+中道右派、右派の安全保障論

まとめました。
国際 自衛隊 国際政治 安全保障 外交 尖閣 中国 政治 防空識別圏
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林 信長 @H_Nobunaga
昨日は航空自衛隊の元幹部の人の話を間近できく機会があり、どんな反中論をきけるのかと思いきや、「日本の軍隊は機材調達も戦略も何から何まで米まかせ、こんなんではダメ」と以外にも”反米論”だった。
林 信長 @H_Nobunaga
事情通にそのことを話すると、即座に「航空自衛隊にはそもそも反米論の人が多い」という答え。なぜなら、戦後50年、「専守防衛」ということで、航空自衛隊は「基地の上だけ飛んでおけ」とほとんど役割を与えてもらえず、攻撃能力などもすべて米の機材でコントロールされてきたから、だそうだ。
林 信長 @H_Nobunaga
逆に陸上自衛隊は米に対してはニュートラル。海上自衛隊は昔から米と一緒に活動してきたため、かなり親米で米軍からの信頼も厚いらしい。確かに、米軍の作戦に実際に参加してきたのは、ほとんど海上自衛隊だった。海上自衛隊は技術・戦術的にも英より上で世界トップレベルらしい。
林 信長 @H_Nobunaga
一言で自衛隊といっても三軍でまったく政治的ポジションが異なることをきいて勉強になった。ちなみに、陸上自衛隊と米海兵隊は最近接近しはじめたらしい。尖閣の問題などで上陸作戦などの演習をするようになったから、とのこと。
林 信長 @H_Nobunaga
もちろんその元航空自衛隊幹部の方、「いつ暴発するかわからない国」と反中論も激しかった。ただし、日中開戦論なんていうのは軍事戦略上はまったくあり得ないと断言。なぜなら、自衛隊と人民解放軍の局地戦における戦力の差はまだ10年は埋まらない、負ける戦を中共は絶対にしない、と。
林 信長 @H_Nobunaga
逆にいえば、次の10年で日中の軍事的優位性は局地戦においても逆転する、と。だから、次の10年にむけて自衛隊が法律面も含めてどう「戦力増強」するかが大事なんだ、という説。根本はやはり「中国脅威論」だった。
林 信長 @H_Nobunaga
次はもうちょい現実的で、アジアの安全保障は米、中、日のパワーバランス(三国志、と喩えていた)で成立する、と唱える中道右派の衆議院議員の方の話。こちらも基本的には中国脅威論なのだけども、力で封じ込めるというよりは、パワーバランスをとりながらうまくつきあうしかない、という感じ。
林 信長 @H_Nobunaga
彼の中国脅威論の根拠は95〜96年にかけて発生した「台湾海峡ミサイル危機」。反中の李登輝の総統選挙にプレッシャーをかけようと、人民解放軍が台湾海峡で実戦にちかいようなミサイル演習を毎日のように展開。台湾国民にプレッシャーをかけた。
林 信長 @H_Nobunaga
それに怒った米軍が空母インディペンデンスを含めて2機の空母を台湾海峡に派遣。空母を一機ももたない、圧倒的に戦力に劣る人民解放軍は撤退せざるをえなかった。人民解放軍にとってこの撤退事件は、その後の「臥薪嘗胆」ともいえる軍事拡張の起点らしい。
林 信長 @H_Nobunaga
+【図解・国際】中国国防予算の推移http://t.co/HcLZmdQCCh グラフは2001年からだけど、恐ろしい勢いで伸びている。「台湾海峡ミサイル危機」が起点なのであれば、やはり軍備拡張を続ける中国の悲願は台湾奪回なのだと思う。
林 信長 @H_Nobunaga
そしてその議員が言っていたのは、恐るべき事に中国はこの膨大な軍事予算とほぼ同額を、国内のデモ鎮圧などの治安維持にも費やしている、と。中国政府は外と内に相当の緊張をもちながら、危ない橋を渡っている、という議論。こちらは現実的な「中国脅威論」だろう。
林 信長 @H_Nobunaga
中国との貿易関係を考えると、ソ連を封じ込めたようには中国を封じ込めることはありえない、とその議員。だから、「暴発の可能性が高い、でも経済関係を維持しなければならない」というバランスのとれた視点で中国とうまくつきあう必要がある、と。ただ、「親中」よりは「親米」だろうとも。
林 信長 @H_Nobunaga
日本と中国は米を介してよきライバル関係を維持することが、アジアの安全保障につながる、というバランスオブパワーの考え方。なぜなら、中国は放っておくと領土拡張主義だから、ある程度の緊張関係をもってそれをとめる必要がある、とその議員。
