失されて真っ暗になって行くなかでの意思疎通の訓練はとても緊迫感があった。

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印象的だったのはモーターの交換や瓦礫の撤去を自分たちでできるようにという訓練。福二では震災当時、東電社員500人と作業員2000人が働いていたが、作業員が次々引き上げてしまい外注に依存していてはまずい、と訓練するようになったという。

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この統率の取れた、緊張感に満ちた集団にどこに隙があるのかと思うが、これも事故を経てのことなのだろう。事故がなかったら現在の雰囲気は生まれたかどうか。

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廃墟となった第一と無傷の第二。わずかな差だったのだと思うが、もし第一が無事だったら、今日のように統率の取れた組織が生まれ、情報が積極的に公開されることもなかったのかも知れないと考えると複雑である。

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廃炉作業の現場は安全対策が最優先で費用は二の次、という雰囲気に驚くなど。廃炉作業だけでなく、汚染水対策にものすごい費用が投下される。普通の現場なら何か試みるとしても費用の調整がセットだが、例えるなら勝利が最優先される戦時中というのはこんな感じなのだろうか。

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第一の見学は事故現場の巡回であり、ダークツーリズムそのものだったが、第二は未来都市のイメージそのままであり、様々なギアを身につけ、次々とゲートをくぐっていろいろな建物を回る経験はまるで万博だった。椹木さんではないが戦争と万博、45年と70年が圧縮されたような経験。

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これからの日本は廃炉作業と同じような、廃止の工事が多発するだろうから、その意味でも福島第一の現場を見ることは日本の未来を見ることなのではないか。そこを希望の場所にするという観光地化計画のヴィジョンはやはり間違っていないと感じた。

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というわけで今回の視察をコーディネートして下さった津田さん、東さんほか関係者の皆様、そして詳細な説明でご案内下さった石崎代表はじめ大勢の東電社員に方々に感謝したい。

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『福島第一原発観光地化計画』情報はこちら。 http://t.co/gWJePnDlSK