山本大作 @badjoe2015
@H_Nobunaga それ、誤解ですね。日本も防衛費と同額近い警察予算ですよ。誤解の元は警察庁予算だけと比較しているから。ご承知のように日本の警察の実働部隊は警察庁じゃなく、都道府県警察です。
林 信長 @H_Nobunaga
南シナ海でなぜ中国が半世紀もかけて次第に南下政策をとっているのか。実は「海洋国家」としての中国は南方を様々な島々で塞がれており、そこを半世紀かけて大きく開く必要がある、というのは80年代の初頭のまだ何も軍備がなかった時代、中国共産党内で議論があってきまった国家戦略だ、と。
林 信長 @H_Nobunaga
南シナ海で過去に起きた事は、当然そのまま東シナ海でも起きる、と。尖閣問題はなにか偶発的な事件ではなく、中国の半世紀にわたる海洋国家政策の中に位置づけられる、という議論だった。彼の中国脅威論はこういう具体的な感じ。
林 信長 @H_Nobunaga
長期的にみると、米はアジアの安全保障から一歩引かざるを得ない、という議論もやはりあった。中国軍、中国政府関係者はよく日本の安全保障のキーマンに、「アジアで無理無茶を言う米から離れて、日中が手をむすんでアジアの安全保障をやろう」と普通に声をかけてくるらしい。
林 信長 @H_Nobunaga
その衆議院議員の考え方は、たしかに米は表でいわれているより日本に無理無茶言うけども、海洋覇権国家を目指す中国にとって、どう考えても南海への道を大きく塞ぐ日本は「脅威」にみえているはず、彼らの「親交しよう」はやはり信用できない米のがマシ、という意見だった。
林 信長 @H_Nobunaga
以上が中道右派の安全保障に対する考え方。こういう考え方からはNSCや秘密保護法案が必然的にでてくるのはよくわかる。こういう中道右派の安全保障の考え方に対し、中道左派が逆にどう応えるか、それが重要。「平和憲法を護れ」ではどうも具体性もないし説得力もない。事実とヴィジョンが必要。
林 信長 @H_Nobunaga
参考になったのは、中道右派のその議員が中国の成長と中国共産党の見事なハンドリングをそれなりに評価していること。ただし、だからこそ中国は簡単に日本と手を結んでアジアで安全保障、なんて考えてない、と。賢く強い中国とはそれなりに戦略的につきあう必要がある、という考え。
林 信長 @H_Nobunaga
右派・左派限らず、中国が本当は何を目指しているのか、そのホンネを知る必要があると思った。表面だけでみると、「拡張主義」、「海洋国家政策」、「台湾奪回」となってしまう。中国は思想で動く国なので、やはり毛沢東にはじまる中国共産党の根本思想を理解する必要がある。
林 信長 @H_Nobunaga
他方で、現実的に中国が直面している、民族問題、貧富格差問題、人権デモ問題、なども注視しておく必要がある。どんなに「思想」があろうが、中国共産党といえでも唯物論にはやはり勝てないからだ。不測の事態はやはりありうる。
林 信長 @H_Nobunaga
こう考えてみると、中国共産党にとって日中の「歴史問題」というのは、中国が日本を牽制するための外交カードの一つにすぎないのかも。ホンネでは何とも思っていないのかもしれない。
林 信長 @H_Nobunaga
でも、こういう安全保障の話も、テクニカルな前提が沢山あって、前提がかわってしまえばまったく違う話ができる。例えば、日中米、三国志、と表現していたけど、そもそも米がやる気をなくしてしまってアジア安全保障から出て行ったらどうなるか。もしくは米中が急接近したらどうなるか、など。
林 信長 @H_Nobunaga
つまり先ほどの日中米三国志論、米とむすびつつ中国と良きライバル関係、という安全保障政策は、そもそも米にアジア安全保障に関心を持ち続けてもらい、中国と米もそれなりの緊張関係をもちつづけてもらえるように、日本が外交しておく必要がある、ということ。
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コメント

欠点’s @weakpoints 2013年12月8日
田母神さんのような人がいる時点である程度、反米志向の人がいるのは驚くに値しないけどね(公言はアウトで逝って良し)
cinefuk 🌀 @cinefuk 2015年4月29日
「航空自衛隊は反米」ここは次次期F-Xに今度こそ欧州機を #悲願
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